2805 日本からのお客さんと午前中はゴルフ。インドネシアで平日ゴルフは何年振りだろうか、お客さんに頼まれなければ、やることはない。8時半頃スタート、ガラガラ過ぎて、どんどん進む、途中、疲れた人がいて20分休憩した。それでも13時前には終わった。昼食を終わって、工場を見学してもらい、ホテルに送ったのが15時前だった。ホテルは、ジャバベカ2の中のバティクという、最近オープンしたホテルだった。日本人の利用者も多いようだ。近くにショッピングモールはないが、コンビニやマックスはある。
ところで、どうも、目的は、インドネシアに自社の製品を販売する拠点をインドネシア内に作るために、研修生を自社に受け入れ、その人たちの人選に来たらしい。何人かは、バンドゥンで決めてきたようだった。勉強してもらって、インドネシアでの販売担当者になってほしい、或いは、製造技術者として将来はインネシアで工場の責任者になってほしい、ということでした。
私に、まだ、決めていない人がいるので、面接して、採用していいのかどうか決めてほしい、ということも、頼まれた。私は、そのことも含めて、その方たちの考え方、方法に付いて、話をした。
私は、同じようなケースを多く見てきている。印象は、定着した例は非常に少ない。その会社でずっと仕事をしていることはほとんどない。転職したり、独立してしまうのが殆どだ。何故でしょうか。
インドネシア人は、仕事、その会社で、ずっとやってゆこうという意識というか、習慣というか、そういう考えが希薄だから、転職することは当たり前の行動と考えている。
営業にしても、製造にしても、向いていない人、不真面目な人が多い、向いている人、真面目な人に当たる確率は非常に少ない。面接や簡単な適正テストで、それらを判断、評価することはできない。受け入れた人は、研修期間、真面目に、正直に取り組んでいるように見えても、正社員にしたとたん、不真面目の本性が出てしまう人が多い。評価は、社員にして、責任者にした時から始める必要があるが、外れ場多い。当たり外れが多い、そして、外れが多いことを、承知していなければならない。
裏金の世界だから、任せたインドネシア人は、それらのことと、うまく、付き合えなければならないが、研修や日本語ができるということと関係ない。製造や営業能力とは別の世界、出来る人でも、うまく付き合えない人が多いから、そういう立場にいたくなくなり、転職してしまう場合もある。
結局、成功例は少ない、その会社にとって、意味のない投資になる可能性が高い。しかし、インドネシア人の能力を高めるという目的なら、大いに進める。本人にとっては大きなメリットがあるからだ。その会社に執着しないで、自分働き場所を見つける力をつけてやるわけだし、日本での収入は大きいから、身内の生活、自分の将来の生活のための蓄えも多少できる。そいう考えからなら、研修生を受け入れることはおおきにやったらいいと思う。
と、こんな話をした。彼らに期待してはいけない、日本人がこちらに来て、事情を実体験し、しっかり、日本人が現地の責任者になって、牽引しなければならないということを勧めた。
暑かった。日本にはあまりない広々としたゴルフ場で、のびのびと楽しんでもらったような気がする。
研修 責任者 採用目的