松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

久留米高専、デザイン演習

2010-09-13 06:18:00 | 販売奮闘日記
久留米高専のデザイン演習のプレゼンテーションが9日に行われました。

地元企業を対象に生徒達が商品デザイン等を含む提案するというもので、ロォーリングさんや坂田織物さん、つるまるさん、若波酒造さんなどおなじみの方々と一緒に、今回は松山櫨復活委員会も参加しました。

若者が櫨や和ろうそくをどのように理解して感じてくれるのか、そこから市場へどう提案するのか、私も興味しんしんで見守っていました。

若者向けに、小さなろうそくをセットにした商品はどうかな?と思ったりして試作もしてみました。

ところが、試作段階で気づいたんですが、手作りの商品ってのは材料費を削ったからといって思ったほど価格は安くなりません。価格の中では人件費が一番大きなシェアを占めています。

つまりろうそくが半分の大きさだからといって、価格が半分になるかというとそうでもないんですよね。

とはいっても、とにかく若者向けになんとかならないものかという懸念は以前からあったので、まずは生徒さんたちの考えを聞かせて頂くことになりました。

プレゼンでは生徒さんからの提案は「大人の遊び」

和ろうそくというものは、余裕のある大人が楽しむものというコンセプトに立って作られていました。

「大人の遊び」というネーミングはともかく、こちらが期待していた提案とは違ったものでした。

プレゼンの後、生徒さんたちに「なぜ当初の「若者向け」を変更したのか」と聞くと、驚いたことに意外な答えが返ってきました。

和ろうそくは安っぽくしない方がいい。

企業側から若者にすり寄るようなことはしないで、高級感のある今のポジションを保ってほしいとのことでした。

なかなか含蓄のある言葉です。勉強になりました。


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