いろいろあって
現在、
防災の勉強をしています。
怪獣弟も、南三陸の被災地の様子を実際に目にして、
夏休みの自由研究に東日本大震災から、自分のまちや家族が被災した時に生き抜く話まで、かなりワイドだが、必要感を持ってまとめたりしている。
いろいろと調べるのだが、
本やインターネットでは
わからない事がいくつかあった。
自分も興味があったので、
札幌市の危機管理室と、北海道の危機対策課に質問してみた。
電話対応でも構わないとは思ったのですが、津波のハザードマップを提供してくれるというので、道庁まで出かけた。
Q 札幌市には水害と地震のハザードマップはあるが、津波のハザードマップはあまり目にしない。札幌に津波はこないという事か?
A北海道のシュミレーションの結果、石狩川の河口付近までの津波遡上はありえるが、札幌までとは考えられない。
日本海側にプレート型の大地震が少ないのと、石狩川は水防がかなりしっかりしているから。
なんだそうな。
ハザードマップは、北海道の危機対策課で、必要な分をプリントアウトしてくれたのだけれど、
なかなかの自信だね。確かに、昔はこのあたりも水害に頭を悩ました地域だからどんどん水害対策は進んだのかもしれないけど、なんだか
かえって過信しているようにも感じられてしまう。
しかし、今回の大震災を受けて、手稲あたりの住民からは不安の声が多く、
再度、北大にシュミレーションを頼んでいるそうだ。
あと、石狩の津波避難所の一つで、石狩川と日本海の間の砂州状の地域に立地する避難所があるのね。
一応、川に津波が遡上したとしても、ふつうに海岸から津波を受けても、津波浸水エリアのバッファライン(念のため注意のライン?)から ギリギリな所。
大丈夫かあ?
Q避難所は安全なのですか?
A.100パーセント安全とは言い切れない。予測できない事も起きるので。安全性に問題がある場合は、速やかに避難所を移動する指示を出します。
そりゃそうだべ。しかし、本当に速やかな指示が出せる人がすぐに、その場に来れるか?いやー、無理ね。そうなると地域のコミュニティーで判断しなけりゃならないでしょうよ。
Q地域の住民は全て避難所に入れるのですか?
A入れません。
地域全員が収容されなきゃ、本当はまずいんじゃないのかな?
個人で食料などを備蓄し、
それぞれ持ち出して安全な屋根を確保する人もいるだろうという前提かな。
怪獣弟が、まじめに聞いた事は、地域の住民レベルで、まじめに気になる事かもね。
なんにせよ、
原発対応で、忙しい中、自由研究のために丁寧に教えていただき、感謝ですわ。
「また、わからない事があれば、連絡下さい。」
との事でした。
怪獣弟も、緊張しながら、実際に話をうかがう事ができて、いい経験になったかな。
先の豪雨で、石狩のあたりは、浸水が。まだまだこのあたりも、水が怖い地域なんだなあ。
我が家の付近も「津波よりも、水害の対策をしっかり考えるように」と言われました。
市の担当の方は
「まあ、100年に一度の豪雨を想定しているのでね。あいの里が5m浸水するような事は最悪な場合と想定しておいて下さい。」ど軽く話しておりました。
まずは、自助できるように知識は持たなきゃなあ。
なんにせよ、怪獣弟よ
いい自由研究にして下さいな。