エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

長崎・・・鎮魂の一日に同化したい!

2010年08月09日 | 日記
長崎は65年目の原爆の日である。
痛ましく、かつ非人間的な原爆投下から65年経ったのである。



ぼくは、11時02分長崎方向に向かい黙祷を捧げた。
やはり、涙が止まらなかった。

長崎の人々の心から、あの日の悲しみは癒えていないのである。

長崎は、山に囲まれた街である。
そして一番の低地に港がある。

稲佐山に登ればそれが良く分かる。
ここからの夜景は「100万ドルの夜景」と言われる。

坂が多く綺麗な、そして歴史的に貴重な街である。





         長崎の鐘に


      坂を上って
      あなたは振り向いた事が
      あるか

      坂は
      わたしの人生であって
      振り返る事の
      辛さに
      満ちている

      坂は上り切ると
      街を俯瞰させつつ
      浦上天主堂からの
      鐘を響かせる

      坂はいつもそうだ
      坂は
      無機質に傾斜して
      未来への
      道を紡ぐのだ

      あたしは
      振り返らなかった
      65年経っても
      振り返るのが
      怖かったからだ

      長崎の鐘は
      坂を転げ落ちるように
      あたしたちの心に
      鳴り響き
      坂を転げ落ちるようでいて
      街中に
      鐘の音を
      跳ね返しつつ
      鳴り響かせるのだ

      ああ
      長崎の鐘よ
      いま一度
      あたしの内部に入り込み
      あたしを懐胎させよ

      そしてその音色をして
      散華せよ

      時間という
      おぞましくも
      華美なる天女を制御せよ
      理性と知性をして
      散華させよ






歴史を鎮魂しつつ、風化を許さないとの決意を込めて哀悼の誠を捧げるものである。
2010年8月9日


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                     荒野人

熱さも一服・・・しかし植物に異変あり!

2010年08月09日 | 日記
夜来の雨が降り続いている。
台風の雨であろうか?

である・・・としたらこの雨で熱さは追い上げられるかもしれない。
わずかの期待を持ちたいものである。

さて、ぼくたちはいま「熱い熱い・・・!」と言いながら普通に生活している。
ここで言う「普通」とは、通常の生活様式と言った程度の意味合いである。

だがしかし、植物の世界では異変が起きているのである。



エゴの樹である。
葉が枯れている。



欅である。



橡(とち)の樹である。
見事に枯れてしまっている。

30度を連日越えた気温が、この異変を現出させたのであろう。

今日ぼくが驚いたのは、もう一本の樹である。



銀杏の葉である。
あたかも黄色に紅葉しているかのようである。

上を見上げて驚いたのである。

不思議な風景である。



これは枯れている・・・というより葉が炭化してしまったかのようだ。
アオキの葉である。
真黒になっている。

ぼくはこの葉を一葉失敬して帰宅。
玄関で火を着けてみた。



すると枯葉が燃えるのではなく、炭のように着火して燃えていった。
片手で燃やし、片手で写真を撮ったのでぶれてしまった。

見にくいのだけれど、感じは伝わると思うのである。

30度で連日照りつけるとして、葉のでんぷん質はこのように炭化するのであろうか?
不思議である。

こうした現象を見ると、やはり地球の生態系は変わっていくのであろうか。
場合によれば、極めて非科学的な発想であるけれども、地球の地軸がずれていないだろうか?

S極とN極の位置が傾き、ずれているとすればこうした現象は一定程度解明できるのである。


怖ろしい気がするのである。






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