今日で、スキースクールの主なレッスンは終了だった。
ラストの検定で自分の力を試す人々(怪獣兄も同じ)
そして、
純粋にシーズンのラスト・・・
晴天のもと、楽しくスキーを満喫しようとする人々
そんなスクールの仲間たちの誰もが
「やりきったぞ!」
的な表情が印象的であったわ。
怪獣兄のラスト検定。
前日のアイスバーンは兄にとっては
まだ気楽なものだったらしい・・・。
昨日はリフトが止まる直前まで練習していたもんね。
今朝も、リフトの稼動と同時に
乗り込み、朝滑り。
そこそこ、いいバーンになっているが、
検定バーンには圧雪されていない。
なんでよおお!!!
不吉 な雰囲気を感じながらも
朝滑り。
なんだか、昨日よりも
上体がぐらついている。
ふ・・・不吉じゃ・・・
前回の検定の前には
なんとか調整が効いた。
きっと、本番には力を出してくる。
信じるしかない。
外足にしっかり乗ることと
(これができれば、なーんも問題ないんだけどさ。)
ストックを突いた後に、きちんと元の位置に
手を戻すこと
くらいのコメントで
やめておいた。
本人も、明らかに自分の滑りが違うと言うことに
気がついてきていたのか
あまりたくさんのコメントは混乱するんでやめてくれ・・・ってな調子であった。
検定を応援すると
緊張してつらいので
母は勝手にスキーレッスンを受けに行った。
こんな日はフリーで滑るよりも
仲間がいると心強い。
天気がよく、気温がグングン上がってきた。
アイスバーンがみるみるザラメ化していく。
ふ・・・不吉じゃ・・・
そういえば・・・怪獣兄は前回
モサモサ雪のあしらいに負けて
減点されたっけな。大丈夫かなあ・・
不安はあるが、
どうしようもない。母が遠隔操作してうまく合格したって、
実力じゃなきゃ、本人も許さないだろう。
昼すぎに、レッスンを終え、怪獣兄弟の待つスナックハウスに
戻ってみると
怪獣兄、プリンを食べてる。
なんて、声をかければいいんだろう・・・・
弟と一緒にプリンを食べながら
相変わらずバカ言ってる。
ふ・・・不吉じゃ・・・
一切、検定の話をしない。
うーん・・・こういうときの怪獣兄って、
案外追い込まれてんだよなあ。
ぽそっと、小さい声で
「おちた。」
まだ、結果わからないうちに
なんて不吉な・・・
よく聞くと、検定員が自分の滑った目の前で
四本指をたてていたのを見たんだそうだ。
怪獣兄はそれを見て
「あ・・・64点だ。」と
受け取り
その後の種目がダメダメグダグダになったんだそうな。
しかも、このザクザクモサモサ雪って、
板に乗り切れてない怪獣兄には
ごまかしようの無い厳しさだったろうよ。
結局、捨て種目ができてしまったり
実際に春の硬いのやらやわらかいのやらもろもろの雪に玉砕された形で
検定が終わった。
検定が終わった・・・。
まあ、考えてみれば
転倒→ケガというサイアクなパターンではなかったのだから
まだよいのだ。
だが、
今シーズンラストの検定が終わった・・・。
ケガよりもある意味納得がいかない
「自分の気持ちが途切れての失敗」だった。
今まで、あんなに楽観的だった怪獣兄が
がんばった分、プレッシャーも大きくなったのだ。
しかも、走順はトップだったというから
慣れないプレッシャーもあったんだろう。
でも、結局
それが実力。
簡単なシチュエーションであっさり合格した前々回の検定で
合格しちゃうより、難しいシチュエーションでの合格の方が
ホンモノの力、実力が見えるっておもう。
どんな雪面状況でも
きっちり、板に乗れるっていう大切さがわかったよね。兄。
怪獣兄もワタクシも
バッチより
実力が欲しいのだからいいんだ。
実は、こんなケガ三昧のワタクシだが、
正直、検定バーンが簡単なバーンに変更され、
コブがやわらかくなっている今日の検定を
受けたら、うまくいくかも・・・なんて思わなくも無かった。
スキーの先生も
「もしかしたら・・・ボーナス点もあるかもね。」
なんてコメントもあり、
なんとなくココロが揺れちゃったりも・・・
でもさー
冷静に考えたら
サービス合格なんてバカにしてる。そう思ったんだわ。
ワタクシが受検しなかったことを
不思議そうに言ってくれる先生もいて
大変ありがたいオコトバだなあ・・・とは思うのだが
まあ、純粋に前回失敗した検定の時の
減点分を盛り返せるかっていうと
そこまでの実力は間違いなく 「ない。」
ただ、それだけのことよ。
ところで、怪獣兄の話に戻る。
1シーズンで合格できなかったのははじめてのことなので
なんともいえないけれど
きっと、それだけ、大変なことなのかもね。
17%の合格率?のようだったが
そのバッチがホンモノかどうかと問われぬ
実力を持って来シーズンの練習もがんばれるといいなあ。
素直な気持ちで
落ちて正解と思えるのは
やっぱし、がんばったからねー。兄!!
今日でレッスンが終わりのワタクシたち
明日でレッスンが終わりの怪獣兄弟
力いっぱいがんばったシーズンだったよ。
悔いはそりゃいっぱいあるけれど
今日の悔しさ、今シーズンの悔しさは
来シーズンの大きな原動力になっていくことだろう。
ふと、レッスンの終わった瞬間に
「よいお年を!!」
と言う声があちこちで響いた。
しばらくはこのメンバーともあえない。淋しいけれど
また次の冬に会おうぜ!って
なんか、悪くない。
シーズンが終わってさびしさと、安堵で
ちょっと不思議な気分だった。
たろちゃん夫妻が
スキーシーズン打ち上げにヤキニクに同行
させてくれた。
がっついて、すっかり検定の失敗を
忘れている兄を見て
これまたほっとした。
忘れきらなくてもいいぞ。その失敗。頼むぞ兄!!
冬はまた9か月もたてば
やってくるからな。
ばっこりオーバーで来シーズン勝ち取れ!バッチ!!
(ちなみに、今回2級で12点オーバーが出たらしい。驚き。)
*本日の怪獣語録*
明日は
スキー運動会。
きっと、楽しいぞ!!
怪獣兄は、秘密兵器のテレマークスキーで勝負するとか・・・
怪獣兄
「テレマークテレマークテレマークベルマークベルマーク・・・なんかにてるよねー。」
ベルマークかあ・・・ま、似てるようなそうでもないような・・・
怪獣弟
「あ、そういえばさ、ベル??」
怪獣兄
「ちんこんかんこん ベルコー♪」
それは、♪冠婚葬祭ベルコ・・・だと思うけど・・・
怪獣弟
「そーれーはねえ、入院保障もつきますってやつだよ。」
それはアリコ!!
検定落ちても愉快な怪獣一家。
■□■今日のオマケ■□■□■□■□■
町村官房長官、衆院再可決の方針言明=ガソリン価格「下がっても上げさせて」(時事通信) - goo ニュース
ワタクシのような頭の悪い人間からすると
この発言って、純粋に
「金、ねーから、くれや、母ちゃん。」的に聞こえてなりません。
こんなに単純な話ではないはずなんだろうけれど
こんなにえらい(はず)の人が
税金たかってるわけでしょ???
頭悪いから、なんだか納得いきませんわ。
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おおお!ぽちりしてくれてる人がいるぞ!!びっくり。なんと、ありがたし!
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