AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

今の時間を往く為に

2024-06-26 03:52:57 | ノンジャンル

たまに囁かれる説を聞いて。

マダムワールド、時代に合わせて世代にそぐわぬものが表れている事があり、「時空が歪んでいる」と言われているらしい。

確かに、たまにそーいう部分が散見される事もあるが、この辺りも現時代背景を照らし合わせて、おかしくならない程度には投影させていこうという、製作者側の考慮もあるかと思うんだよね。

多分SNSとかで、細かいところに突っ込むうるせーやつが居るんだろうな。
「今の時代じゃ通用しねーよ」と。

尤も、マダム劇場って原作では当時の流れを描いていた、所謂流行を追っていたものであるからなァ。
アニメ放送になって、「昭和の憩いの場の雰囲気ある世界を維持する事」が基本の一つとなってしまってるからね、今じゃ。

でも、スペシャル放送とかになったら、今なら大谷翔平とかが出てきてもおかしくないだろうね、本人が承諾してくれれば(笑)。

とはいえ、
SNS系を交えた様な話題が劇場で出てくることはやってほしくないなと、個人的には思う。


届くところにありゃあ

2024-06-25 02:52:00 | ノンジャンル

ホント、ちょっとした衝動でコレだわ。

PAISTEのThe Paiste Signature 8” Splash。
以下、Signature。

一応、コイツは中古品で入手したものだが、かなり状態がキレイであり、恐らく前使用者は1~2回使って終わったんじゃないかと思う。

SignatureはPAISTEの中で2002と並ぶ代表格のシリーズで、メーカーが標榜するクリスタルサウンドを体現できるシンバル。
この謳い文句に惹かれて手に入れた、または手にしたいと思ったドラマーは多かったんじゃないかと思うし、オレもその一人だった。

実際、Signatureは中~中高域にかけて、細かい粒子が拡散する様な、正にガラスが砕けた時の様な煌きを感じさせる鳴りが特徴的。
どんな音楽の形態にも溶け込めながら、シンバルとしての主張は通す、といった感じの強みが存在している。
ただ、特定の輪郭が鳴りの中に存在しているワケでもないので、人によっては「パンチの無い響き」と聴こえるかもしれないね。

取り分けハイハットなんかはワシャワシャした感じが強い為、このシリーズの鳴りを嫌う人も居たりするが、気に入ったらもうこの音じゃないとダメ、という好悪が極端に分かれるのもSignatureならではといったところか。

オレも一定のSignatureは耳にしてきたが、正直なところ全モデルを揃えて使うシリーズではないな、と思った。

そんな中で、スプラッシュは別。
実は十数年前に、10インチのスプラッシュは所持していて、何かPAISTEの中で、テメェにとって決定打になるスプラッシュが欲しいなと思っていた時に、Signatureのスプラッシュの音を聴いて一発で「コレだ」と決めた(笑)。

今では殆ど出番がない状態となってしまったが、それでも何処かで使おうかなという考えは頭の片隅にこびりつている。
スプラッシュも、Signatureはこれまで10インチのみしか持っていなかったんで、8インチでも持っていれば、何かしらの状況で使っていく事はできるだろうとは思う。
まァ専ら練習の時になるだろうケドね。

ライヴという状況だと、今のオレの感覚では、スプラッシュは10インチ、12インチの組み合わせが理想的なんだよね。
やっぱり音量ありきでの音色なワケで。

じゃあそれだったら12インチ手に入れりゃいいだろ、と思われるだろうが、中古品であるという条件の下でだからこそ入手したというのが理由の一つ。

やっぱ手の届くところにありゃあ手に入れたいが、今回の様な好条件であればの話。
今更、使う機会を考えてない状況であのシリーズを新品で入手するというのは、流石に無意味である。

まァ、オレにとっては、Signatureは一部のモデルに限って使うに留まるものという事で。
ただ、スプラッシュはこれから使う頻度を設けて行こうかとは思う。

何だかんだで、あの鳴りは手放せないんだよね。


あくまでも、バンド音楽

2024-06-17 00:13:31 | ノンジャンル

CYHRAで存在を知っているから、やはり興味は出てくる。

オウゲ・ヴァロヴィルタの『HARDTONES』。実は以前からソロアルバムは出していたようで、今回は3枚目にあたるアルバム。

冒頭で書いた様に、オウゲはCYHRAのギタリストで、バンド内の作曲者の一人でもある。
あのバンドはジェイク・Eが中心人物でメインコンポーザーでもあるが、ある意味では右腕と言える存在がオウゲであると個人的には考えている。

また、彼は自身のチャンネルを開設しており、使っている機材を紹介しながら、ギター演奏をどう構築しているかなどを披露している。

だが、実際のところ、オウゲというギタリストを物語る上で重要なのって、結局はその環境だったんじゃないかと思える。

彼はフィンランド出身。
今回のアルバムには同郷のバンドのヴォーカル達がゲスト参加している点で、オウゲがフィンランドのメタルシーンで活動して人脈を築いていた事が伺える。
個人的にはLOST SOCIETYのサミ・エルバンナが目に留まったが、ライナーのJUN KAWAI氏によると、彼はオウゲと一緒にバンドを組んで活動しているという事らしく、オウゲ自身、SHININGというデスメタルバンドにも在籍していた経緯から、接点はあっておかしくないワケだ。

で、そういったヴォーカルも交えてのアルバムの内容は、1980~90年代のHR/HMの旨味というのを独自のセンスによって表出させたバンド音楽と感じた。

バンド名義ではなく、ソロアルバムであるので、特定の定義に捕らわれることなく奔放に表現披露を可能とする場である点が、大きな差と言える(今回のアルバムにはモロにVAN HALENな曲も存在している)。
だが、ここで披露されているのは、あくまでもバンド音楽。いかにも「はいはいギターのソロアルバムですね」という、テクニック披露の為のインストゥルメンタル満載な感じは一切ない。

以前に、マイケル・ロメオもソロアルバムをリリースしていたが、SYMPHONY Xを離れて彼が表現したものもまた、大枠でバンド音楽と言えるものであった。
なので、オレとしても彼のアルバムは面白みを以て聴いていた。

今回のオウゲのアルバムは、彼のソングライティング、延いてはギタリストとしての存在感を一番分かりやすく提示しているんじゃないかと思う。

今後、更にシーンの中で注目を集めるきっかけを作るアルバムになるんじゃないかね。


機能よりは見た目

2024-06-12 15:09:02 | ノンジャンル

かねてより発売を楽しみにしていたものを調達してスタジオに入って試してみたんだが、写真に収める事が当日できなかった。

なので、悔しいが自宅内でソレの大まかなスペックを撮影。
汚ェのはこの際目を瞑って欲しい。
誰が見てるのかは判らんが。

YAMAHAのハイハットスタンド、HHS9D。
現在のメーカーフラッグシップモデル。

シンバルスタンドはともかく、フットペダルとして既に5年以上前にFP9が登場しているので、同じフットボードでのハイハットスタンドもいずれは出てくるんじゃなかろうかと思っていたが、満を持してって感じだね。

FP9同様、目を引くのはシルヴァーを基調とした中にメタリックブルーのパーツが組み込まれている点だろう。
この外観だけで持ってみたいと思ってしまう(笑)。
他のメーカーでも、メタリックブルーを取り入れたハードウェアってのは幾つかあるが、カラーリングセンスっていう意味では、YAMAHAは個人的にツボを突いてくるんだよな。

フットボードは上述の通り、FP9を採用しているのでロングボード仕様。
ダイレクトリンクシャフトを用いているので、踏み心地は滑らか。

近年のドラムメーカー上位機種らしく、2脚構造となっているが、一部分にブルーパーツが採用されているのが特徴となる。
実はこの部分、レッグ部が独立して動かせるように設計されているので、より自在にレッグの位置を自分なりに移動させてセッティング可能。

このフットボードの強力な点は、何と言ってもヒール部付近に設けられたストッパー。
フットペダルでも、現在は前方にストッパーが装備されているが、昔は後方にも存在していたモデルもあったので、この辺りは復刻と見れるだろうし、実は固定力という意味では、後方のストッパーの方が大きな役割を果たす為、かゆいところに手が届く仕様でもあったりする。
その上レッグにもストッパーがついてるから、ある意味固定させるという定義としちゃやり過ぎな感じもある(笑)。

フットボードの踏み心地の抵抗力、つまりテンションの調整は現行モデルと同様に、手で簡単に回して行える。
ご丁寧な事に、どっちに回せはテンションが強くなるかどうかというのが、+-で表記されているし、テンションノブ下に、今どのくらいのテンションになっているかというのを確認できるメモリも備わっている。

あと、
この写真の上に映っているレッグ上部に入っている縦線。
メーカーとしては、この縦線が合う様にそれぞれのレッグ部を動かしてもらえれば、安定したセッティングが望めるという事だそう。
因みに、過度なセッティングはやはり安定力が見込めない。

更に目を引く存在としては、このハイハットクラッチだろう。
赤いパーツが取り入れられてる事が多いクラッチの中で、この青は鮮烈。
このクラッチ、メーカーとしては初のワンタッチロック式。
恐らく、他のメーカーでも適応できるように、穴の大きさは通常のYAMAHAよりも大きく設けられて、7mm以上になっている。

この部分が、ワンタッチロックするパーツとなる。
写真真ん中に、黒いイモネジが見えると思うが、コレを横スライドさせることによって、スムーズに着脱が可能。
この辺りの細やかさは、いかにもYAMAHAらしいと感じたし、実際に取りつけしやすい。

最後にロッドだが、昨今のYAMAHAの上位機種同様、レギュラーとショートの2つが同梱されている。
因みに、高さのセッティング上でロッドの長さを気にするのであれば、YAMAHAにはロングも別売しているので、ソレを入手すれば大方解決できると思う(オレもこの数年で、ケッコー高いセッティングをするようになった為ロングを入手。余裕のあるセッティングができるようになった)。

 

まァ、以上のスペックをざっと見て行ったワケだが、
実際スタジオではテンションは一番低い状態で3時間ほど試してみたが、使い勝手は今手元にあるハイハットスタンドとほぼ変わらない感覚で扱える。

ただ、2脚機構のモデルは、どうしても環境に左右される傾向が多く、全体に頑丈に作られていても、安定力は実は思っている程しっかりしているワケではない。
寧ろ3脚の方が余程安定する。

今回入ったスタジオでは、その辺に関しての揺らぎが起こっていた。
こーいう現象を、どこまで許容できるかだろうね。

個人的には、その辺りは特に問題と思う事はない。
オープン/クローズに於ける反応の機微が望める範囲で得られるならそれで良い。

あとは安いスタンドにありがちな、フットボードとシャフトリンクの固定力の弱さが発生しない事。
ココはハイハットスタンドに於いて重要な点だからね。

ここまでの機種になると、余程ヒドイ扱いしない限りはそう起こるモンでもないだろうから、その辺も心配はしていない。

当たり前だが、使うに足るレヴェル。
だが、それでもライヴでどこまでちゃんと扱えるかを、試してみる必要はある。

折角クールな外観をしてるんであれば、テメェで使えるものっていう手ごたえをハッキリさせたいものだね。


色による仕切り

2024-06-04 04:01:28 | ノンジャンル

前回単色で描いたが、今回は他の色を交えて。

「過ごし待つのは甘露か」。

バーガンディのカラー以外を用いて、描写に仕切りを持たせた感じにしてみたんだが、やっぱりこのペンのバーガンディは良い味がでてくれるなと思った。
木を描き上げてる時は実に面白いと感じた。

新たに同じシリーズのペンでオレンジを調達したので、今回は雨粒の表現で使ってみたが、コレも好きな色の表出になってくれるね。

今度は、このオレンジ単色で何かを描いてみるのもアリかもね。