ここ数日で先生足りない訳を見てきたんだけど、公式には教員のマス年代が産休育休で休むのに、代替がいないのがでかいみたい。
代替がいない訳は、
①教採落ちる人がいない
②教員になる予備要員になる気がない
からだ。
(そもそも、大学浪人も少なくなった大学全入時代に就職浪人するかい?)
①に関しては、公立の小中学校のブラックさが、公然となったのもあるし、純粋に教員採用試験を受験する年齢の人口が減ってませんかね?
②に関しては、従来、教職が人気職業だった時代には、就職浪人しても教職につきたい人員が一定数いて、その方々に経験値を積んでもらう名目で臨時採用として産休育休病休に補填する職員を確保してきた因習がある。
でも、現在は人気職ともいえないし、就職浪人を回避するのが普通になってきている。
もう、臨時採用をあてにできない事を国や文科省も自治体も教育委員会も認めていかなくちゃならない。
つまり、待機要員にはきちんと給与を出して研修してもらいながら、自前で育成しておき、いざ産休育休病休介護休にもすぐに対応できるように身分を確保しておかなくてはならない状況になってきている。
国会でれいわの大石さんが
「異次元の教員欠員問題」をとりあげていた。
少子化で採用人数を減らしても、足りるはずの文科省大臣永岡さんと内閣総理大臣岸田さん。
現実的に教員が減っていて
体育の先生が
英語を教えてるの、総理は知らなかったという。
でも、35人学級対応、高学年の専科対応などで充分足りると断言している。
年度始めと年度終わりでは
欠員数が違うことにもメスを入れて欲しい。
初任がメインに年度内であっても
退職していく場合が増えている。
初任がこれ程やめていくのを
見たことがない。
まさに、異次元の教員欠員だと思う。
じゃあ、何故?なぜ、初任は辞めていくのか?
何故?なぜ、教員定数の決まりに合わせて採用しているのに、欠員が多いのか(あ、念のため。文科省の数値より欠員は数倍あるはず。うちの職場にも、隣の職場にも年度内休職や退職があるから、全国で2500人は率として少なすぎる)
学校は単学級だろうがマンモス学級であろうが、行事や分掌仕事、地域との関わり、調査数、などの基本的業務量は変わらない。
純粋に児童生徒数が少なくても、やるしごとはあまり変わらない。
すると、学級減で教員が減ると
学校運営の仕事を今いる教員の数で割るようになる。
分子は変わらない仕事量なのに、分母である教員数は学級減により減らされて小さくなっていく。
結果一人あたりの仕事量が
えぐっ
ってことに。
そしてまた、病んだ教員が辞めたり病休職となる。
だから、純粋な学級数にあわせた教員配置では校内で腹くくって、保護者を説得して業務改革していかなきゃ
破綻していく。
複数年、臨採している人を正規採用にして、待機教員に研修してもらいながら給与を用意していくくらいしなきゃダメだね。
もしかしたら短いスパンの働き方を選びたい人がいるかもしれない。
そんな人には待機教員+保育所に子が入れる待遇をし、1年更新になるといい。月で切らずに年度末まで雇いきる。
きちんと1年正採用。ボーナスもきちんと。
休職していた人の代替だとしても、復職者が緩やかに職務に戻る余裕につながるはず。
航空業界では、予定外に乗務出来ない事が有ることを想定して、スタンバイという待機する仕事がある。きちんと待機することにも給与がつく。
本当に欠員が直、運休となるのは莫大な損益だからこその仕組み。
では、学校はどうだろう。
欠員はじわじわと教育崩壊を招く。
欠員をフォローした職員は自分の仕事にプラスしてフォローしているので期間がのびるほど疲弊していく。
ドミノ倒しのように、教員が倒れていき、同時に各包囲から倒れかかってきたもので押し潰されていく。
産休育休介護休病休職の方々がスムーズに復職できるように4月からはとにかく全員正採用でスタートして欲しい。復職した人はサポートにまわればいいのだから。
教員の定年も延長されていく。
ワタクシの場合は60歳で辞めるか続けるかを問われる。
60で退職すれば、退職金は人生で最も高額となる。ただ、老後年金生活は今のご時世大変。
健康な方は65まで定年延長。給与は7割となる。が。
まてまてまて😅
65歳の方が、休み時間鬼ごっこは酷かも。担任業は酷かも。
校長を満職で終えた後に学級担任をしている方々もみている。
知識と経験値は高いが新しい事にはちと弱め。そんなジジババ先生がなんとか今の現場を支えている。
これって、海外勢からみると
年寄りへの虐待に見えるらしい。
80近い先輩もなんとか、教育を守るように、働いて下さっている。
お元気であってもフルでやらせちゃダメだね。