AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

制御と開放のバランス

2017-08-28 03:16:00 | 音楽・ライヴ
暦7の上で昨日、ライヴをやってきた。
例によってジェイソン氏の要請があり、DAMEDETHとして出演。

今回は出演バンドに欠番が出たらしく、ノルマはそのバンドが請け負う形で、という意味合いで声がかかった。
県外バンドが半分ほど居たが、それを含めて以前に対バンしたことのある出演者が多かった。

前回やった時は2人だったが、今回は満を持して3人でやる事となり、言い方悪いが今度の9月24日のライヴに向けてのウォームアップ的なライヴでもあった。

率直に言って、しっかりやれていたと言うには程遠い出来だった(笑)。
セッティングの悪さを言い訳にする事も出来るが、そこは転換時にテメェで納得して進行していったワケなので、そこを主としてミス連発。

弦楽器側も恐らく同じ意見になるとは思う。
恐らく、前回にやった方がまだちゃんとやれてたんじゃねぇかとすら思ってしまった(笑)。

コレもまた言い訳に過ぎないだろうが、そうなっていったのは、客席側のノリも影響があった。
ぶっちゃけ出演者が殆どであったが、オレらが演奏するにあたって、前方で大いにノってくれていた。
そうなってくると、こちらとしてもアドレナリンが分泌するので、妙な勢いが出てきてしまう。結果そこでミスが発生するワケで(笑)。

でも、その粗さが出てくるのがまたある意味楽しい。
これで客が冷めた見方をしているのであれば、もっと冷静にやっていたところはあるが、客のノリに合わせて自分の勢いを開放するのは、そーいった熱により拍車をかけるようになる。

これで制御が出来ていたら素晴らしかっただろうに、と思う部分はあるが、客席で大いにノってくている勢いを、演奏している方が体現する姿勢ってのも、やはり代え難いものであると思う。
コール&レスポンス、と言うと大袈裟だが、今日のライヴに於けるエナジーって、正にそうだと思う。

見ている人数の問題じゃない。
そこに居る客の反応を見て繕うのは間違い。
自分たちが持っているものをそのステージ上でしっかり見せなければいけない。
自分たちでやっている事に自信があれば、他者の目など気にも留めない筈だ。
そこに陽の雰囲気を齎してくれる客の反応があるなら、それは大きな副産物である。

そもそも、個人的には客側の反応に対して、約束されたものは無いとオレは思っているので、そーいうのが見れると予想外と感じるし、だからこそこちらもなるべく動きで応えようとしている。

何か誰かさんみたいな言い訳になってきてるな(笑)。
そーいった時の自分のパフォーマンスバランスを取るのは難しくなるが、やっぱりやっている本人たちが何よりもステージ上で楽しまないとな。

仮に次のライヴでそんな状況に再びなった時の為に、考えさせられる良い教訓になる。
まァ理由もあり、次のライヴではそのミスを出さないようにしなければならないがね。


2017.8/27 Heart Beat

~DAMEDETH Set List~
1.BLACKMAIL THE UNIVERSE
2.WAKE UP DEAD
3.THE DISINTEGRATORS
4.LUCRETIA
5.BURNT ICE
6.HOLY WARS...THE PUNISHMENT DUE


難しき判定

2017-08-26 09:15:00 | ドラム
明日DAMEDETHでライヴなのだが、急遽やる事になったので、これまででやった事のある曲で固める次第(ベースのシコ氏が漸くバンドの練習に関われる様になったのが最近で、この3ヶ月ほどは殆ど自己練習すらままならなかったのが理由。そもそも、短期間で新たにやれる曲は現状無理で、ソレは9月24日に向けている)。

で、
さしあたって以前にやったライヴのDVDを紙屋氏よりもらったので確認してみたが、「なんかオカシイぞ?」と思う曲がチラホラ。
明らかに、ドラムのアクセントを入れる箇所が間違っているとしか思えないリズムの聴こえ方をしているんだよね。

それで今一度音源を聴き直してみると、やっぱり間違ってた。
完全に、解釈間違いである(苦笑)。

MEGADETHをカヴァーするのに簡単なものは無いと、以前にも書いた覚えがあるが、個人的には『RUST IN PEACE』~『CRYPTIC WRITINGS』までの、もっと言ってしまえばニック・メンザ在籍時のリズムはかなりシビアであると感じる。

何せニックが在籍当初は、未だインテレクチュアル・スラッシュメタルを大々的に掲げていた時であり、そこから次第に、少ない音数で説得力を持たせるソリッドなスタイルへと変わっていったワケで、マーティ・フリードマンも在籍していたのもあってMEGADETH黄金時代と称されているが、実際演奏の小賢しさもこの時代が一番なんじゃなかろうかと思う。

飽くまでも個人の意見であるが、『KILLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD!』~『SO FAR SO GOOD...SO WHAT!』までの楽曲は、乱暴な言い方するとある程度勢いでいける楽曲であるのに対し、件の『RUST IN PEACE』以降の楽曲は単なる勢いだけでは許されない構築性が配されている。

具体的に言えばミドルテンポの楽曲だ。
オレがニックのドラムの癖を捉えきれていないってのもあるが、ギターリフとドラムのリズムアクセントの入りがかなり微妙。
ある種のタメの感覚が、全然違うってのがやってみて解った。
コレがオレとしてはスゲー難しい。

それで、やってみて出来てなければまた聴き直して・・・ってのを繰り返しているにも関わらず、未だにその辺が“自分なりの”になってしまっているので、いざ客観的に聴き直してみると、上述した様に「なんかオカシイぞ?」という風になってしまっている。
聴いてて違和感出てて気持ち悪い(苦笑)。

まァ、コピバンで特に完璧を目指したいワケではないが、自分で合ってると思っていたのが的外れであったと判ってしまうのは正直痛いぜ。
メンバーがその辺指摘してこないのは良いものか悪いものかってのはあるが、自分で気づいた以上はやはり改善したいね。

今は動画とかあるから、お手本に出来るのが何も音源だけじゃないから良いよね。
音源だと、場合によっては音質の良し悪しで左右される事もあるから、他の参考資料としてライヴ動画とか見たりして演奏法を見極める事も可能になった。
演奏法の選択肢として、「ライヴではこうやってた」というある種の“逃げ”も得られたりする(笑)。

そうなってくると判定は難しいケドね。
バンドがライヴではそうやっているなら、ソレも正解だし、音源で聴いている方が最初でそれに馴染があるからって事では、音源がやはり正解って事にもなる。

もし正解があるとしたら、「曲全体の大枠で、その曲の持つグルーヴが崩れていないように演奏できているか」というところだろう。
ちょっとくらい違っていても、原曲の持つ魅力に対して見当違いになっていなければ、特に間違いじゃないとオレは思う。

まァ、オレのドラムに関しては、明らかに間違いだと感じたケドね(苦笑)。
そこの修正をしつつ、ライヴでどうだか、というのをやっぱり確認していけるようにしたいね。

時季

2017-08-18 02:25:00 | ノンジャンル
お盆も終わりに差し掛かり、夏も一先ずピークを過ぎた感じがしたが、まァそれでも暑いわな。

そんな中で、涼をという気持ちで描いた。


タイトルつけるなら「露想う」。
前に、紫カラーのペンで描いたものとは姉妹的な絵。

以前にピンクを使って、陰影つけるには多少難アリだったが、鮮明さの際立つ色だと思ったので、他の色と合わせて使用してみようと考えていた。
コントラストでピンクを使うんだったら、基本何でもいける感じなので、上述した感覚に基づき青をメインとして描いてみた。

実際こーいう色合わせをしてみて、描き方(というか順序)を考えておかないといけないなって思ったね。
ペンでもインク材が違っているので、迂闊な事やってしまうと紙がダメになってしまうし、そもそもにして表現が鈍る。

本当はもう少しペースを上げてやりたかったんだが、時季的に気温考えてやらないと手に色がくっついてしまったりするので、どうしても遅くなる。

次は緑をメインに色合わせしてみようかな。

節目の引き際

2017-08-15 21:19:00 | ノンジャンル
少しばかり周囲の熱も冷めた様なので書いておこう。

今月に入って、ライヴハウスHAERT BEATが今年12月いっぱいをもって閉店する事という知らせがあった。

実はHEART BEATは、今年で30周年を迎える記念年でもあったが、そこを節目にして営業を終えてしまうとは・・・

福岡で音楽活動していたら、軒並み出入りしているであろうライヴハウスだったと思う。
小規模ではあるが、音響が素晴らしい上に、思いっきり音出しても大丈夫。

大音量で演奏するバンドなら喜びそうなものだが、だからこそ自分たちが基本として出している音作りをしっかりしていないと、ボロも見えてしまう。
少し前であれば、そこそこ手厳しい評価も言われたりしていたし、スタッフもドラマーが多かったので、慣れた間柄になると容赦なかったりもしていた(苦笑)。

だが、
そうであっても、演奏者に快適な環境を与えてくれていたのは間違いない。
オレがこれまでやってきて、HEART BEATで不快なステージは無かった(テメェの演奏の至らなさはここでは関係無く)。

バンドの真価はライヴにあり。
コレはオレがバンドやる上での絶対的な価値だ。
どんなに練習をスタジオで重ねても、一回のライヴでやった経験値に勝るものは無い。
言ってしまえば、ライヴという本番で、自分が培ってきたものが振るいにかけられるワケだ。
そこで今までやってきた事が出来なかったりもすれば、意外や難度のあるところがすんなりといけてしまったり、はたまた予想だにしない事が起こってしまったり。
客の居る前でステージ上で演奏するというのが、バンドにとってどれだけ自分たちの演奏に対して向き合わなきゃいけないのか、というのを、一回のステージで考えさせられる(あとは、その時の対バン相手のライヴを観る事もだ)。

エクストリームミュージック系はそうそう頻繁に出ていなかったが、他ジャンルのミュージシャンと一緒にやれるのは、オレにとっては利点だった。
知り合いが居るのは悪くないし、良い雰囲気を作るのは大いに結構だが、馴れ合う空間はオレは特に要らない。
知り合いのバンド達の中には、自分たちがアウェイである事を嫌がる人も居る。
色々理由があるのは解るが、オレは寧ろそーいう環境でやる事に意味があると思っている。
自分たちのやっている音楽形態に対して偏見を持っている人間、或いはそーいった音楽を聴いたことが無い人間に対して印象をどれだけ与えられるか?
既にその手の音楽に理解を得ている知り合いの人間の前でやってワーワーキャーキャー言ってもらうよりも、大きな意義であると思う。
全く違う音楽をやっているからこそ、対バン相手のライヴを観て何か得るものというのもある。それに、様々な音楽ジャンルが一堂に会する様なライヴの方が、オレには楽しい。

常にアウェイである事を余儀なくされた、というか、敢えて他の連中と違う色を作り出す事を考えてやってきている身としては、客が少ない、ノってくれない、なんていうのは当たり前と考えている。
だから、何処に行ってやっても構わないし、それならもっと毛色の異なる者たちと競演した方が面白い。
HEART BEATに出る時は、ソレが楽しめる。

まさかここに来て、こんな日がくるとは思いもよらなかった。
ジェイソン氏は「決まったからには最後の最後まで楽しんで終わろう」と殊勝だが、あと4ヶ月であの場所が無くなると思うと、悲しいね。

ライヴハウスでホームグラウンドがあるとすれば、オレにとっては間違いなくHEART BEAT。
残りの月日もまたオファーが来ると思うが、受けれる限り全て受けようと思う。
それがあのライヴハウスへの、些細ながら感謝の姿勢である。

まァ、コレクション

2017-08-09 21:40:00 | ドラム
自覚はしているが、愚かモンである。

前回、PAISTE ALPHAが廃盤になるという話を書いていて、その際に在庫があるうちに何か買っておこうか考えた末、買って使うべきものが無いから止めたと書いていたワケだ。

そう言っていた矢先に、買ってしまった(笑)。


コレはPAISTEとイケベ楽器とのコラボレーションで作られた、Metallic Color Collectionの一つで、限定カラーモデルとして発売されていたもの。

ALPHAはチャイナとスプラッシュが対象で、それ以外にPST7のスタンダードモデル一式もある。共にブルー、パープルのカラーで発売されている。

PAISTEの900が実際上記2カラーも選択可能となっているので、このコラボは900発売に先駆けての企画ものと見て取れる(以前にも確かALPHAはレッドが限定発売されてたね)。

まァ、欲しくなるわな(笑)。
結果廃盤でなくなってしまうシリーズの上に、限定カラーとあっては。
で、正直どっちのカラーにするかケッコー悩んだ。

この2カラー、The Paiste Line SIGNATUREで現存しているシンバルで既に現物を見た事があるので、色合いがどんなものであるかは知っていた。

ブルーは、一見してその色合いが鮮やかなのは明白。
いかにも“カラーシンバルです”っていう印象が強いのは、間違いなくブルーだろう。

ただ、
オレとしては単に持っているだけではなく、使う事も考慮しているので、その時にどっちが長く使っていって飽きがこないか?他シンバルと組み合わせるにあたって違和感なく、それでいて主張できそうなのはどっちか?などと考えていた。

その結論として、パープルに決めた。
900のカラー見た時もそうだったが、ぶっちゃけ全カラーの中では一番地味な印象。
ただ、使うにあたって、その音楽性とカラーの調合性は気になるところだ。
ブルーは確かに見た目にキレイなんだが、果たして使う音楽によってはミスマッチの色ともとれてしまう。

オレの中では、カラーとしてもへヴィな印象が欲しいってのも考えていたので、そこが決め手ともなってパープルを選んだ。
ブラックは・・・一時期ALPHAで正式に出ていた事もあったが、何故か持つ気になれなかった。
他のメーカーでも当時出ていたりしていたから、何となくカラーとしてありきたり感があってダメだったんだろう(それと、当時はジョーイ・ジョーディソンがSLIP KNOT在籍中にプロデュースしていたので、あのロゴも入っていた。ニコ・マクブレインがプロデュースした時もそうだったが、個人的にバンドロゴ系はどうも機材に入っていると興ざめする)、今でもあのカラーは、少なくともPAISTEで出ているものは使ってみようと思わないカラーだ。

てなワケで、
色々考慮した上でパープルのチャイナを購入した。
モデルはRock Chinaで、数あるエフェクトシンバルのうち確実に使うものなので、スプラッシュにしようかという迷いなど無かった。

とは言っても、まァ結局のところ出番はそうそう無いだろう。
イケベ楽器のホームページで、この限定カラーシンバルの動画を視聴する事が出来るのだが、その時改めてレギュラーモデルの色がいかにキレイかってのを思い知った。
ジャンル問わずに使える魅力的な輝きを持つシンバルだな、と。

カラーリングは、単なる物珍しさでしかない。
使っている本人が結局飽きてくるだろうし、使っていけば、徐々にそのコーティングは剥げてくるだろう。

ま、それでも一つくらいは持ってみたくもなる(笑)。
今回は、自分にとっての記念として購入した次第。

まァ現在カラー選択が出来るうちに、900の何かをゆくゆくは入手したいね。