AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

機運/奇運

2017-12-30 22:49:00 | ノンジャンル
流石に昨日、5時間フルパワーでドラムぶっ叩いてから殆ど寝ずに仕事となると辛いな(苦笑)。
まァ、こういった流れが出てくることも想定した動きをしておく必要があるからな、今後は。

まさかここにきて、使うことも無く買ったまま放置していたFrostismのスティックバッグが役に立つ日が来ようとは・・・・・・何が起こるか判らないモンだ。


さて、
今年ももう終わるが、個人的にこの一年は「悠久と焦燥の年」だった。
正にテメェ自身の事に他ならないんだが、以前の仕事を辞める事になってしまってから何か手に職つけるべきなのか、生きれる余裕のある時の中で逐一その考えが頭を過っていた。

結果的に、これまでと同じ生業の仕事をする事が自分にとって良い事だと判断し、そこに滑り込めたワケだが、そこに至るまでは殆どニート生活的だった(ヒキニートでは無い、と敢えて言っておく。オレは基本外に出ていたい性質なので)。

だからね、少しばかりではあるケド、ヒキコモリになってしまった人間の気持ちってのも理解は出来る。「あァ、こんな感じの精神状態に苛まれてんだろうな・・・」と。
一歩が踏み出せない。踏み出してしまえばどうにかなる、に思考が至れない。やろうと決意した事に否定される事が怖い、って感覚が勝ってしまう。
そんな感じなんだろうね。

まァ、そんな生活の中で一つ見つけて楽しかったとすれば、ヨウツベでゲームの「チートバグ動画」を発見した事かな(笑)。
アレ以来、今ではレトロゲームでの「TAS動画」を見て楽しんでいる。かつて自分もやっていた昔懐かしいゲームをこうやって見れるのは面白い。

では現在、またかつてと同じ様な生活に戻る事を余儀なくされるのかというと、所変われば勝手も違うと言ったもので、今の状況下では、心身的にまだ余裕がある。
しかし、ソレがこれからもずっと続けられる保証はどこにも無い。そこも解ってしまっているから、もし今後自分がその仕事に対して貢献できてないと痛感する時が来たなら、退き時だろう。
今回は機運が巡って上手く滑り込めた感じだが、オレにとっても今回がこの職種に関して携わるのは最後だと、ある種悟ってしまっている部分がある。

それも人生、という事だろう。
それでも、今また同じ様な仕事に入り込んだのは、結局のところ自分でコレだと思って動いた結果でもある。
だから、決断下すのも最終的に自分であって良いんじゃないかと思う。

オレは何とも、そーいった星の下に居るんじゃねェかと思い込んでしまう。
土壇場にならないと、道を切り開こうとしない上に、その段階で選択に惑う。
そんなパターンが組み込まれて最終的に望んだ地点に行けると見据えられるんだったら、どれだけ気が楽になるだろうかと思う。が、生きているとそんなワケにはいかないのも世の常。

仕事に身が入らない、ってのは決して無い。
ただ、今やはり思うのは、自分がやるバンドの存在を少しでも広く認知してもらえるようにしたいという望み。

そういった、所謂デカイ存在になるべく音楽活動に身を置いてきたところもあるし、バンドでドラムを叩くという事自体が楽しい事であると解っている為、ソレを続けられるところまで続けていけるようにと、傍ら生活を安定させるために仕事をしているワケでもある。

ちっとも叶っていないワケじゃない。
でも、「まだまだ行ける筈だ」と、未だにくすぶっている感覚がある。
そろそろ、爆発する頃合いなんじゃないかとも考えている。

2018年に、WRECKONの名で本格的に活動する事を確実にしたい。
そして、その段階に於いてシーンに存在を認知させるようにしたい。

この想いは以前よりも強い。
前にやったオリジナルバンドが終わってからもう5年以上が経つ。
今のメンバーだって、バンドマンとしての経験値が浅いとはもう言えない活動をしてきている。

兎に角、一歩前に踏み出しにかかりたい。
そうしたら、何かが見える様になる筈だし、選択をしていけば良い。


機運とは奇運でもある。
オレには、そう思えてならない。

来年はどうなるか・・・・・・
少なくとも、自分が考えている事を実行に移せるようには持って行きたいね。

ピックアップ

2017-12-23 01:33:00 | スタジオ
この一年、個人練習でスタジオに入って撮った、色映えする写真を挙げてみた。
何となく(笑)。



まァ、こんな感じかな。
同じ部屋に入って、ほぼセッティングする機材変わらないから、大抵は見た目に同じ。

にしても、いつも入る度にこんなセッティングやってるから、我ながらアホらしい(笑)。
とは言ってみるが、これも全て自分にとって必要な事。

ちょっと話は変わるが、ついちょっと前に「夢を諦めてしまった人たちへ」とかなんとかいう漫画を上げた動画を見た。
ありがちだが、ほっこりする内容。

自分がやりたいこと、叶えられなかったと思って敢えて遠ざけていませんか?という事を問いかけているワケだが、思い返してしまうよね、そーいった事問われると。

まァ、
結局オレは、
その漫画の主人公とリンクしてるな、と。

で、
思い返して、「なんだ、全然諦めてないじゃん」と解った。

今、バンドでドラムやれてる。
絵も描けている。

どっちか、或いはどっちも上手くいきたい(メジャーになるとか大袈裟ではなく)と今でも思っていたりするのは、悪い事なのかな?

周囲からしたら、鼻で笑われるだろうね。
それでも、ほんのちょっとでも良いから、今より前進させたいと思う気持ちは未だに強い。

動けてないし、中々動こうとしない点が自分のいけないところだと解ってもいるケドさ(苦笑)。
でも、折りしタイミングはいつどうなるか分からないもので。

だから、好きである事をやれる時にやっておく。
写真のドラムセットは、今のオレがバンドのドラムで必要な、やりたい要素を盛り込んだものである。

ここからまたどの様に変化していくかは判らない。
兎に角、自分の目指したいところへ到達できるようにと、腕を振るっていきたい。

ま、
今回はこの辺で抑える。
次回辺りで、今年最後の記事にしようかな。

ウォレル・デイン

2017-12-14 23:50:00 | 音楽・ライヴ
元NEVERMOREで、SANCTUARYのヴォーカルであるウォレル・デインが亡くなった。
心臓発作だという。

彼の事は、「4オクターヴのハイトーンを操るシンガー」として認知している人も居るだろう。
そうでなければ、「上手いのか下手なのか微妙な歌い方をするシンガー」として認識している人だろうな(苦笑)。

どっちも真実。
そして、そうであるからこそ存在の際立つシンガーであった事は否定できない。

個人的に、バンドとして演奏をする以上、歌という要素は欠かせないと思っている。
シンガーの力量で、そのバンドの魅力が決定すると言っても過言ではない。

ロックという音楽形態では、ヴォーカルと同等に他の楽器陣も同列に立つ事もしばしば。
そうであるかして、尚の事中心にあるべきシンガーはその存在を示せなければいけない。

歌に於ける良し悪しも問われるが、バンドとして楽曲との相互作用が重要。
何でも歌いこなせるシンガーの居るバンドが、必ずしもバンドとして素晴らしいと言えない場合があるのは、結局のところ双方との相性が悪いと言う他ない。

本題の主役であるウォレルは、SANCTUARYとNEVERMORE、この2つのバンドで如何なくその存在を発揮した。

オレはNEVERMOREが好きなのは、スラッシュメタルを基盤(特にMEGADETH)とした、強烈無比な演奏による楽曲のカッコよさが勿論あるが、その“バンドの個性”というのを決定付けるヴォーカルがあってこそ。

サブジャンルが蔓延しているメタルシーンに於いて、「ねじくれた正統性」というのを刻み付けたバンドの一つがNEVERMORE。
このバンドたらしめるには、ヴォーカルはウォレルしか居ない。

それほどまでに強い個性。
バンドとシンガーの相性が見事に合致した好例。

当然、NEVERMOREが解散したのは残念であったが、時が経てばいつかは・・・と思っていた。
もう、ソレは叶わない。

NEVERMOREというバンドは、これで永遠の眠りについた事と同義になる。

安らかに、ウォレル。
00年代に於いてオレに最も影響を与えたバンドの一つとして、オレの中に生き続ける。




吹き込む

2017-12-10 00:37:00 | スタジオ
前回、YAMAHAのスネアRLS1470にPURESOUND S1430を装着したワケだが、一昨日スタジオに入り、調整を行った。

スナッピーのテンションと共に、ヘッドのバターサイドのテンション調整もしていったが、やはり30本にした事で、高域のアタックが明確になり、低音主体であっても硬質な響きも獲得出来る鳴りになった。
シェル材がステンレススティールだから、キレ味と明るさを混ぜ合わせた太さ=パワー感は元から出しやすくなっていたが、超深胴と上述の仕様調整により、軽い響きを極力排除したスネアサウンドへと変化。

当然ながら、現在メインで使っているスネアとは全く異なる音。
でも、コレはコレで好みの鳴りである。
共通しているのは、奥行きのあるスネアサウンド。ドラムキットに入った時に、スネアサウンドがスネアサウンドたらしめる存在感をしっかり出しているかが肝心。だから、先の様な音作りになるように、オレの中では必然でありながらも自然と調整を行っている。

RLS1470に、オレにとって然るべき魂が吹き込まれた感じだ。あとは、今後使っていって更に磨きをかけるようにしていこう。
もしかしたらスペック変更を余儀なくされるだろうが、ソレも必要な事。

そういった意味では、WRECKONで今取り掛かっている曲に関しても言える。
一昨日の練習で、現在5曲目にあたる曲に着手するようになった。
その時の段階では、イントロ部分にギターをどう入れるかのみで終わったが、漸くこの曲に関しても、魂が吹き込まれた感じがした。

やっぱり、ノリが違ってくる。
今までは自分の脳内である程度踏まえながら、ドラムを構築して曲を作ってきたワケだが、そこに他の楽器(特にギター)が加わるだけで、グルーヴに彩が生まれる。
ここを感じ取れた瞬間の面白さは何ものにも代え難いし、次への期待が膨らむ。

曲が進んでいくにあたって、自分が構築していたパターンを変える必要も出てくるだろうが、ソレはバンドとして進めていく上では避けて通れないものだろう。
変えたくないのであれば、全ての楽器を自分で演奏して思い通りの曲に仕上げていくべきだろうし、現にこれまで曲作りの過程に於いて、最初に作っておいてから変更しなかったものなんて一度も無かった。

飽くまでもベーシックライン、ということ。
ギターの鳴らしたリフやフレーズをもっと活かせると感じた場合は、オレは自分のドラムを変化させる。
そして、変化させた事によって、次の展開に関しても変更の可能性が生まれてくる。

どっちに転ぶか判らないが、少なくとも自分自身が良いと思える感覚に委ねているので、この場合は良い意味で“予期せぬ方向に変わっていく”状態もまた楽しんでいる。
自分が前もって作ってきたドラムに対して、ギターから相応のものが返ってきたら当然嬉しいが、思っているのと違うけれど、何か興味を掻き立てられるものがきた場合、「コレを活かしたいな、こっちの演奏をちょっと変えるか」という考えをさせてくれるのも、自分の中で固定されたパターンに更なる選択肢を与えてくれる面白さがある。

まァ、それが結果的に曲として良いまとまり方になるかが最大の課題だケドね。
紙屋氏とタッグを組んで、それなりの年月になる。
最初と比べると、色々と自由度の高い演奏を互いにやれるようになってきたと感じている。

最終的には、阿吽の呼吸で、もっとぶっ飛んでもまとめられるくらいの状態になりたいが、今はまだWRECKONというバンドがどういった音楽形態であり、どんな音を鳴らすのかという基本定義を、曲に反映させなければいけない段階。

色々と悩ましい事はあるが、曲を作っていて「面白くなりそうだ」と感じる瞬間の喜びは、何においても報われる。
そこを少しでも多く、これからも感じ取って行けたらと思う。

着地

2017-12-05 12:00:00 | ノンジャンル
先ず述べてしまうと、元の生業に戻れるようになった。
とは言っても、社内体制的には新人なので、基本から教えてもらうのは当たり前の事だし、過去の経歴を振りかざすつもりも毛頭無い。

第三者目線で見た時、オレが同じ立ち位置に戻れたという事が有り難い。
携わる業務は、同じ事だから。

また音楽活動に集中できるようになる。
この点が非常に大きい。
これまでも練習に身を入れる時間はたっぷりあったが、やはり一点で不安や焦燥感は拭えなかった。

当然、これからまた業務に携わるにあたって、それなりのストレスがかかるのは承知している。
しかし、そのストレスが音楽活動に於ける一種の起爆剤になる事も知っている。
そんな環境を今一度得られる事を理解しているから、尚の事有り難いと感じる。

まだまだ五体満足でドラムを叩ける身であるワケだし。
一昨日、知り合いのEMPTY BOXというスラッシュメタルバンドのライヴを観てきた。
そこのドラマーが、体調の問題で、もうスラッシュメタルの様な激しい演奏は出来なくなるという事で、彼にとってそのバンド在籍最後のライヴでもあるので、見届けてほしい、と誘われた。

このバンドは彼含めて2名、一度死にかける程に体調悪化を経験している。
自分とほぼ同年代。世間一般から見れば、中年に入る。
それより上の年代からすれば、「まだ若いし、無理が利く年齢」と言われるのは当たり前だが、正直、“何が起こってもおかしくはない”というのを自覚出来る齢でもある。

だから、一回のライヴを軽く薄いものにしたくはない。
何が起ころうと、ステージ上で全身全霊を込めた演奏をする。
自分の心血を注ぐほどに打ち込めるものがあるという事実。ソレが楽しいのだ。

件のドラマーは、「ドラムを辞めるつもりは無い。違う音楽でこれからもやっていく」と語っていたので、体調がまた回復した後の活躍を祈りたい。

オレは、バンドでオリジナル曲を作って、そのバンドを名乗って活動したいという想いが強いから、WRECKONで再びオリジナルバンドをどうにか動かしたいと思っているが、それも根底に「楽しむ」という事象があっての事。
方向の違いはあっても、コピバンで「楽しむ」事も大いに結構。
色々な労力を割いてでも楽しめるものに関しては、皆それぞれに真剣な筈。

自分自身の為にやっているのは確かだが、そう思えるのも、やはり周囲があったればこそ。
だから、バンドでやるにしても、自分だけではなく、そのメンバーの事も気にかけなくてはいけないし、更に前方に居る観衆にも多少意識を配らなくてはいけない。

恐らく、今自分が携わってきた仕事に関して、次というのはもう無いだろう。
世知辛いが、ソレがこれまでオレが関わってきた業種だからね。
だから、今の段階で着地できて良かったと思っている。

知り合い連中が、またそこに集まってきてくれるようにしたい。