今年の秋はいまいち秋らしくなかったせいか、「もう12月早いっ
」と驚かれている方も多いのではないでしょうか
かくいう私も、友達に「神戸ルミナリエに行かない?」と誘われてビックリ
もうそんな季節ですか・・・
1995年、阪神・淡路大震災の犠牲者のための鎮魂、そして被災地に対する励ましの想いを込めて、なんと被災した年末に始められた光の芸術イベントです
当時、神戸の学校に通っていた私は「人工的な光を見て、楽しめるのかな?」と思っていたのですが、せっかく近くにいるのだからと友達と立ち寄ったところ予想外に感動 以来、できるだけ訪れるようにしています。
今年のルミナリエ、テーマは「希望の光」です。
点灯直前になると穏やかな鎮魂の調べが流れ 厳かに鐘の音が鳴り響き
やがて回廊の奥から順に光を放ち始め、気がつけばすっかり光に包まれています。その日まで我知らずと下を向いて過ごしてきた人たちが優しい光に照らされて、みんなが上を向いている。あまりない、幸せな光景です
これが回廊の正面です。ビルが並ぶ普通の道路に設置されているので、信号機が写りこんでいますが、奥まで続いているのがお分かりいただけるでしょうか。
回廊の突き当りにも、ちゃんと花模様のオブジェが吊られています。この形も毎年変わります。
回廊を通り抜け、右手にある広場にも宮殿のようなモニュメントが。各所にタイトルがつけられているのですが、ここは「スパリエーラ 不死鳥の中庭」
中はこんな感じ。真昼のように明るいです。たぶん、他のイベント会場より、迷子が少ないと思います(笑)
今年は東日本大震災や台風など、辛いことが多かった一年でした。そのためか、点灯を待つ人々も例年よりどこか神妙な雰囲気だったのですが、この広場に着く頃にはみんな笑顔で上を見上げていました
私もまた今年も無事にルミナリエを見に来ることができたことに感謝しつつ、会場を後にしました
営業補佐 K.N