25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

若村麻由美

2017年02月17日 | 文学 思想

 若村麻由美の歩き方、足先の角度、内踝をほらとみせるようにする足運びは舞台でみる限り素晴らしかった。元々のものなのか、ある時から意識したのか、好奇心が湧く。直接に訊いてみたいものだと思う。ファンとしては、若村麻由美がなぜ、宗教教団の教主と結婚したのかも訊きたくなってくる。

 この女優は相当なできる女優だと思うが、どのような心理と葛藤で生きてきたのか知りたいと思う。女性週刊誌などは昔取材したのかもしれないが、その頃は興味もなかったから、いまさら詮索してもしかたがない。だが、どのようにして今日に至っているのか知りたい。ミーハーの極致であることはわかっている。

 幾つか訊きたい女優や男優はいるものだ。沢口靖子はなぜ、「科捜研の女」だけなのだろう。やってみたい作品はないのか。名取裕子はどうしているのだろうか。何を思い、何を考えて、日常を生きているのだろうか。

 それは学者た民間の研究家が夏目漱石はどう生きていたか、森鴎外はどうだったか、という好奇心と同じであるように思える。ある女優を透かしてみれば時代がみえるというのと同じようなことだ。

 ぼくにとって嬉しいのは、テレビに若村麻由美が粛々と演技を見せてもらえることだ。

 よいなあと思える俳優。中井貴一。堤真一。若村麻由美。薬師丸ひろ子にはもうひとがんばりしてほしいなあち思う。

 今日は温暖。明日からまた寒くなるという。日の光が明るくなった。中央公民館梅が美しかった。