2451 日本にもう一社ありました。大学卒業して直ぐに務めた会社です。当時、西ドイツからの技術導入で、プラスチックの丸棒や板やチューブを作り出していました。そして、数年の内に、すべての装置を私なりの装置に変えた。改良というには、余りのも、原形と違う形にした。固化押出、溶融押出と、成型方法を区別したのは、私が、やはり、日本で初めてだったと思う。両方をしていた会社は、この会社しかなかったと思う。素材を作っている会社は他にもあったが、エンプラの溶融押出し成型ができる会社は、ここしかなかったというより、私ともう一人しかいなかった。
6ナイロン、66ナイロンのプロファイルは、完全に、日本では草分けでした。11ナイロンや12ナイロン、PCやPOMのチューブやプロファイルも同じような、状況だったと思う。私がその会社を止めてから、何回は、訪問しているが、20年後に訪問した時には、私が作った装置から変化していなかった。ということで、その後、20年以上、訪問していないが、どうでしょうか、同じ製品を作っていれば、方法は変わっていないと思う。特に、丸棒、板の製造方法は、そのままだと思う。だから、今の従業員、私が考えた装置ということは知らないで、使っていると思う。私ですよ。その装置を考えたのは。組合の執行委員長もやりましたよ。
http://island.geocities.jp/enpla_indonesia/newpage0069.html
http://island.geocities.jp/enpla_indonesia/newpage0060.html
社名が変わっていますね。
インドネシアの今の会社、現在、輸入原料を使う製品が多く、今までは、US$で見積もりを提出してそれで、取引をしていた。ところが、この頃は、Rp取引を義務付けられている。そこで、順次、Rpでの見積もりに換える作業をしている。これが、結構、面倒だ。Rpのレートが安定しないので、どのタイミングのレートを使うのか、また、価格の見直しをどんなタイミングでするのか、一定期間を決めるが、異常に乱高下した場合を想定して、何%以上変動で見直すのか、二通りの方法があるし、両方を適応する方法もある。その取り決めもしなければならない。前ダイレクター、何もしていないので、新ダイレクターさん、大変である。
先ほどは、二社にニューアイテムのサンプルを提出してきた。押出し製品というものは、カットした状態で収める場合が多い。両端の仕上げについては、無関心ではいられない、どういう状態でも、長さがOKならOKというわけにはいかない。ナイフカッターで、自動的にラインで着る製品は、バリは目立たないために、何もしないで梱包、集荷してしまうが、硬かったり,厚かったり、大きかったりする製品は、長く、丸鋸で、切っておいて、後工程で。求める長さに、また、丸鋸で切ることになる。その場合、どうしても、バリが出てしまう。パイプでもプロファイルでも同じこと、その後、バリ取りの作業がある。これが、なかなか面倒、そして、限度見本は有るが、客先のQCの担当者に依って許容程度が異なるので、厄介な代物だ。こちらの作業車も、仕上げの程度が異なる。何十年やっても、この問題が完全に消えることはない。
ここもある工業団地の導入道である。どこかわかりますか、スルヤチプタです。ジャカルタからこの工業団地辺りまで高速鉄道は東に向かって来て、次の工業団地、ブキットインダーやチカンペックの手前で、南に向かうでしょう。
素材 固化 バリ