AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

なんか癪(笑)

2016-10-24 01:53:00 | 音楽・ライヴ
暦の上で昨日はライヴ。DAMEDETHとして出演。
Heart Beatでの通常ブッキングの内容で、まァ簡単に言ってしまえば数合わせの為にオファーをかけられた。

まァ、特に気に留める事でもない。
オファーとしてはかなり良心的なノルマにしてくれたワケだし、こーいう内容のライヴであるために、いつも使わない機材を使用してみようか、という気にもなる。

なので、
以前にLUNA SEAのカヴァーバンドで使用してそれっきりにしようと思っていた、crushのアクリルスネアを引っ張り出してみた、

アクリルはその材質により目を引くものであるが、打面のヘッドにはEVANSのHydraulic Redを装着。その上に更にAQUARIANのDura Dotを付けているといった、外観ののインパクトがより大きくなる仕様。
今回は、昔使ってみてイマイチだったPURESOUNDのCPB1424をつけた点が違い。
スネアを一度練習で使って馴染んできたのもあるんだろうが、コレがこのスネアには相当はまったようで、以前と比べても音の太さがより引き出されている感じがあった。

これがまたHeart Beatで音出してみたら、まァ実に気持ちの良いまとまり方。
音響担当の田中氏も良い意味で「スネア詰まるねェ~」と、感嘆していた。
また、ジェイソン氏もcrushのスネア持ちであるので、今回持っていったアクリルにはやはり興味を持っており、ライヴ後に「あのクリスタルのやつ、欲しくなってきた」と言ってくる始末(笑)。

ライヴハウスのスタッフからは絶賛されまくっていたが、なんかそれも癪に障るな(笑)。
DAMEDETHでこれまでずっと使っていたスネアの存在を蔑ろにされた様な気分がしたんだよね。
YAMAHAのあのカパーのスネアは、今後もオレにとってのメインスネアであるので、ちょっとした気まぐれで持ってきたスネアの方が良いみたいに言われるのは、何ともやるせない。
まァ、寧ろこれまでスネアを変えていない上に、普段お目にかかれない材質のスネアであったから、インパクトも違ったんだろうというのもあっただろうケドね(笑)。

で、まァジェイソン氏は運がよければ、アクリルのスネアを購入することになるでしょう。
店にまだアレが残っていればね(笑)。

んで、
今回のライヴでは、ジェイソン氏の秘蔵っ子でもあるZildjianのA 21″ Rock Rideを貸してもらった。
このライド、もう30年を越えるほどに使われてきた、最早ヴィンテージものと言って良いシンバル。
相応に使われてきただけあって、音色は丸みを帯びているものの響きは良く、カップは“ロック”の名称に相応しく、未だ衰え知らずの突き抜け方をしていて、叩いてて気持ち良かった。
「使いたいんだったらココに置いとくよ。ライド持ってくる手間も省けるやろ?」と言ってくれたが、そこはやはり自分のライドを使っていきたいというのがあるので、謹んで遠慮はさせてもらったが、まァ気分転換をしたい時は、言葉に甘えようかな(笑)?
「自分で使って来てて知らんかった、あれだけカップの音抜けるんやね」と、ライドの機能性に対して再確認できて本人もご満悦のようだったし(笑)。

ま、機材はともかく、演奏に関しては散々だったね(苦笑)。
なんか途中でラーズ状態になってしまったところが多々あり、もう苦笑の連発だったな。

ダメだな、どこかで手ェぬこうとして変に冷めたふりして演奏に臨んじゃ。
やっぱりいつもみたいに食い気味で演奏した方が、オレらしいって感じがした。

次のライヴは目下のところ12月23日。
ここでやる時は、これまでと質が違うところを本気でみせなければいけない。
カヴァーと、オリジナルの境界線をしっかりつけるようにしなければ。

またそこに至るまでに、オレはどうなっているものかねェ(笑)。

2016.10/23@Heart Beat

~DAMEDETH Set List~

1.Tornado Of Souls
2.Dread And The Fugitive Mind
3.Washington Is Next!
4.Head Crusher
5.Peace Sells
6.Holy Wars...The Punishment Due


徐々に復調

2016-10-15 01:31:00 | ノンジャンル
ここまで来てもう黙っておく必要もないから書いておこう。

今の仕事場がなくなる。
閉店は11月20日。
ただ今セール真っただ中である。

公的には「移転」と謳っているが、大多数が思っている様に、「撤退」と言い換えて良い。
結局、今展開している店舗すべてをたたむ形をとっているんだから。

移転は事実だが、かつて本社がとっていた方式の経営で、通販事業をメインとしながら、現物を見れるような敷地もある、といった形へ立ち返る。
言わば本社へ全て統合されるワケで、今の仕事場から相当離れた場所に「移転」する事となる。
これまで足を運んでくれた人たちからすれば、「撤退」に等しい閉店というワケだ。

結果として、店頭販売というスタイルはほぼ消える。従業員は基本、通販業務にまわる事を宿命づけられる。
新天地に於ける展示も、ハッキリ言って今営業している店舗ほどの面積を設けられるワケでもない。

そうなってくると、
オレがこの会社に居る意味は最早無くなる、という結論に至る。

そもそも、オレは“専門知識を必要とする、店頭に立てる人間”として迎え入れてもらったので、その条件に見合うものが撤廃されてしまう今回の人事は、会社的にオレの居場所が無くなるという意味でもある。
勿論、オレが望めば本社のどこかの課に所属はできるが、ソレはオレの望むところではない。

だから、オレは閉店と同時に去る事を選んだ。
今回に関しては、本社経営事情に依るものであるが故に、会社都合による辞任となる。

が、コレは言わせてもらう。
以前の仕事場が無くなるという時に、先の条件下でオレを迎え入れてくれた、本部長及び社長には感謝こそすれ、この事態になった事に対しての恨みなど無い。

いずれ来るとは考えとして持っていた。
それが思っていた以上に早かった、というだけの話だ。

幹部連中は特に、オレの事を高く評価してくれていたのは聞き及んでいる。
社長と面談した際、いずれまた同じような店舗展開をする時には、声をかけて戴きたいと話を締めくくった。

今は本社も、経営を立て直す事が最優先であり、果たして運営が再び上場になった時に、店舗展開を考えるかどうかは、ちと疑わしいケドもね。
今回の件で、本格的な総合店を展開させるというのがどれだけ難しいか、思い知っただろうからね。

ま、
希望は抱いても良い。
が、
それ以上にほとほと疲れた。

もうこれで3回目だ、こんな状況に置かれるのは。
ここまで長く楽器業界に携わってきたが、これで終わりにするか、やはり続行するか・・・・・・
今は暫く休ませてほしい、というのが本音だね。
少し、気持ちに整理をつけたい。

そんで、皮肉な事に、今の頃合いになって、徐々に体調が回復傾向にある。
まァ、回復というと大袈裟だな。
肉体造りが再開できるようになってきた、といった方が正確か。

正直なところ、今の会社になってから中々トレーニングが納得いくところまで出来なくなっていた。
極め付けは今年3月のインフルエンザだね。思えばアレがケチのつき始めだった気がする。
あの時に体調を著しく崩した事で、歯車が全く噛み合わなくなった。
トレーニングをする気力が削がれていたし、場合によっては疲労で食事すらまともにしてない日も出ていたほどだ。

お陰で筋肉は相当落ちたし、事実体重も落ちた。
知り合いに「痩せた?」と言われてきたが、つい一ヵ月前に自分の顔を見て実感した。
そりゃあそうだろうな、と今になって納得してしまった(苦笑)。

だから、今またそれらを少しずつ取り戻しにかかっている。
ある意味、今の仕事から現状少し解放されてきているのもあるんだろう、ムカツク暑い季節も過ぎた事で、動きが軽くなってきた。

実際のところ若干スランプ気味に陥っていた、オリジナルの曲作りに関しても、また波が寄ってきた感じがあり、今の機を逃さずに、最低でも一曲は直ぐに作り上げたいものだ。

過去に作ってきた曲も、バンドとしてもイイ感じでまとまってきたので、今の状態のうちにできるところまでやっておきたい。

しかし・・・
悪人にはなれんよなァ、オレ。実際(笑)。
まァ、テメェの為にやっているという点に関しては、間違ってるとは思わないがね。

まるどぅっく

2016-10-06 22:09:00 | ノンジャンル
読書の秋。といった気配を感じさせないほど、この数日はいやったらしいほどに残暑日だったね。

ハッキリ言って10月の気温じゃねェ。
また冷蔵庫の中が危うい状況になりかけてた(というよりも、もう中に必要以上のもの入れたらダメだな、ありゃあ)し、休日は結局エアコンつける始末だった。
もういい加減涼しくなれよ、体調的にも良くねェ。
イライラが嵩む。

と、
時期的に諸方面に毒づいてみたワケだが、本を読む、という点に於いては待望のものが出てきた。
「マルドゥック・アノニマス2」である。

スンゲー簡単に言うと、“非生命体であれば何でも変化可能な喋るネズミの、ある懺悔録”がテーマである。
まァ、マルドゥックシリーズ知っている人なら、まかり間違っても「アノニマス」から手を出すなんて事は無いから、この説明で充分事足りるはず。
この喋るネズミに関しては、本作でも色々と伏線があるので、読んでいて理解は出来るものの、やっぱり深く読み解くんだったら「スクランブル」「ヴェロシティ」は前もって目を通した方が良い。

物語は第一巻から一気に加速していき、「ヴェロシティ」で明らかになった存在がここにきてとうとう浮上してきたり、最早次巻への期待が早まるばかり。
沖方流SFノベルの真骨頂ここにあり、と再認識させられる内容。

もう一つ、同時に発売されていたものとして、「マルドゥック・ストーリーズ」というのもある。
こちらはマルドゥックの原作者沖方 丁が監修/認可の下、小説家として著名な作家や、これからを担う作家による、所謂「マルドゥック二次創作物語集」である。

マルドゥックの世界に於いて忠実な描き方をしているものもあれば、二次創作ならではのぶっ飛んだ描き方をしているもの、果ては原作者自らの書き下ろしもあったりと、マルドゥックシリーズを知っているからこそ面白く読める短編集である。
また「アノニマス」が完結した後でこの企画やったら、色々と面白いのが出てきそうだよな。

でも、
実写はやめようね、このタイトル。
ただでさえ発禁表現多いし、それで結局CGに頼る面が過多になるんだったら萎える。
それだったら2Dアニメまでで良いよ。
半端な3Dは要らぬ。
つい最近、「ジョジョの奇妙な冒険」の実写化でファンが猛反対した例があるからねェ(笑)。

ま、商業的天秤にかけるとすれば、失敗する方が高いが、そこに敢えて挑んでみる決意は、また芸術の一端か。
やる必要の無い一線だとは、個人的に思うケドねェ。

最早感覚麻痺

2016-10-01 01:16:00 | ドラム
まァ、暦の上では昨日、Toshi Nagai氏(メンドくせーからTNと略称させてもらう)のドラムクリニックが行われた。

TN氏は80年代より日本の歌謡曲系ロックに於けるリズム作りに貢献したドラマーの一人であり、近年ではGLAYの後ろでドラムを叩いている姿が最も印象にある人物。

色々な経緯があり、今回招く事になったワケだが、ちょっとタカ括った感じはする。
集まった人数が思ったほどではなかったのだが、変にマスタークラスなんぞと謳ってしまったが為に制限をかけてしまった気がする。収容人数制限はあっても良いので、もっと広報すべきやり方であれば、もっと集まったと思う。
しかも蓋開けてみれば、知ってる顔ぶればかり(苦笑)。マスタークラスが聞いて呆れる。

で、
TN氏はクリニック前にドラムキットを自分の演奏しやすいようにチューニングを行っていたが、目の当たりにして聴いていた人間は「チューニングがヤバイ」としきりに言っていた。

そりゃまァそうであろう。
数々のサポートやレコーディングをこなしてきた、プロとして活躍している現役ドラマーなのだ。
自分の耳だよりに、音楽として聴こえの良いチューニングに仕立て上げる事ができるのは当然。
とは言っても、オレに聴こえてきたのは、特に変化の生じたようには思えない音だったんだが・・・・・・常日頃聴いている音や活動しているバンドでの音で、耳がやられてんかな?やっぱり(笑)。
結局スティックコントロール加減の賜物という点も大いにあり得るんだよね、聴こえる響きって。
あと音を出す部屋の範囲内で、どこまでの力加減でこの音が出る様にするかという、チューニングに於ける技みたいなところもあるワケ。

いっぱしのプロの仕事を見てきていない人にとっては、その所業とそこにまつわる音っていうのがいかにも凄く聴こえるんだろう。
オレの場合、近しいところにプロドラマーが居るので、その人の音作りを目の当たりにしている事がよくあった所為もあるんだろう、さして特別に聴こえるものはなかった。

んで、
クリニックの内容に関しては、
ドラムソロ→応答→ドラムソロ→撮影&サイン会
ってな流れで進み、いざとなれば90分はケッコー早く過ぎたものであった。

問題になりそうだった質疑応答も、ポツポツとイイ感じで出ていたので、時間内としては十分な繋ぎは出来た。
オレも質問をして間を繋ぐのに貢献(笑)したワケだが、まァテメェで言うのもなんだが、愚問であった。
だって、「あー、向こうはまァこう返してくるだろうな」というのを理解していながら
質問したんだからな(笑)。

結果予想的中(笑)。
それでもありきたりなドラムのテクニックに関しての質問よりは、少し面白い内容にはなったと思う。

サイン&撮影会の段階になったところで、オレはとっとと業務に戻る事にした。
人数の埋め合わせ的に参加しただけであって、そこには関与するつもりはなかった。
というか、ぶっちゃけ興味も何も無かった。

日本の音楽シーン最前線で活躍するドラマーが披露するものだから、殆どの人が眼前で繰り出されれば有り難いものとして凄さを受けたものだろう。
が、オレはまたしても「こんなモン?」と思ってしまった。不躾ながら(苦笑)。

今回TN氏を呼ぶきっかけを持った店長は「ダイナミズムがマジヤバイね。レベル1~10までのとこからまさか12があるっていう凄さ」と言っていたが、そのくらいのダイナミズムは寧ろセッションをこなしてきたドラマーなら持って然るべきもの。
オレとその場に参加していたHeart Beatの魔王ことジェイソンさんからしたら、驚嘆に全く値しない。
通過してきちゃってるから、我々(笑)。

だからと言って内容全てが下らないワケじゃなかったという事はちゃんと述べさせてもらう。
TN氏の、色々な場面でのドラマーとしての立ち位置の見せ方や、リズムに関しての理論を最低限でも持ち合わせておくべき事など、ドラマーが実のところあまり考慮していない点をアドヴァイスしてくれた点は興味深かった。
特に体幹を軸にして演奏をする、という点に関しては、「よくぞ述べてくれた」と思った。そこを語った後で実演を見せてくれると、説得力が各段に変わる。
ココに於いても「プロの人が語るところの」というのがついてまわるワケだが(苦笑)、効果は十分だっただろう。

今回のクリニックに関して言えば、オレは関与は全くしていない。
だから用が済めばさっさと離れる、というのが流儀としてある。
何かを話し込んでいければ、もっとお近づきにはなれたかもしれない、店長の様な感じで接近いけば(苦笑)。

でも、オレにとってはそーいうのって特にステートメントにならない。
職場に、そうる透氏と知り合い(ガチな感じで)の人が居るんだが、他の職員が「そうる透と知り合いって、ドラマーとしては羨ましいんじゃないですか?」とオレに訊いてきた事があるが、全くそんな風に思った事が無い。
憧れでもなければ影響を与えた人物でない。ただ名の知れた人というだけだ、そーいうのは。
プロの人間と知り合い?どーでもいい。
興味のない人物なら、例えどんな立場でもフラットなものだ。良いも悪いも無い、唯々平坦な状態。差を感じないのだから。

その後、TN氏は店長としばし店内を回って色々話をしていたが、オレはノータッチを決め込んでいた。
滑稽だったね。
特にドラムに対して語れるわけでもないのに応対しているのが(自分が“格上”とみなすプロ相手にはいつもこんな感じだな)。
一応、アルバイトでドラマーの女性が居て(敢えて言うと、かの音楽学校MI出身)、まァ様々なつてでTN氏とも知り合いであるのだが、その時にドラムの機材に関してすらまともに話し合う事が出来ないとはね・・・・・・茶番も良いところだね。
だからドラム担当のアルバイトとして名乗らせる事も出来ない。

この2人には、こんな状況であるなら半永久的に打楽器を一任させることなんぞ出来んな(店員内では、このアルバイトの子への店長の贔屓っぷりに呆れているのは周知の事実)。
まァ、そんな状況も、もうすぐ瓦解するんだがね(苦笑)。

プロがどーのとか、今のオレには最早どうでも良い。
自分をブレさせない事に本当の意味があると、他の諸氏も本気でそこを考えた方が良い。
そこからプロへの道に繋がるかもよ(笑)?