1629 現実に戻って、先ず、進行中の製品の形をどうするのか、客先と打ち合わせた。天下の何とかという会社の精鋭たちの集団にしては、いい加減なところが多く、私の方から、様々な質問や提案を持ちかけなければ、問題点すら指摘できないようす。すったもんだの末、いくつかの部品は、形と購入先を決めたようだ、そのうちの一部品を私がまかせられるようになるが、その他の部品との整合性を念頭に置き、私が、その形状を決めることになった。
何とか、インドネシアでこの商品が浸透するよう願いながら、この話にはとことん付き合うことにした。
今まで、中国のどこからか知らないが、一つの商品として輸入して、それを、そのまま使おう、また、インジェクションのキャップ兼接続部分も当然、輸入品がモデルになっていた。何だか、変な話、昔、私が若いころは、多くの人々がアメリカで作られていて、日本でも売れそうな製品を持ち帰って、これと同じものを作ろうとした。そして、そのお手伝いを、私もした。
ところが、今、なんと、インドネシアの日系企業は中国から売れそうなものを持ってきて、インドネシアでこれと同じものを作ろうとしている。私が見るといかにも雑に作られたもので、色々な個所でばらつきが大きく、日系企業の受け入れ検査では半分くらいしか、OKにならないような状態、もし、日本国内での取引なら、全品NGになるだろう代物だ。それを、真似しようというのだから、何をかいわんやである。勿論、日本でも、同じものは作られているし、品質も良いに決まっているが、価格の点で中国からになってしまう。
中国からの輸入品はデザインや状態が気に入らない、それは、この会社のスタッフも同じ意見、改良しましょうと言っていた。それなら、全く違った、独自のデザインにしましょうよ、もともと、射出などの部分はインドネシアでできることが分かっていた。そして、PCカバーは私が手伝えるのだから、独自のデザインをして、自分のブランドで売り出せばいい、コピーを作ろうなんてとんでもない話だ。
結局、今日再度の打ち合わせで、全ての部品を独自のデザインにすることに決定した。一週間後に、新しいデザインの商品の部品図ができることになった。ということで、今まで、いくつかのモデルの試作したが、新しい形状の押出部品を作ることになる。インドネシア初の製品の開発に協力することが続く。
バリで出会ったトカゲ。
メダンとバンダアチェの間の山岳部を震源とする地震がありましたね。M6.2の直下型でした。一人の犠牲者
模倣 開発 デザイン
先日のバリ、ニルワナの様子です。