元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

年を取ると「年の功」か「短気」か?!

2014-05-07 18:47:33 | 社会保険労務士
 「感謝」「余裕」のある人生を過ごしたいもの

 60歳(還暦)を過ぎても、私の場合は、気が長くなるのかと思っていたら、短期になり、怒りぽくなってきた。短気は損気で、今まで築き上げてきた人間関係をいっぺんに壊してしまう。職場研修の講師をしていた時、受講生に監督者はこれだけがまんすることが必要なのかと言った者がいたが、しかりであると思う。

 怒らない方法を考えたが、「感謝」以外にはないと思う。日頃尽くしてくれる妻に感謝、職場の同僚・上司に感謝、上司は上司なりにあなたのことを見てくれているものだ。自分の事しか考えていない上司しかいないと思っていても、よくよく考えてみると、どこかで職場がうまくいくように行動していることに気づくものだ。そのちょっとした行動に感謝である。なかなか、難しいが、感謝できるところに気づくようにしよう。

 もう一つは、「余裕」である。余裕をもって行動しよう。余裕がなければ、何でもないのに怒りぽくなる。

 東海大学精神科学教授の保坂隆氏が、題名は忘れたが確か「60歳からの・・・」という本の中で、松下幸之助のエピソードを紹介している。

 松下幸之助氏が船着き場を歩いていた時、向こうから大男が来て、ぶつかってしまい、松下氏は、掘割(水路)に落ちてしまったが、「ああ夏でよかった」といったという。秘書が追いかけて、謝らせようかというと、「そんなことをしても、終わったものはしょうがない。元にもどるものではない」といったという。

 また、保坂氏自身が、ある老舗のラーメン店で、注文して待っていたところ、先に待っていた年を召した2人の女性のところより早く、保坂氏のところへラーメンが運ばれてきたという。さらに、次の客にも運ばれてきたという。さすがに、この2人の女性の一方が「ここ待ってんだけど。次の待ち合わせまで時間がないんだけど」とやんわりと言ったという。店員さんは真っ青になったが、店長が出てきて「作っていますので」と言ったが、実は、店員が女性客のところにラーメンを運んできて、注文を通すのを忘れていたことを謝ったという。もう一方の女性が「出てきたからこれでいいのよ。後から店長から怒られるかもしれないけど、頑張ってね」と言ったという。

 これこそ、計画されたOJTではないけれど、OJTのさえたるものとなった。この店員さんは、今後、絶対にこのようなことのないよう反省をし、よき店員になるとを心がけるだろう。

 「年の功」というテーマで、書いてあったが、松下氏や女性2人の年は明らかではないが、自分を顧みて、反省することしきりである。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネガティブオプション(送り... | トップ | 黒田官兵衛は、名参謀か名補... »

コメントを投稿

社会保険労務士」カテゴリの最新記事