1875 また、話は、がらっと、代わって、カマール マンディ (kamar mandi)は、水浴を兼ねる部屋、カマール クチル(kamar kecir) は、原則として大小便をする部屋で水浴はしない。トイレはどちらでも、どこでも通じる。“トイレ ディ マナ?toilet di mana?”でOK。
インドネシアのトイレについて再び触れて置く、基本的には、川岸や小川や海岸など、自然の水が汚物を流してくれる場所がトイレになる。そして、その場所は、服や食器類の洗い物をする場所でもあるのです。多くの田舎、多くの町を訪ねている私の感覚では、面積でいったら、80%以上がこのようなトイレだと思う。このあたりでは、カリマラン川が典型です。自分の家や敷地内にトイレがある家庭は50%以下だと思う。浄化槽を設備している家は1%もないのでは、と思う。全て、下水というか、側溝というか、とにかく、外に流し出してしまうだけだと思う。
家でも外でも、トイレと水浴びは一体というか、切り離してはならない事らしい。用を足した後は、水で洗って綺麗にすることが当たり前なのです。水を出来るだけ沢山掛けて、左手で洗うのです。だから、カマール マンディ(kamar mandi)水浴室ですが、トイレなのです。一昨日の写真のような形式が普通です。この部屋で大小便をし、体も洗うのです。少なくても、下半身はすっぽんぽんになります。だから、脱いだものを掛ける場所が必ずあります。用を足した後、紙で拭くだけの日本人は不潔、夜、寝る前だけ風呂に入って体を洗う日本人は不潔と言われます。臭いと、鼻を摘ままれます。日本のトイレの実態など想像の外の彼等は、自分たちは、清潔で、環境も汚してなどいないと胸を張るのです。そう言われると、なんて言ってやったらいいか分からなくなる。トイレと風呂場が離れている?とんでもないことらしい。
と、いうことで、最近、洋式トイレを採用している施設が多くなっている。会社のトイレも、ほとんで洋式になってきている。座るところがグシャグシャに濡れている。足を置いてしゃがんで用を足し、そのままの姿勢で、水を流し、手ですくって、お尻を洗うのです。多くの場所には、お尻を洗うための水が出るホースが手に届くところにあります。その勢いがいい水で洗うのです。
また、水で流すから、紙を使う習慣がなかった、今でもない地域がほとんどだ。トイレットペーパーはトイレの中に入れて流してはいけないという、言い伝えがあるらしい。チュッシュペーパーと違って、水溶性だから、流しなさい、と言っても無駄のようで、汚物を入れる容気が置いてあって、そこに、使用済みの紙を入れて置く、もっとも、トイレットペーパーは、汚物を拭きとる役目ではなく、綺麗にした後の水を拭きとるために使用しているので、汚物が付いていない。
そういう機会は日本人にとっては無いでしょうが、明け方、海岸に上陸する時には、注意が必要です。半溶けのウンコがあちこちにあって、避けて歩くことが難しいくらいの海岸もある。コモド島の周辺の島は特に凄かった。
カリマンタンのスンガイ マハカム(sengai mahakam)を上下した時も、両岸は、トイレが連続していた。
http://space.geocities.jp/enplaindonesia/newpage00073.html フォト Sg,mahakam
不潔 川岸 ビショ濡れ