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女一代記シリーズ

2005年11月29日 | TV(その他)
瀬戸内寂聴、越路吹雪、杉村春子の人生物語。

私的には、宮沢りえの瀬戸内寂聴が良かったと思う。

「不倫こそ純愛」
「恋をしなさい、それも情熱的な」
「何をするにも情熱がなきゃダメ」

僧侶の台詞か・・・なんて思ったけど、ドラマを見て、妙に納得。

瀬戸内が不倫相手に隠れて元恋人と関係を持ち続ける。
不倫相手が瀬戸内のところにやって来る時間なので、急いで帰ろうとする。
元恋人が、
「どうして帰るんだ!!」
「君達三人(瀬戸内、不倫相手、不倫相手の妻)の関係は異常だ!!」
「キミはどうして僕と会い続けるんだ!!」

「憐憫よ!」と瀬戸内は吐き捨てる。

この時の宮沢りえの演技にゾクッとしました
醜い言葉を吐いているのに、妙に美しく魅力的。

情熱とは、激しく人を突き動かすもの。
その衝動は、よくよく醜い言葉を発しやすい。
でも、その醜い言葉は不思議と発する「その人」を魅力的に見せる。

同じ醜い言葉でも、陰湿なのはダメ。
含みを持たせたり、回りくどい(綺麗な)言葉を使っての、
自己防衛的な醜い言葉は、「その人」をも醜く見せる。

他人を罵倒したい時は、情熱的に、頭で動かず感情のままに相手にぶつかったほうが良いのだろう。

しかし、これは天性のもので、そうしようと思ってできるものではないと思う。

やはり、体当たりすれば、他人の目には美しく映るかもしれないが、
本人にはダメージも大きい。

きっと、瀬戸内のような人は、頭で動きたいと思っても、知らず知らずのうちに、
体が反応してしまっているのでしょう。

そして、私達凡人は、感情のままにと思っても、無意識に理性が働くのです。

人を惹きつける力は、それなりのリスクを払った人に備わる。

このシリーズ3人を見て、そう感じました。
どうやら、私は「修羅の道」とは縁がなさそうです
コメント
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