段々と日が長くなり、少しずつ冬の終わりが見えてきた気がします
暖かくなる頃には、外出できる機会が少しずつ増えれば良いなと思います
先日、茶道のお稽古で「花月(かげつ)」という遊びをしました
五人で行い、亭主と客をくじで決めて行うもので、
一服点てるごとに一人ずつ木札を引き、「花✿」の木札が当たった人が次のお点前、「月☽」の木札が当たった人が出されたお茶を飲む、というのが基本形です。
私が習っている裏千家には様々な種類の花月が存在し、今回はその中のひとつである、香付花月(こうづきかげつ)という遊びをしました
お茶を頂く前に、読んで字のごとく、お香を利く所作が含まれています。
美しいお菓子を頂き花月スタートです
札を引いて、お香を利いて、お茶を点て、そして頂く、さらに最後には。。
なんと和歌を詠むというミッションがその場で課せられました
私を含め、あからさまに戸惑う生徒たち。。
和歌なんて詠む機会、日常生活では皆無です
お香に名がついており、それが和歌の課題となります。
今回のお題は「松風(まつかぜ)」。
札を引いて、お香を利いて、お茶を点て、頂く間、頭の中は松風でいっぱいです
お点前に全く集中できませんでした
最後に、考えた和歌を半紙に書くというさらなる課題が。。
結果がこちら
隠しましたが、本来和歌の下には詠み手の名前が書かれています
久しく使っていない毛筆で書く自分の字は改めて恥ずかしく。。
現代と昔の人々の遊びの違いを身をもって痛感しました
茶道が普及していた江戸時代では大名等、ごく限られた上流階級のものでした。
素敵な和歌を詠む殿方はモテたとのこと。。
難しさを痛感した今、かなりの納得です笑
伝統文化は、いとおかし。
と、今回は『はんなり』終わらせて頂きたく存じます笑(L.S)