AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

にせんじゅうくの締め

2019-12-31 23:44:00 | ノンジャンル
もうチョイで2019年も終わり。
時間でしかないケドね。

とは言え、
この一年はなんともほろ苦い思いをした年であったな、と今になって思う。

ま、そんな中で、ついさっきライヴから帰宅してきたんだが。
件のMEISTERで、サポートしてライヴを行ってきた。面子は半数以上がアイドルという、何とも面白い組み合わせであったがね。

MEISTERに関しては、今年の後半のバンド活動を救ってくれた。
ライヴをする事が決定した段階から、コンスタントにバンド練習に入る形を取る事になり、こちらとしても曲に向き合う注力を与えてくれ、自分のドラミングに関しても再度見つめ直すことが出来る様になった。

向こうからしたら、オレがサポートに応じてくれた事が、これまでの苦渋を全て吹き飛ばしてくれたという事で、良い相乗効果となったと言ってくれている。

大晦日というのもあって、短い演奏時間だったが、それでもライヴが出来たというだけでも今年のオレからすれば御の字で終えられる。

MEISTERもそうだし、ライヴのオファーをくれたジェイソン華山氏にも感謝したい。このタイミングはあまりにも奇跡だった。

MEISTERでは今後もサポートとして要請を受けているので、次回も共に続けていく。
今回のライヴでは一部遊び過ぎてマジでミスったところもあったが、それでも前方のメンバーが楽しんでやっている事が一番。

来年も、ドラマーとして頑張って通してければと思う。


月並みだが、良いお年を。

終のペダル

2019-12-30 23:30:00 | ドラム
年末っていう事もあるが、漸くコイツをゆっくり試す機会ができたんで、スタジオ叩き納めも含めてピックアップ。


YAMAHAのDFP-9C。

今年入ってから、メーカーより遂に新たなペダルが発表され、5月に発売となった、現状フラッグシップモデルである。

これまでのYAMAHAとは違い、ある意味「YAMAHAらしくないデザイン」のペダルだが、だからこそ、その外観で注目が高まったというのは事実だろう。


チェーンを取り付けているカム部分に関しては、3段階に動きを変化させる事が可能になっており、この写真ではカムを前方に出した状態。
この状態になると、動きとしては軽くなり、スピード感を得ることが容易となる。


で、この写真はカムを奥に引っ込めた状態で、この時は動きとしては重くなるが、その分だけ操作性はクセの無い状態となり、YAMAHAペダルとしての本領を発揮する状態と言える。
オレとしちゃあこの状態が最も使いやすいと感じたんで、現状はコレを左右共にセット。


このペダルの特筆すべき機能の一つとして、オートロックスプリングテンションが挙げられる。
コレはドラムキットにセッティングした状態でも、スプリングのテンションを調整できるという画期的なもの。
また、テンション調整部はスウィング形式となっているため、スプリングの伸縮により滑らかな動きを持たせて快適なフットアクションに貢献。
オレはスプリングをメーカー純正から、TAMAのヘヴィテンションへと変更。伸縮に対してより強い抵抗を与える事を目論み(ザックリ言えば、踏み心地に重みと強い反動を加える)、現行で使用しているペダルには全て常備。


特筆すべき点のもう一つは、ヒールスパイク。
ひと昔前のペダルには、ケッコー標準装備されていたものであるが、ソレが復活した感じ。
実はこの部分のストッパーって大きな役割を持っていて、バスドラムに対してセッティングの安定力を高めるには、前方よりも後方がものを言う。
例えば、固定力を上げたいからと悪戯に前方ストッパーを出し過ぎると、その分底部に浮きが生じてしまい、却って固定力を失くしてしまうし、最悪バスドラムのフープを痛めてしまう事になりかねない。
痒い所に手の届く、小さいが大きい機構。


ツインペダルとしてはジョイントも特筆すべき点。
ボールベアリングを搭載させた事により、左足の操作伝達がよりスムーズに。更に左右のバランスが取りやすくなった上に、単純にジョイントの構成が頑強になっている為(実際、YAMAHAのこれまでのジョイントはこの部分が弱い)、重みの利いた踏み心地へとセッティングした際にも、長期の耐久性を見込めるのは嬉しい点。


チェーンモデルには、変換可能なベルトが付属。
その他に、FP-9シリーズ用として装着されているビーターには、専用ウエイトバランサーも付属。軽いの(アルミ)と重いの(ブラス)の2種類で、使い分けが可能。
生憎、これらの付属品は現状オレにとっては必要は無い(ベルトは変な軽さがあってダメ。ウエイトバランサーは、そもそもビーターを変更しているので、使えん)ので、とりあえずお蔵入り。


まァ、
以上の特性とテメェでカスタマイズした分を合わせて、3時間ほど叩いてみた。
先ず、仕様としてはライヴでの活用を前提としているんで、通常練習用として使用しているペダルのコンディションよりも軽さを重視しているので、ぶっちゃけ出音は多少違和感はある。

あと、コイツはロングボードであるため、踏む位置ってのも少しばかり考える必要が出てくる。
今でもTAMAで出ているロングボード仕様のペダルを使っているが、今回はソレらと違ってデフォルトからそれなりにいじくってるんで、操作性の最もやりやすい位置を見つけておく必要が出ている。

左右の操作性のバランスを取るのはちょっと時間が要るかもな。
今回いじらなかったが、もしかしたらボードの角度をもう少し低くした方がやりやすくなったかもしれない(因みにビーターの角度は奏者側に接近させている)。
今度の機会にそこをちょっとやってみるか。


ただ、全体としてはケチのつけようは無い。
入手してから一度、デフォルト仕様でスタジオで使っているんだが、その段階に於いても全然O.K.だった。
もしかしたらカスタイマイズした所為でやりづらい状況を作ったのかもしれんが(苦笑)、そこは意地でも使いこなせるように持って行く。

実際のところ、今使っているペダルは現役バリバリで、その後にも「もしもの事」が出た場合に備えたものが控えている状態(笑)。
DFP-9Cが活躍する時は、必ずしも今ではないんだよね。

ただ、
何かの時には、いざって時に役に立つ。

今後ペダルを買っていくかどうかは別問題として、このペダルが、オレにとっては実戦で使うペダルとして、終のペダルと決めてかかっている。

大袈裟なと思われるかもしれないが、色々と考えてそう決めた次第。
何かの意志をそこに宿して使う事の意味が、今回は欲しかった。
ただ単純に、新しいものが出てきたという理由以外に。

オレにとって足下の機材は重要。
テメェの目の届くものは、現役として全て使えるようにしておきたい。
今は使う理由がでてないものであっても、だ。

ある意味源泉の者たち

2019-12-27 17:06:00 | ノンジャンル
以前から、BURRN!より、スラッシュメタル叢書出ているが、今回はとうとうコレ。


タイトルが示す通り、ヨーロッパのスラッシュメタル系譜に位置する人物たちの記事をまとめたものである。

スラッシュメタルと言えば、誰しもがMETALLICA、MEGADETH、SLAYER、ANTHRAX、EXODUSといったアメリカのバンドを想起するのは当然だと思う。
このジャンルを確立させたのは、他でもない今列挙したバンド達に因るところなのだ。

「おいおい、アメリカ以外にも同じくらいの年代で欧州で沢山出てきたぜ」と言いたい諸氏も多く居るし、オレもそこは賛同するが、それらのバンドを刺激したのも、やはりMETALLICAを筆頭とするアメリカ勢であったのは間違いない。

ただ、
今回取り上げられたものは、スラッシュメタルという呼称がメタルのサブジャンルとして確立されるより前の形態、それこそスピードメタルやパワーメタルなどといった呼称すら存在していなかった時に、シーンとしては異質と言える攻撃性、疾走感を伴った演奏を展開させていた、所謂始祖的存在をピックアップしている。

スラッシュメタルのルーツとなったバンド達。
今回の中では、VENOM、RAVEN、MERCYFUL FATEがソレに相当するだろう。

VENOMは特に、スラッシュメタルというよりはブラックメタルの始祖的存在だと言われる方が大多数だろうが、サタニックなメタル、邪悪さを音で確立させた意味では後のSLAYERを筆頭とするスラッシュメタルバンド達にとっての始祖であるのは間違いなかろう。

面白いのは、
これらのバンド達の源泉は大抵イギリスとしているのに、その影響はアメリカの方で爆発し、それらの返答としてスラッシュメタルが生まれたってところ。
発祥の地となったであろうイギリス当地では、スラッシュメタルは殆どと言っていいくらい、大物となり得るバンドは出てこなかった。

ONSLAUGHTが居るが、そこまで言うほどのデカイバンドではなく、「SLAYERへのイギリスからの返答」と称されている時点で、スラッシュメタルというカテゴリーが、いかにアメリカのバンドであるというのを象徴しているかが伺える。

兎にも角にも、今回取り上げられた人物たちが関与している(いた)バンドは、現在に至るまでに“メタルの一つ”と見なされるようになったスラッシュメタルへの道を開拓した立役者ばかり。

その当人達がその動きに対してどう思っていたか、そして自分達の音楽をどういった経緯で生み出していったのかと、興味深い意見が見れる。

既に敢行されている第二弾も、どのような内容になるのか。
こういったのは実に面白い。

最大級の最小限

2019-12-20 02:55:00 | スタジオ
現在、サポートとして一先ず身を置いているMEISTERというバンドで練習を行っているが、スタジオ拠点がいつも入っている場所とは違う為、必要最低限の機材を運ぶ形となっている。

過去に使う機会のなかった機材を活用できる良い機会になっちゃあいるが、全てを持ってけるワケじゃないのはちと苦しいんだよな。
結果としてスネアが犠牲になってしまう。スタジオでレンタル出来るんで問題はないんだが、それでもテメェの持ち前の機材を使うのとは感触違うんで、歯痒い。

シンバルにしても、当たり前だが全部持ってくるなんてのは出来ないが、それでも必要最小限のエフェクト類は活用させたいし、バンドの楽曲には実用可能な余地があるんで、巧い事セッティングしていきたいと思っている。

そんな状況下で構想していった結果が、こーいう形になった。


セッティングしたのはいつもお世話になっているナイスビームスタジオだが、スネア込みで、ライヴでのセッティングを想定した場合がこんな感じだ。

シンバルアタッチメントは2つ必要なのは定石だが、そこにシンバルスタンドを一本付け加えるならどこに持って行くか?が課題。

過去に採ってきた方法であれば、ライド側のチャイナ用としてセット。
だが、今回からは敢えてハイハット側のスプラッシュ群用としてセット。

ライド側のチャイナは、これまでもコンパクトなセッティングの際にはライドをセットしているスタンドにアタッチメントを取り付けていたので、ソレで問題無いのは既に立証済み。

それよりも、スプラッシュをセッティングする際に、開けた空間に配置したかった。枚数的に。
最早スプラッシュは2枚使用するのは外せなくなってきてるし、増やせるんであれば、もう一つ小口径チャイナも確保しておきたい。

これまでと配置が変わってしまうが、少なくとも14インチ以上のチャイナはセッティングの中に入れておきたいところだったんで、このセットが今のところ最大級の最小限ってところか。

シンバルスタンドにしても、ストレート/ブームのどっちかを選択する事にはなるだろうが、いずれにしても軽量なもの一本で済ませる様にはしておきたい。

そこまで考えたら、こうなんだよね。
テメェの身一つで持って行ける、ギリギリの容量ってのは。

バンドのメンバーに手伝ってもらえばそこまで考える必要無いケド、そこも踏まえた上でセッティングを抑えるなら、ここまでだな。

事前に運んでもらいたい機材を預かってもらうってのも可能だが、だからといって全面的に甘える様な事はしたくない。
今後の動き次第でってところだが、今は我が身で持っていける範囲を考えて動くようにしておきたい。

つっても、まァ大変だがな(苦笑)。
何せ、スネア・ペダル・シンバル・スタンドをまとめて持ち歩くワケだからな。
重量もそうだが、何より容量の問題。かさばる(笑)。

かつてそれだけの量をライヴ会場まで持ち運んでいた事もあるが、当然ながら楽ではなかった。
減らすってのは勿論可能。でもね、そこで折れてしまうってのは、やりたくないんだよ。

魅せたいじゃん、ある程度はさ。
それに何より、信頼のおける自分の機材を使えるようにしていきたい。

暫くセッティングには慣れが必要となるが、そこに慣れていく意義はあるんだよね。
何度かこんな形でスプラッシュ群をセッティングしていたが、いまだにイレギュラーな感じで、違和感のある配置である。

だからこそ、「そういった配置でも叩ける」という機動力を身につけておきたいってのはあるんだよな。

叩き方やセッティングに矯正をかけてはいけない。
コレは重要。

手に入るのならば

2019-12-06 00:42:00 | ドラム
しかし、
気が付けばもう今年も12月に入っちまったな。
この一ヵ月は過ぎるのが凄まじく早かった、様な気がする。月間時にはそんな感じはなかったと思うんだが・・・齢とるとヒデェな、この辺りの体感時間経過は(苦笑)。

ま、
せめても目的がある分だけ、闇雲な時間の過ぎ方をしていないのは救いか。
寒くなったんで行動に億劫さが出てきてしまうのは如何ともしがたいんだがな。

ソレはさておき、
最近は特にコレといった機材が見つからない。

まァ、ストレスから来る衝動買いのピークが過ぎた事で、冷静に入手したいと思わせる魅力的なものが見当たらなくなったってのは事実。

そんな中で、こーいうのは出てくるものなんだな。


PAISTE ALPHA 18 Rock China。ブリリアントフィニッシュに変更される前のモデル。

既に廃盤となっているシリーズであるので、当然ながら中古品。
エッジにへこみ、全体に使用感による歪みがあるが、シンバル使ってりゃそんなのは出てきて当たり前だし、特にチャイナに関しては多少なら気にならない。今回入手したのはそんな程度のレヴェル。

ぶっちゃけ、探し求めていたワケでもない。
昔から持っていたやつは今でもバリバリ使っているし。

ただ、
目に見えてきたんで、折角だから手に入れておこうと(笑)。

勿論使っていくよ。
その為に手元に置こうと思ったのは事実だし、入手できる状況であるならば、欲しいと思ったら今手に入れておくべき。

以前からよく言ってる事だね。
後から買っておけばよかった、なんて悔やんでも後の祭り。
何で手に入れちまったんだろう、という悔恨の念は、後からくるモンだし。

一先ず、スタジオに行って入れ替えはしておこう。

長年の付き合いであるチャイナは、身近に置いておけるようにしておこうかね。

しかし、
このシリーズのチャイナ、結局何枚所持してる事になってんのかな(笑)?