365日怪獣と夏休み

怪獣兄弟に年離れたチビ。そして、怪獣つかいにして、沖縄好きの母えりりん、そして、ハイエース徘徊パパりんのお話。

じじ運転卒業

2019-08-26 15:58:40 | 怪獣母確率70%
父がとうとう車の運転を終了することになった。
両手に杖(ポール)をついて、たどたどしく歩むすがたを目にしながら、もしも事故を起こしてしまったらどうするか?
いや、足腰が不自由だからといって、移動手段をなくしたら、いっそう出歩かないだろう。
運動機能や認知機能の低下によるドクターストップではなく、
情緒面で、運転の不安があるとのこと。
病気の性質的に仕方ない。 
一日一万歩歩いている、多系統萎縮症なんて聞いたこと無いし、医者も驚く進行の遅さらしい。本人の努力もあっての事だが、
やはり、現実的に、衰えてはきている。

筋ジストロフィー的な症状なんで

いつ歩けなくなるのか
いつ飲み込めなくなるのか
いつしゃべれなくなるのか
そして
いつ呼吸できなくなるのか

その日を待つ毎日。

車にのって公園に行き、公園でよく知らないであろう、四季の花を見ながら、よちよち歩く。鬱憤をはらすように、海外旅行に行き、気持ちのバランスを整えている。ときどき医者に止められている酒をノンでは、ひっくりかえり、周りを焦らせる。

現役時代にはバリバリと営業で日本各地を車で走り回り、中卒英語を武器に、アジアあちこちに自社の製品製造、仕入れに駆け回っていた。
その隙間に、釣りやらキャンプやらにわたしら子供をつれあるいてくれた。

今時のバックカントリーさながら、
テイネの山中をスキーで抜けていく冒険なんかもやらかしていた。
ちなみに、当時、わたしのスキー技術はジュニア4級とれたかどうか。父だってお世辞にも級別3級はとれない足前。ひどいもんです。
迷ってしまって、日が暮れる直前に車道に出て、ヒッチハイクで車まで戻るという(^_^;)

そんな調子だから
免停も何度食らったか(笑)

なんか、破天荒で
ハチャメチャで、振り回されるんだよ。
(わたしが、ハチャメチャなのは、確実に血だな。)

てなわけで、そんな人から
車をとりあげるのは
正解なんだけど
正解なんだけど
なんだか、寂しいなあと思ったわけで。
 
木曜日に弟が三重から来て、
一緒に免許センターに向かう。

気持ちが弱ったらダメだな~

9月にメキシコ旅を予定していたのが
車に乗れないという自信喪失から
代わりにわたしに行けという。 

今までさんざん
本当に人生最後の旅詐欺をはたらいてきたいたが
今回は本当かもしれない。
だから、できれば
がんばって行ってきてほしいんだよな。
歩くのがしんどいなら、車イスかりるなり、
見える場所で観光するなり。
食べるのがしんどかったら、無理に食べなきゃいい。

と、思うんで、
なんとか、病気さん 
もう少し待ってやってくれ~
とか、思うのだ。
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1 コメント

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うちは、 (yuki)
2019-08-26 21:51:40
私の父親、89歳。今でも月数回運転。越後の田舎は他の公共交通が無く、病院やスーパーへ行くのでやむなしと、あと1年90歳で返納予定。若い時、バイク好きが講じて自転車屋さんに。80歳までバイクで高速で乗っていたので、返納の家族の話し合いの時は 寂しそうでした
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