一ヵ月以上前に入手しておきながら、色々とあった所為で試す機会を逃していた。
が、ようやっと今回音を鳴らすにこぎつけた。
MEINLのClassics Custom Dualシリーズ、16Trash Chinaである。
Classics Customは、所謂エフェクト系シンバルもそれなりにヴァリエーションが揃っているが、サイズに関してはそんなに広く扱っているワケではない。
Dualはその辺りが顕著なシリーズで、例えばスプラッシュに関しては、現在は10インチのみで、12インチも存在しているが、あくまでもトラッシュスプラッシュというモデルとなる。
チャイナも、基本として18インチ一択となる。
個人的にはソレより一回り小さいやつがあってくれたら一番良いんだが(18・16という組み合わせが出来れば理想)、そうなると、今回の様にトラッシュチャイナを選ばざるを得ない。
このモデルは実は既にClassics Custom Darkでも所持しているので、性質は大体把握。
まァ、穴あきシンバルは大体にして瞬発的な炸裂感を演出する事に特化したモデルであり、チャイナという形状はその最たる例と言える。
今考えると、SABIANで穴あきシンバルを作り出したデイヴ・ウェックルの功績というのは途轍もなく大きい。
今現存している穴あき系シンバルは、彼の発案からの後発ばかりだからな。
さておき、
当のDualのトラッシュチャイナは、その炸裂度合いは確かに強烈ではあるが、Dual特性の落ち着いた鳴りを持った上で、という事になるため、実際のところDarkよりもつんざき感は薄かったりする。
故に、チャイナトラッシュとしての汎用性は、Dualは色々なシンバルでの組み合わせに溶け込ませやすい。
Dualという括りの中で、純粋なチャイナと捉えて18インチのチャイナと組み合わせるとなると、やっぱり違う感じは出てくるが、スプラッシュ陣と組み合わせて連打すると、コレがしっくりくる。
一連のエフェクト系を試してみたが、Dualは概ねエフェクトシンバルが優秀というのがここでも再認識できた。
ただまァ、現時点でDualでフルラインアップ揃えようという気は無い。
Dualを使うのであれば、ライヴで必要最低限のシンバル用意と考える場面だね。
フルで使うなら、そこはDarkの出番だな。