マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

使うタオルと使わないタオル

2019-08-18 | 日々の暮らし
大量の使わないタオルがあります。

以前片付けをしたときに、使うタオルと使わないタオルに仕分けたのですが、使わないタオルを雑巾にしようと思い、ざっくりとカゴに入れていました。
しかし、雑巾以外の使い方がないだろうか、とネットで検索してみました。

使うタオル
私が現在使っているタオルは、ハンドタオルとフェイスタオルとバスタオルですが、それぞれの使い方が少しズレています。

一般的なハンドタオルはフェイスタオルとして使い、フェイスタオルはお風呂上がりに身体を拭くために使います。
バスタオルは、枕カバー代わりにしています。
ハンドタオルは、全部で5枚をローテーション。
フェイスタオルは、8枚くらいをローテーションしています。
バスタオルは2枚をローテーション。
それぞれ、ヘタってきたり汚れたりパイルの糸が出てきたりしたら入れ替えです。

ちなみに、母は母で使うタオルがあります。
それは、私が管理していないので、どんな種類が何枚あるかは把握していません。

使わないタオル
仕分けしたときに、本来のタオルの使い方をしないタオルはすべて捨てようかと思っていたのですが、やめました。
理由は、万が一に備えてです。
万が一とは、母を自宅介護する日が来るかもしれない可能性です。

自宅で介護や終末期患者の看病をした人の経験談を聞くと、それなりに床や身の回りを汚してしまうそうなのです。
食事や飲み物をこぼす、トイレを失敗する、食べ物を直接つかむなど、ほぼ乳児や幼児と一緒に過ごしているような状態だという印象です(もちろん、汚さない人もいます)
また、家の中でのケガも多いようで、なにかとタオルや雑巾が必要のようなのです。

私の母は、まだ介護を必要としませんが、握力が衰えており白内障と糖尿病で視力が悪いため、手に持っていたモノを落としたりこぼしたりしがちです。
今は、たまにしかそういう事態になりませんが、将来はわかりませんから、ある程度のタオル類は残しておくべきだと判断しています。

ただ、持っておくにしても限度があります。
頭の中では、使わないタオルは掃除するたびに雑巾にしてあちこち拭けばいい、と思っていたのですが、実際はなんとなくサイズが大きすぎて拭きにくい。

何かいい方法がないか、ネット検索してみました。

タオルの切りっぱなし
検索してみると、使わないタオルを雑巾にする人は、当然ながらたくさんいます。
子どもの学校用に、きちんと縫い合わせてストックしている人もいます。
そのままの形状で、掃除や洗車に使う人もいます。
動物と暮らしている人は、動物の身の回りの清掃に使っている人もいます。

そのような中で、使用済みタオルや古着を好きなサイズに切って、切りっぱなしで使う方々がいました。
四角に切り、四辺をかがったり縫ったりせずにそのままで。
そして、基本それらはすべて使い捨てで、繰り返し使うことはしていないようです。

パイル地のタオルは、切ると繊維クズが出てしまい、使った周辺に掃除機をかけるか、粘着式の床カーペットクリーナーで取らなければならないので、いままでそのような使い方をしようとも思いませんでした。

ただ、いろいろな方の使い方を知ると、実にあらゆる場所を拭くために使っていて、繊維クズを気にするよりも、切りっぱなしのタオルを使って拭く方が、実際はきれいになるのかもしれない、という考えに至りました。

切りっぱなしタオルの活躍場所
拭けばきれいになる場所は家中にありますが、そこに使用はしないだろう?と思った場所が、便器の内側です。
便器の内側は、専用のブラシやスポンジを使って掃除するモノだと思い込んでいましたが、切りっぱなしのタオルやTシャツを使って、専用洗剤を含ませて擦りながら拭き、一度使ったら捨てます。
次に清掃するときは、また新しい清潔な状態の切りっぱなしタオルを使います。

なるほど、一度使ったら思い切って捨てられるような使い方をすればいいのだな、と開眼しました(笑)
これまで、便器の内側を清掃するのに、専用のスポンジやブラシを使うことに抵抗を感じていました。
なぜなら、それなりにバイ菌や尿の成分や大腸菌が付いてしまい、つど消毒しないと使えない性格だったからです。
ですから、もう何年も使い捨て用のトイレ掃除シートを使って、周りを拭いた最後に便器の中を拭いて、捨てていました。

しかし、いまいち汚れが落ちているか自信がなかったし、1枚でトイレすべてをカバーすることはできません。
1枚でOKと謳っている商品でも、破けたりすると2枚3枚と使うことになります。
また、1パックに20枚~30枚程入っていますが、一度に複数枚使うと、結局1か月もしないうちに買い足す必要が出てきます。
経済的にも痛いし、使い捨てるならタオルだろうがトイレ掃除シートだろうが同じこと。
であれば、現在持て余している使わないタオルを使えばいいのだと、気が付きました。

コンロ回りの油汚れも、私は専用の使い捨てシートを使って拭いていました。
普通の台拭きなどで拭くと、他の部分を拭けなくなってしまうからです。
私は、料理をしたらすぐにコンロ周りを拭きたい性格です。
3回料理したら、3枚の使い捨てシートを使うことになりますが、1回使っただけで破けるし汚れが裏側にも滲み出すので、1回使うごとに捨てなければいけません。

しかし、切りっぱなしタオルを使えば、破けることはないし裏に汚れが染み出ることもありませんので、裏表を有効活用できるし、1回で捨てずに何度か使ってから、一日の終わりに捨てればいいだけ。
同じ使い捨てでも活躍できる幅が広いですよね。

それから、汚れのひどい鍋やフライパン。
これまでは、キッチンペーパーやティッシュや材質の柔らかい古紙を使って、汚れをこそぎ落としてから洗っていましたが、これも切りっぱなしタオルで拭いている人がいたので、試す価値ありですね。

早速試してみました
いままで自分のこだわりが強すぎて、タオルの切りっぱなしを使うアイデアがありませんでしたが、いろいろな人が活用しているので、私も早速、いくつか真似してみました。

まずは、鍋の汚れを拭き取ってみました。
米を炊いた鍋と油炒めを作ったフライパンです。
さほどひどい汚れではありませんでしたが、タオルの切れ端で拭いてみたところ、思った以上に油汚れが取れますし、米を炊いた鍋肌に付いたデンプン質も、きれいに取れました。
そして、意外にも紙やキッチンペーパーで拭くよりも、油汚れがきれいに落ちました。
この後、洗剤を含ませたスポンジで洗いましたが、油戻りがなく楽に洗うことができました。

鍋とフライパンの汚れを拭いただけで捨てるのは、少し気が引けたので、洗い物がすべて終わってから、排水口の掃除に使ってから捨てました。
ただ、排水口は柄の長いスポンジを使う方が、きれいに汚れが落ちる気がしています。

それから、コンロ周りとレンジフードにも使ってみました。
こちらは、鍋とフライパンを拭いたタオルとは別に1枚使いました。
コンロ周りの油汚れを拭く前に、油汚れのない箇所を拭いてから、コンロ周りとレンジフードを拭いて、任務完了(笑)
しかし、コンロ周りとレンジフードを拭いた後に、同じ切れ端で鍋の汚れを落としても、問題ないような気がします。
なぜなら、同じ料理から出た油ですからね。
鍋やフライパンは、最後に洗剤を使って洗いますから、問題ないように思います。

お掃除シート系は活動休止します
とりあえず、今日は10枚分のタオルを切りました。
1枚は4等分にしています。
切りっぱなしタオルを活用している人は、いろいろなサイズに切って使っているようですが、サイズごとに管理する手間がいやなので、4等分オンリーです。

現在、各種お掃除シート系がまだ残っているので、使い切ってから切りっぱなしタオルにシフトします。
使わないタオルの枚数がかなりあるので、使い出したら当分はお掃除シート系は必要ないはず。
また、月日が経てば今使っているタオルも切って使うことになりますから、お掃除シート系は買わずに済みそうですね。


こういうの、ナチュラルライフとかシンプルライフとかミニマムライフとかって言うのかもしれませんが、あくまでも、私の場合は“不要品の処分”なので、もし切るタオルが無くなれば、あっさりお掃除シート系を使う生活に戻ります(笑)
最終目的は、旅立つときに余計なモノを残さないこと。
これも、終活の一環なのです。