2457 インドネシアでは、新聞には小さく紹介されているかもしれないが、私は読まないので知らない。ノーベル賞に関するニュースは、全く見ていない。会社の人間に聞いても、ノーベル賞って何?である。クイズ百人に聞きましたではないが、50人以上に聞いた、アルフェッド ノーベルという人を知っていますかと、全員が知らなかった。英語、アラビア語がペラペラのダルマ プルサダ大学出身者や日本に5年いて、日本語や経済学を学んだユニフェスタス ナショナルのサストラ ジャパン出身者にも聞いた。彼等はノーベル賞というのは、聞いたことがあると言っていたが、ダイナマイトやアルフェッド ノーベルを知らなかった。
ところで、文学賞、村上春樹さん、また、だめでしたね。文学賞は、純粋文学というより、政治的な要素を含んでいるので、政治的要素が薄い文学は対象になりにくいのかもしれない。今回の人も政治色が感じられる。
引取機、自動カッター引取機兼自動カッター、インドネシアバージョン。軟質塩ビPVCの小型プロファイルやチューブ用である。S-PVCの押出成形会社は、少なくとも20社はある。主な製品は冷蔵庫のガスケット(ドアの内側に張り付いている額縁の形、中に磁石の細い板が入っていて、ドアの隙間を無くす役目をする)とチューブ(電線や何かを送るチューブの結束や保護の役目をする)だ。この生産は、技術は、いらないので、品質と価格の競争になる。原料も安く手配できて、コネも肝心だし、裏金も動く。MSDSに関しても、最初だけ、取り寄せて、安い原料に変えてしまう。受け入れ側もそれを、黙認している。日系企業であっても、インドネシア人同士の取引は、相当、いい加減なものだ。
先ほど、納入前の試運転チェックをしてきた。前ダイレクターが、手付金を払って、口頭で、注文をしたのが4月末、それから、ずっと,放っておいて、私が何度、催促しても知らん顔を通されていた。結局、彼が居なくなって私がメーカーに確認したら、その装置は、他社に売ってしまった。前ダイレクターからはPO(注文書)を貰っていないという。恐れ入ってしまった。その他社というのが、その前ダイレクターが、ひそかに、準備をしていた会社だそうだ。このメーカーも、いい加減な会社だと思うが、仕方がないから、POを直ぐにだして、直ぐに装置を作るように促したのが、先月の中ごろでした。そして、チェックに漕ぎつけた。早いものである、20日くらいでできてしまう。それが、4月に頼んでおいたものだから、不思議な奇妙な話である。まともじゃない。これは、中古の押出機にも同じことがいえる。
装置自体はシンプルで、引取の力もいらない、ロールの引取り、上下する剃刀の刃で切断し、短いベルトコンベアーで、ふにゃふにゃの製品がどこにも引っかからないで、落ちるようにしてあるだけだ。価格はRp41Juta(35万円くらい)である。
装置は、こんなものである。見てくれもシンプル、これで充分、インドネシアの塩ビの押出屋さんは、全て、これを使って入る。私たちが何故、これを必要としたかというと、ちょっと割が良いS-PVCチューブの注文を、日系企業から、受けているからだ。ナイフが回転する自動カッターを使っているが、これでは、もったいない。他のちょっと硬めのチューブやプロファイルのカットものに使いたいからでした。
試運転の結果は非常に良かった。ところが、早速、納入してもらうというわけにはいかなかった。向きが違うのです。これを見て、向こうから引っ張ってくる向きになっているのです。私の装置は、22歳で扱った時から、押出し(引っ張り)方向は、右から左なのです。操作を向こう側からできるようにすべての部品、パネルを向こうに付け直してもらうことを頼んだ。私もうっかりしていたが、まさか、向きを最初に言っていなかったとは、思いもよらなかった。それでも、三日ぐらいで改造をしてくれるという。
それで、火曜日に届くことになったが、押出機の改造は終わった、水槽もある、引取機、自動カッターも揃う、で、生産ができるかというと、そうはいかないのが、今のダイレクター、ヒーターの一部が足りないので手配を頼んであったが、どうも、注文をしていない。もう一つ、原料がない。毎月、ほとんど、決まった数量の注文がある製品、当然、原料の在庫があってもおかしくない。ところが、全く今は在庫ゼロ、購入依頼をしたら、注文が入っていないから、入ってからでいいといって、注文しようとしない。二点の関係で、いつ、試験的生産ができるか分からない。一事が万事。
その装置屋まで行く途中、ゴルフ場やジャバベカ6に近い。
軟質 塩ビ 向き