他人の悪口を言うと他人ではなく言ってる本人の方が嫌われる<一般的には職場では悪口を言わざるを得ないような状況が常に発生>
タモリさんは、物事をはっきり言う人であるが、決して他人の悪口は言わない。
高校に入った頃から有名人になるための練習を始めましたから、有名人の悪口を言わないようにするんです。俺も有名人になるんだから、他の有名人の悪口を言うのはやめようと、思いましてね。(ミセス 1995年7月p150)※注意1※
彼が有名人になったのは、理にかなっている。「引き寄せの法則」というので説明できるのだ。「この法則を一番簡単に理解するには、自分を磁石だと考えると分かりやすいでしょう。磁石は物を引き寄せるからです。」ジョン・アサラフ 「引き寄せの法則は基本的には自分と似たものが引き合うということです。・・私たちは今、実は思考レベルの話をしているのです」ボブ・ドイル ・・・「引き寄せの法則」は類は友を呼ぶといっています。ですから、あなたが考えていることと似た思考を引き寄せます。※注意2※
引き寄せの法則によれば、あなたが悪口をいえば、周りに悪口をいう人があつまってくるというのです。あなたがそういう人だから、いやなことを引きよせてくるのだという。一時期、はやった「引き寄せの法則」であるが、これはこういう世の中の制度であるということを前提にしない限り、説明したことにはならない。もっといえば、神がこういう仕組みを作ったのだから、これに従えば運命もそれに従うということである。一面「神秘的」な考えでもある。私みたいに年をとってくると、そういうこともありかなあと納得できるのであるが、若い人たちには、一定の前提を必要とするので、これでは説明したことにはならないという人もいるだろう。
そこで、学者の行った「心理学的実験」を挙げて説明することにします。オハイオ州立大学のジョン・スコウロンスキは、ある役者に自分ではなく、第3者について述べたビデオを被験者にみせてみた。具体的には、その役者に「あいつは(第3者のこと)は動物がきらいでね、犬を見かけると必ず蹴とばすような人間なんだよ」と言わせたのである。すると、犬を蹴とばす第3者ではなく、被験者は 役者の方を嫌な奴だと認識したという。※注意3※ ここで言えることは、他人の悪口を言っていると、言ってる本人が嫌な奴に思われてしまうことである。そうなると、悪口を言っているその人とその周りとの関係はバイアスのかかったものとなり、正常な人間関係を築けなくなる可能性があるのだ。
社会を引退した身の私が職場での自分を振り返ると、ずいぶん愚痴や他人の悪口を言っていたなあと思う。職場では、仕事をやっていく上で考え方の違いなどから衝突することがしばしばである。そこを上司なりが調整しながら仕事を進めていくのが職場なのであろう。そういうことから言えば、愚痴や悪口を言わざるを得ない状況が常にあるというのが職場であるといっても過言ではないのだ。普通に職場で過ごしていると、ついつい悪口・愚痴の類が出るのは、普通にあることかもしれない。※注意4※ 私事、ある日、課長の決断に疑問を感じ、ついつい課長の悪口をしゃべっていたらそこにいないと思っていた課長がそこにいたのである。それから、それを恥じて一切愚痴・悪口の類はしないと決心したのだが、よほど心に決めないとそこらへんに常に発生の源はあるので、難しいということが分かった。会社には、他人の悪口等は一切口にしないという人がいるが本当に尊敬する。
「嫌なことが起きるということは、ちょっと嫌なことがあると人の悪口をいったりするからなの。自分がそういう性格だから、嫌なことを引き寄せてくるんです。人の悪口とか、愚痴なんかを言わなくなると、人生は変わるよ。自分が変われば、すべて変わるようになっているんです。」※注意5※ タモリさんは、ひょうひょうとして何らの悩みもないようにしているように見えるが、この「愚痴・悪口を言わないこと」を彼が心に誓ったことから、現在のタモリさんが出来上がったのかもしれない。
※注意1※ タモリさんに学ぶ「人生後半」に生きるコツ 内藤誼人者 廣済堂出版 p188/189
※注意2※ ザ・シークレット ロンダー・バーン著 角川書店 p23・24
※注意3※ タモリさんに学ぶ「人生後半」に生きるコツ 内藤誼人者 廣済堂出版 p189/190
※注意4※ 確認しておくが、「会社内での他人の悪口」とは、会社のルールにのっとり正々堂々と議論を戦わすことは含まれず、相手のいないところで相手を批判することを言うものとします。
※注意5※ 斎藤一人俺の人生p24 そして、次のように付け加えます。「人の悪口を言わないための修行」だとかんがえればよいといいます。ここでの「修行」とは、たとえば彼がよくいうところの「滝に打たれる修行」とみなすことのようです。
タモリさんは、物事をはっきり言う人であるが、決して他人の悪口は言わない。
高校に入った頃から有名人になるための練習を始めましたから、有名人の悪口を言わないようにするんです。俺も有名人になるんだから、他の有名人の悪口を言うのはやめようと、思いましてね。(ミセス 1995年7月p150)※注意1※
彼が有名人になったのは、理にかなっている。「引き寄せの法則」というので説明できるのだ。「この法則を一番簡単に理解するには、自分を磁石だと考えると分かりやすいでしょう。磁石は物を引き寄せるからです。」ジョン・アサラフ 「引き寄せの法則は基本的には自分と似たものが引き合うということです。・・私たちは今、実は思考レベルの話をしているのです」ボブ・ドイル ・・・「引き寄せの法則」は類は友を呼ぶといっています。ですから、あなたが考えていることと似た思考を引き寄せます。※注意2※
引き寄せの法則によれば、あなたが悪口をいえば、周りに悪口をいう人があつまってくるというのです。あなたがそういう人だから、いやなことを引きよせてくるのだという。一時期、はやった「引き寄せの法則」であるが、これはこういう世の中の制度であるということを前提にしない限り、説明したことにはならない。もっといえば、神がこういう仕組みを作ったのだから、これに従えば運命もそれに従うということである。一面「神秘的」な考えでもある。私みたいに年をとってくると、そういうこともありかなあと納得できるのであるが、若い人たちには、一定の前提を必要とするので、これでは説明したことにはならないという人もいるだろう。
そこで、学者の行った「心理学的実験」を挙げて説明することにします。オハイオ州立大学のジョン・スコウロンスキは、ある役者に自分ではなく、第3者について述べたビデオを被験者にみせてみた。具体的には、その役者に「あいつは(第3者のこと)は動物がきらいでね、犬を見かけると必ず蹴とばすような人間なんだよ」と言わせたのである。すると、犬を蹴とばす第3者ではなく、被験者は 役者の方を嫌な奴だと認識したという。※注意3※ ここで言えることは、他人の悪口を言っていると、言ってる本人が嫌な奴に思われてしまうことである。そうなると、悪口を言っているその人とその周りとの関係はバイアスのかかったものとなり、正常な人間関係を築けなくなる可能性があるのだ。
社会を引退した身の私が職場での自分を振り返ると、ずいぶん愚痴や他人の悪口を言っていたなあと思う。職場では、仕事をやっていく上で考え方の違いなどから衝突することがしばしばである。そこを上司なりが調整しながら仕事を進めていくのが職場なのであろう。そういうことから言えば、愚痴や悪口を言わざるを得ない状況が常にあるというのが職場であるといっても過言ではないのだ。普通に職場で過ごしていると、ついつい悪口・愚痴の類が出るのは、普通にあることかもしれない。※注意4※ 私事、ある日、課長の決断に疑問を感じ、ついつい課長の悪口をしゃべっていたらそこにいないと思っていた課長がそこにいたのである。それから、それを恥じて一切愚痴・悪口の類はしないと決心したのだが、よほど心に決めないとそこらへんに常に発生の源はあるので、難しいということが分かった。会社には、他人の悪口等は一切口にしないという人がいるが本当に尊敬する。
「嫌なことが起きるということは、ちょっと嫌なことがあると人の悪口をいったりするからなの。自分がそういう性格だから、嫌なことを引き寄せてくるんです。人の悪口とか、愚痴なんかを言わなくなると、人生は変わるよ。自分が変われば、すべて変わるようになっているんです。」※注意5※ タモリさんは、ひょうひょうとして何らの悩みもないようにしているように見えるが、この「愚痴・悪口を言わないこと」を彼が心に誓ったことから、現在のタモリさんが出来上がったのかもしれない。
※注意1※ タモリさんに学ぶ「人生後半」に生きるコツ 内藤誼人者 廣済堂出版 p188/189
※注意2※ ザ・シークレット ロンダー・バーン著 角川書店 p23・24
※注意3※ タモリさんに学ぶ「人生後半」に生きるコツ 内藤誼人者 廣済堂出版 p189/190
※注意4※ 確認しておくが、「会社内での他人の悪口」とは、会社のルールにのっとり正々堂々と議論を戦わすことは含まれず、相手のいないところで相手を批判することを言うものとします。
※注意5※ 斎藤一人俺の人生p24 そして、次のように付け加えます。「人の悪口を言わないための修行」だとかんがえればよいといいます。ここでの「修行」とは、たとえば彼がよくいうところの「滝に打たれる修行」とみなすことのようです。