母の面会に老人ホームへ行ったところ ロビーに一羽の小鳥が居た。多分 セキセイインコ?らしい。どなたかが持ち込んだのか?籠自体が新しいし そのせいか独特の匂いもなかったし…。余計なお世話なので これ以上の詮索はやめた。
こんなに間近に見るのは初めてかもしれない。あまりに美しく鮮やかな衣装を身に着けているので…本物かどうか きっちり見ようとしたら 睨み返されてしまった。
ま 元気そうなので よかったが…。
なにか話かけたらおしゃべりするかな?と いつになく発音に気を付けて コンニチワ…と声掛けをした。こちらのほうは まったく反応がなかった。
幼鳥か?餌は?夜は?…と考えているうちに なんだか 檻の中の一羽がかわいそうになってきてしまって ハタと自分に還り…一羽ぽっち?の目線を振り切るようにして お別れしてきた。…変だが ちょっと気になっているのが 正直なところ。
(様子をみて 施設責任者へ 世話をする人がはっきりしているのか聞いてみる…つもり。昨今の野生化インコ問題は こちらでは寒すぎて過酷だし…さりとて と…。)
「うそ寒の母の孤愁を感じをり:老川俊彦」