AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

再始動の音鳴り

2024-05-22 01:29:43 | 音楽・ライヴ

この間のライヴの動画アップが完了したので、掲載をば。
新曲はもう少し遅くを心がけた方が良いなとは思ったね、見返してみて。

この間の投稿でも書いたとおり、今回は新曲披露を第一の目的としているワケだが、個人的な目的としては、元々メインにしていたスネアをこれからまた使う機会を増やしていくべく、コンディションを一新して初お披露目のライヴでもあった。

ここのライヴハウスの規模も関係しているんだろうが、以前まで使ってきたよりも更に硬質なアタックが聴こえてくれるようになったと思う。
狙った感じの音鳴りが出てくれるようになったので、また暫くはこの状態で通していこう。

あと、メンバーである おすぎ氏は本日誕生日。
おめでとうございます、とココでも祝いつつ、晒す(笑)。

【ライヴ】MEISTER 2024.5.19 【@PEACE】 (youtube.com)


青写真的な

2024-05-19 23:00:52 | 音楽・ライヴ

ついさっき、ライヴより帰宅。

今回はMEISTERとして出演。
もう5月回って漸く今年初のライヴとは、なんともまァ緩やかなモンだと(苦笑)。

とはいえ、
今年入ってから新たに曲を作っていたのも影響しており、その結果として今回のライヴで披露するという名目を立てる事にもしていた。

当人達の感覚としては、これまでこのバンドにはなかった雰囲気をまとったものになったと思っている。

それでも、実際にライヴという空間で披露してみなけりゃ、どこまでの感触かは半々と言ったところなんだよね。
偉そうな意見となるが、見ている人達の反応がどうかというのを確認してみて、曲の在り方としておかしくないか、という分析を試みた事になる。

まァやっていて大方理解しているのは、この曲は率先してノれるものではなく、ややヘヴィな雰囲気をミッド/スローなテンポから感じ取ってほしいという曲である。

こういったのもMEISTERとしてはなかったものなので、演奏している側からしちゃ新鮮な気分にもなる。

一応、これでこの新曲もライヴによって青写真が出来上がったと言える。
あとは必要な分を削除/追加などして、転がしていくだけだ。
次のライヴまで、その成果がでるようになってほしいね。

 

2024.5.19 ~Various Colors vol.15~ @PEACE

MEISTER Set List
1.PRIDE
2.VOICE OF CULT
3.SOUL TAKER
Guitar Solo & Drum Solo
4.WHITE OUT
5.DARKNESS OF LIGHT

 


お役御免じゃあないが

2024-02-12 03:00:46 | 音楽・ライヴ

暦の上では昨日、ライヴより帰宅。
OUTRAGEのカヴァーバンド、Edge Of Death(以下E.O.D)として出演してきた。

以前から縁のあるコピバンイヴェントで、UNITEDのカヴァーバンド、REVENGERでは出演していたが、E.O.Dでは初。

今回自分らとして大きいのは、8年ぶりに初期メンバーで演奏したという事かね。
このバンドはやっぱり、今のメンバー構成が一番しっくりくる。
後から参加してくれた、REVENGERでのメンバーであるギターのぐ血氏を悪く言うつもりは無い。
ただ、勢いよりも音作りと演奏の丁寧さという点に於いては、E.O.Dはマル氏の方がガッチリ嵌っていると個人的に感じるんだよね。

オレとしては今回は丁度良いタイミングでライヴのスケジュールを組めたと思っている。
「バンドで速い曲演りたいよなァ」と思っていたところなんだよね。

今回ライヴで演奏した曲も、殆どは過去にやってきたもので、好きな曲でもあるので、やるのは苦でもなかったし、バンドとしても早い段階でタイトになっていったのは聴いていても楽しかった。

そんで、
今回のライヴは久々に大きな会場で演奏できた事も大きい。
やっぱりね、音の聴こえ方と見晴らしが違うんだよね。
ドラムはステージ上でも一段高い台に設置されているんで、客席側が見下ろせる形になる。
そーいった光景は、プレイヤー冥利に尽きる。

まァテンションが上がったのと、セッティングに若干違和感が生じていたので、幾らかしくじった箇所もあったが、そこら辺はまァ許容範囲かなと。

それ以上にきつさを強いられたのは、グローヴを装着した点だね。
思っていた以上にグリップ力がかかってしまった為、特に左の前腕が無駄な力みが生じていて、1曲目からケッコーこわばった(苦笑)。
まァグローヴを装着していた分だけ、スティックがすっぽ抜ける様な恐れも出なかったワケだが、何とも複雑な気分だった(笑)。

とりあえず、グローヴを装着してのライヴは今回まで。
お役御免というワケではないが、もう手は完全に回復したんでね。
これからはまた素手の状態で鍛え直しをする必要がある。

また気分によっては、やっても良いとは思っている。
当分は、お休みしてもらおう。
今に至るまで、元は充分にとれたよ。

 

2024.2.11 @DRUM LOGOS
~なんか凄いやつら!復刻版!❝復活!偽モノたちの感染症終息宣言❞~

Edge Of Death Set List
1.MY FINAL DAY
2.UNDER CONTROL OF LOW
3.LOST
4.RISE
5.THIS IS WAR
6.NEW HORIZON
7.MEGALOMANIA

 

 


去る者たちの次は

2024-01-07 02:04:04 | 音楽・ライヴ

そーいえば、去年の暮れに、SEPULTURAが今年フェアウェルツアーを行うと宣言していたな。
2020年にリリースした『QUADRA』が非常に良いアルバムだっただけに、次を大きく期待していたんだが、残念だ。
既に脱退して久しいが、やはりマックス、イゴールのカヴァレラ兄弟の存在があまりにも大きかったと思うし、事実このバンドの傑作や名盤と呼ばれるアルバムは、カヴァレラ兄弟が居た時のものが列挙する事の方が多い筈。

だとしても、アンドレアス・キッサーはよくここまでバンドを引っ張ってきたと思う。
マックスが居なくなった時点で既に「これはSEPULTURAではない」と非難されてきたのは目に見えていたし、以降も残り続けてきたイゴールも遂に脱退した事で、SEPULTURAは完全に終わったと思われた事だろうからね。

現ラインアップのメンバーは、正直マックスが居た時よりも強力だと思う。
特に、エロイ・カサグランデの加入は実に大きかったと言える。
オレもこの数年で一番注目に値するドラマーだと思ったし、その存在感は間違いなくSEPULTURAに居たからこそ輝いた。

彼らの今後に開けた未来がある事を願うよ。
寧ろ、SEPULTURAというある種の呪縛から解放された事で、このメンバーで改めて何かを創造していっても良いんじゃないかと思ってもいる。

 

で、
つい最近発表されたものとしては、キコ・ルーレイロがMEGADETHを脱退。
家族を大事にするということで周囲からは好意的に復帰を待たれていたと思うが、正直雲行きが怪しかったっていうのはあったね。

この件に関しちゃあ本人のみぞ知るだが、『THE SICK,THE DYING...AND THE DEAD!』に伴うツアーで、マーティ・フリードマンが飛び入り参加するという状況になった事が離脱の意志を起こさせたんじゃないかと思うんだよね。

キコは自身の脱退の際、マーティを復帰させたらどうかと提案したらしいが、まァコレはマーティが拒否した事により実現しない事になったワケだが、その辺りを聞くに皮肉だなと思ってしまった。

MEGADETHのメンバー離脱ってのは最早よくある事で、ムステインが居りゃ多少の揺らぎはあったとしても、現状MEGADETHブランドとしての品質低下は起こり得ないだろうとは思うんだが、オレとしては『RUST IN PEACE』にいつまでしがみついてんだろうな、とは感じてるんだよね。

あのアルバムを非難するつもりは毛頭無いし、あの時代のラインアップが黄金期の一つであった事は事実。
だが、ムステインが思っていた以上にあの時に固執しているってのは、個人的にはちょっとうんざりだね。
実際、十数年前にその『RUST IN PEACE』絡みの件で、当時のラインアップを瓦解させたワケだからね。

マーティをMEGADETHのステージに呼び出したっていうのは、今の自分達にわだかまりは無いというのを周知させたかったという事だろうし、つまりは『RUST IN PEACE』時代を良くも悪くも懐かしみたいっていう事だったんだろうと、オレは懐疑的になってしまう。
以前も言っていた筈だが、もう一度言わせてもらうと、オレは仲がどうであろうと、マーティがMEGADETHのステージに上がる事は良く思っていなかった。

皆、マーティに戻ってきてほしいと思ってしまうだろうが、今のMEGADETHはマーティ、延いてはニック・メンザが居なくなったからこそ再び強靭なメタルバンドとしてここまで歩んでこれたという事実を、オレは無視できない。

キコは上手く噛み合ってたと思っていたのに、残念だったな。
そうなってくると、コレはまたANGRAに復帰する、という流れになるんだろうか?

 

・・・と、このキコの離脱・ANGRA復帰なるか?という推測にちょっとだけ関連しそうな件がもう一つ。

去年末に、ジェフ・ルーミスがARCH ENEMYから脱退したという話も出ていた。
10年も居たというから、NEVERMOREが事実上の解散をしてからもうそれだけの年月が経っていた事を物語っているんだよな。

ま、正直この件に関しちゃオレは「とうとう脱退したか!」と嬉しかったがね(笑)。
ARCH ENEMYは、ジェフを飼い殺しにしていた様なモンだからな。
ジェフの持つ作曲能力を出させず、その技量だけを活かす様な立ち位置に晒していた状況。NEVERMOREファンと言っていたマイケル・アモットは重罪に値するよ。

それで、ジェフは晴れて独り身の状態となったワケだが、
MEGADETHはこれから改めてギタリストを探す状態にある。
この状況は、『ENDGAME』時を思い起こさせるんだよね。
まさか・・・?と。

ジェフとMEGADETHの関係は奇妙なものがある。
今なら、その歯車が噛み合ってもおかしくはない。

ただ、個人的にはジェフは再びNEVERMOREのメンバーと手を取り合い、あのバンドを継ぐ存在を創り上げてほしいと望んでいるんだよね。
ウォレル・デインが居なければNEVERMOREではないのは彼らが最も理解している筈なので、せめても作曲面でNEVERMOREの世界を創り上げてきたジェフが中心になって、再び唯一無二な音楽を披露してほしい。

まァ百歩譲ってMEGADETHに入る事になるんだったら、ソレはソレでも良いケドね。
問題は、ジェフのセンスがムステインのソレと上手く合致するかどうか。
ジェフはどっちかというと、自身が中心となって音楽を生み出す方が上手く行く人物だとはオレは思っている。

そうなったとしても、ARCH ENEMYに身を置いているよりは遥かにマシになるとは確信するがね(笑)。

 

それぞれの未来はどうなることかね。


鎬を削り経た果ての融和

2023-12-06 01:04:36 | 音楽・ライヴ

こんな形で、また耳にするとは思いもよらなかったな。

LUNA SEAのオリジナルスタジオアルバムは現在10枚がカタログとして存在している。

その中には、個人的にお気に入りとなるアルバムが存在していると思う。
だが、バンドの存在を世に大々的に知らしめ、更には現在に至るまでのバンドの形を成し得た時期と言えば、間違いなくこの『MOTHER』と『STYLE』となる。

バンドの代表作であり、日本のロック史上に燦然と輝く名盤。
俗に言う❝ヴィジュアル系バンド❞の礎となったのは、実はX JAPANというよりもLUNA SEAであり、決定的としたのもこの2枚のアルバムと言える。

オリジナル盤『MOTHER』リリースから29年。『STYLE』は27年が経過している事になる。

こんな状況誰も予測してなかったろうな。
セルフカヴァー。しかもよりによってこの2枚。

いや、考えてみればこの2枚をセルフカヴァーする事に照準を合わせるのは順当だと言えるのだが、だからこそ個人的に「よりによって」という思いが過ったんだよな。

上述した様に、この2枚はLUNA SEAの代表作であり、今日までのバンドとしての在り方を生成するに至った重要作。
オリジナル盤を聴いていた時でも、手直しをする必要性など感じさせないほどの比類なき完成度だと感じていた。

自身を形成することに成功したというのを、本人たちも自覚があるんだろう。
この年月を経て、この2枚を敢えて選んだというのは。

セルフカヴァーアルバムってのは、実に繊細な取り組みだと思う。
当時の代表作とするものを現在のバンドが再表現するっていうのは、自他共に感情移入度合がかなり異なるんだよね。

メンバーが変わってしまえば、それだけで当時のやつとニュアンス違うとなるし、当時のサウンドプロダクションと演奏に満足していなかったという観点で、最早別物に聴こえてしまうことなんてのはザラにある。

特にリアルタイムで愛聴してきた者たちにこの拒絶感はよく起こり得るものであるが、その人達にとっては音の良し悪しじゃないんだよね。
その当時の緊張感やらの、その時の空気が封入されている事が重要なんだよ。

アナログであればある程、それが傑作と名高いアルバムであればある程、セルフカヴァーは余計なメス入れとなりかねない。

LUNA SEAはデビューからメンバーチェンジしていないし、2枚のアルバムでの雰囲気も、現在ライヴで演奏している分に当たってはそこまで変化をしているとも思えない。

勿論年月が経っている故の手癖的な部分変化などもあったりするが、オリジナルで創り上げたものより大幅なズレは感じない。

そう、
セルフカヴァーで特に危険なのは、年月を経た解釈を取り入れるかどうか。
曲内のエッセンスをちょっとした表現から感じ取る向きからしたら、そこを変えられたりした時点で「聴く価値なし」という烙印を押されてしまうだろう。

まァ、ある意味、この2枚を選ぶという挑戦をしたのも、LUNA SEAらしい感覚とも言える。
中でもJは「そのバンドを知るなら、アルバムはその時一番新しいアルバムから聴いてみる」と言っていたりもするので、「輝かしい過去があるのは名誉な事だが、一番大事なのはそのバンドが今現在も輝いてなければいけない」という理念をメンバー全員も持っているんだろう。
特にプライドの高いSUGIZOに関しては、その理念がなければ、この案に賛を唱えたりしていなかったんじゃないかと思う。

 

ダラダラと前置き長くなってしまったが、
じゃあその内容は?と言われれば、「見事なセルフカヴァーアルバム」と、個人的には感じた。

好みで言えば、オレは『MOTHER』の仕上がりは素晴らしいと思った。
ミックスを手掛けたのは、目下最新作である『CROSS』でも手掛けたスティーヴ・リリーホワイト。海外の名だたるロックレジェンドと仕事をしてきたサウンドエンジニアの巨匠のひとりだ。

このミックス度合い、言ってみればスティーヴの耳による感度がセルフカヴァーとしての聴きどころであるのは明白。
「海外のリスナーには、LUNA SEAの音楽はこう聴こえている」という感覚でのミックスと言えば解りやすいかもしれない。

大枠では、バンドの演奏や音は殆ど変わっていない。ただ、ギターソロにあたるフレーズでの強調度合いなど、見せ場となる部分での音の上がり方や、大きな旋律/グルーヴを捉える事が重要という観点なのか、場合によってはオリジナル盤よりも引っ込んでいる様にも聴こえる演奏箇所もあったりするんだが、概ねサウンドのクリアさというのが耳を突く。
太さと言っても良いのかもしれないが、独特の冷たい鋭さを増幅させていると感じさせる点から、よりクリアになったと個人的には捉えられる。

曲によっては、当時収録されていた装飾音が使われていなかったりするので、その点をどう捉えるかによるだろうが、オレとしては残念な感覚は、少なくとも『MOTHER』に於ける曲には無かった。

これらセルフカヴァーは要約すると、「現在ライヴで聴かせる演奏クオリティに、当時の感触を今一度導入してみせる」というのが、オレの見解である。
ライヴで今演奏している解釈ではなく、当時レコーディングされていたものと同じ様に演奏する、いわば見つめ直す手法を重んじた感じだ。

過去にオリジナルを聴いてきた万人を満足させられるかと言えば、そりゃあ無いだろうよ。
その中で鍵となるのは、RYUICHIの歌唱だろうな。

ヴォーカルという特性上、バンドのキャリアを通して最も変化が著しいと思えるのは彼である。
特にこの数年の内に、癌を患うという深刻な問題にも直面していた事により、歌唱法も更に変化させたというのを聞いている。

いや、スゲェと思った。
当時をそのまま真似しているワケではない。
だが、あの時声に纏っていたナルシストを感じさせるニヒリズムな雰囲気を低域に滲ませ、当時よりも圧倒的にレヴェルアップした声量/歌唱力で曲の中心に存在している。

河村隆一というソロ期を通じて、以後色々とファンをやきもきさせてきた(あ、言っておくがオレは彼のソロの時も好きでした:笑)が、良くも悪くもその存在感は唯一無二であるのは間違いない。

特に、「GENESIS OF MIND』と「MOTHER」に於ける歌唱は、その雰囲気と歌詞の内容が合わさり突き刺さる。
今の歳月を経たからこそ色々な解釈と現実味を重ね合わせる事ができるようになったのと、単純に年取った所為で涙腺が緩くなってきてるのもあるだろうが(笑)、バンド屈指のバラードナンバーはここにきて途轍もない破壊力を秘めていた事を実感させられた。

『STYLE』に関しても、同様のクオリティである。
このアルバムは、『MOTHER』で確定されたLUNA SEAというバンドの音楽形態に、よりバチバチ感を剥き出しにした内容。
延長線にあるが、似て非なるアルバムとして、『MOTHER』と双璧を成す名盤である。

LUNA SEAというバンドの持つ冷ややかで鋭い感触を特に重く先鋭化させようとしたアルバムと言え、「WITH LOVE」、「END OF SORROW」や「IN SILENCE」といった曲があるにも関わらず、全体が重く冷えた感覚が支配する。

セルフカヴァーでは、全体的なサウンドのクリアさによって、その冷たさは幾分減退した感じは受けるが、より重量感を感じさせる立体感が魅力だ。

このアルバムに関してはホント、メンバーが自分の楽器で各々巧みに牽制しているとつくづく感じるよ。
「あーアイツこう演奏してくるか。追従するやりかたは癪だな。この演奏で入り込んでいこう」っていう感じで、全員が関与していると思えてしまう。
それでも曲として最終的に成立するのは、音楽的感性の鋭さも当然ながら、やはりメンバーを信頼しているからこそ出来る業であるだろうね。

曲としてのゴールは見えている。ただ、メンバーはそれぞれ異なった道のりを、お互いを横目に見ながら進んで行っている。

鎬を削りながら融和していく。
言い方を変えれば、メンバー同士音の殺し合いをしている、といったところだ。
この言葉は良い表現とは言い難いが、オレとしては解りやすい、バンドで音楽を創り上げる為に大事な姿勢だと思っている。

LUNA SEAというバンドがヴィジュアル系バンドの先駆となり得ながらも、後にも先にも誰も真似できない音楽を奏で続けているのは、その姿勢を掲げながらも大事なのは曲である、という理念を持ち合わせているからだろう。
「この5人だからこそ、出来る」という信頼関係が、バンドとしての理想形を暗黙に示しているように、オレは感じる。

10年近く前にも、LUNA SEAに関してつらつらと書いていた記憶があるが、唯々言えるのはオレにとってLUNA SEAというバンドは特別であるという事。

しかしながら、そこもやはり過去10年以上前までのアルバムに対して抱いている感情なのも否めない。
もう一度、近年のアルバムに向き直ってみようかな。
今の彼らを真っ向から非難したくない自分も、何処かにあるんだよね。