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AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

多少の変化は

2025-04-15 14:20:28 | ドラム

さて、この間稼働させ始めたLST146Hだが、今度からはちゃんとこちらでテコ入れ。

ヘッドのバターサイドを、EVANSのSuper Tough Dry(以下STD)へ。
YAMAHAのHMAスネアに装着しようという構想を引き継いで、コイツ。
なので、元々HMAスネアに装着していたのを流用。

あとはスナッピー。

CANOPUSのCPSL-14DR42。
メーカーではVintage Snare Wireというシリーズに入っており、その中の42本モデル。
エンドプレートが0.5mmという極薄仕様により、スナッピー伝達をどんなスネアに対しても引き出せるのが特性となっている。
メッキを施していないドライ仕様の点でも、妙な高域を持ち上げた鳴りにしない音作りにも貢献。
コイツも他のスネアで使用していたものを流用。まだ使えるコンディションで、捨ててしまうには勿体ないし、今度のスネアには本数の多いスナッピーを装着する予定だったので、渡りに船だった。

因みに、この42本モデルは今月を以て製造中止となるそうで。

まァ、このカスタマイズで叩いてみたところ、多少の変化は見込めたかな。
デフォルトと比べて、低域確保をしながらも高域の鳴りが出てくれるようになったと思う。
ヘッドは元々装着されていたのがEVANSのG1に相当するものだったというのもあり、1プライから2プライへ変更したのと、DRY仕様である分の影響は出ているだろう。
今回のSTDは使い古しというか、既に馴らしているのを使ったのもあり、チューニングの安定感もあったからその辺判りやすかった。

スナッピーも42本にして硬質な響きが見えてきた感じか。
本来であれば、そういった金属的な残響音を除去し得る特性を備えたモデルであるとは思うんだが、今回のスネアに関して言えばその点が出てくれる方が、高域が持ち上がった感があるんでね。

依然としてTAMAとしての音が強ぇと感じるが、叩いていて違和感の残る質感は幾分解消されたか。
あとは今回試した部屋が以前よりも広い場所だったってのも影響は出ているだろう。

ま、あとはバンドで音出した時にどう聴こえてくるか、だな。


落とし込みが出来るかどうか

2025-04-02 02:04:14 | ドラム

という事で、予告通りスネアがきたのでココで晒しておこう。

TAMAのLST146H。1.2mm厚のスティールシェルにハンマリングを施したスネア。
Sound Lab Project(以下SLP)というシリーズで、このシリーズはStarclassicなどの様なシリーズとは違い、様々なサイズや材質で作り上げたモデルを、一定の期間発売していくというもの。

実はこのLST146Hの前に、SLP内でLST1455Hというモデルがリリースされており、今回はその後継機種にあたると言える。

モデル名から察することができるように、サイズが14x6という深胴になっているのが先ず違いとなっているが、詳細な違いとしてはパーツがブラックカラーになってラグが変更されており、チューブラグからワンピースラグへと変更されている。
TAMAでワンピースラグって珍しい感じを受けるが、STARPHONICの様なシリーズでもワンピースラグが採用されているし、一応SLP内でLAL1455というモデルで、LST146Hと同型のラグが採用されており、その色違いとなる。

実はExpressive Hammered Steelというスネアの名称がつけられており、LST1455HはVintage Hammered Steelという名称がつけられていた。
とは言え、シェル本体に関してはどちらも同じ仕様と言え、より音圧を引き出せるサイズという事でその名称になったんだと思うし、ヴィンテージっていう呼称に惑わされない幅広さで使えるというのをアピールしたかったんだと思う。


何気に、TAMAのスネアは久しぶりに所持する。
以前Starclassic Birchを所持していた事あったが、当時は持て余し気味だったので、譲り渡してしまった。

で、以前から書いていた様に、YAMAHAのHMAスネアがダメになった際、同シリーズを所持するのは止めようと思ったのと同時に、YAMAHAは避けたいとも思った。

正直なところ、今になってスネアを所持するにあたり、ハイエンドクラスのスネアを持とうなんて事は考えてなかった。
だからと言ってPearlやDW、Ludwigなどはどうも違うんだよなって気がした。

ざっと一瞥してみて、良さそうだと思ったのがTAMAで、その中から直ぐに入手できそうなものをと考えて選んだのが、今回のLST146Hとなったワケ。
Starclassic Bubingaと実際迷ったんだが、カラー選択の問題で少し時間がかかってしまうので諦めた。今回は早目に稼働させたいというのがどうしてもあったんでね。
あと、オレが考えていた条件としちゃ勿体ないなとも思った(笑)。

LST146Hは現物を見てみると、確かに良い外観だなと思った。
ハンマード系は初めて所持というのもあるんで、これから使っていく上での意欲にも繋がるかと。

まァ暦の上では昨日、早速スタジオに入って叩いてみた。
TAMAだなァと思ったわ。
この感覚、久々(笑)。

TAMAって、メーカーとしての特性ってハッキリしていると思う。
主にスネアに関しては、鳴りの通し方とでも言おうか、聴こえる音領域というのが一定の質で存在していると、オレは感じる。

飽くまで個人見解としてだが、
TAMAはハイピッチにチューニングすると、実は中域に集中した響きが出てくると感じるんだよね。
硬質ではあるんだが突き抜ける感覚が薄い響きになる。

だから叩いてみると「アレ、こんなモンなのか?!」と思ってしまう鳴りに思えてしまう。
でも、コレがまた思わぬ作用があり、音数が少ないドラミングとかだと肩透かし食らった感じに思えてしまうが、音数が多いドラミングになると、ハイピッチにした状態が生きてきて、中域での響きが安定して通って聴こえるようになる。

LST146Hも例に漏れず。
今回はテメェの恒例儀式としてデフォルトスペックで叩いたが、上述のとおりTAMAらしい鳴り方だったわ。

今回、あんまり広くない部屋で叩いたってのも影響あるだろうな。
ぶっちゃけ、ハンマードスティールとしての醍醐味ってのは特に感じられなかった。
Starclassic Birch叩いていたのと大して変わらなかった。
その辺りも含めて良くも悪くもTAMA、って感じはあるんだケドも(苦笑)。

勿論、これからまた自分なりのスペックへとカスタマイズはしていく。
そこで変化が生じてくれたら良いがね。

自分にとって良い落とし込みが出来るように、これからちょくちょく持ち出していく事になるな。


解体完了

2025-03-23 00:33:13 | ドラム

ホント、今週の気温の落差は何だよと思っちまう。
たった3日間で、ここまで違うのは流石に体調がついていけなくなる人間続出するだろうな。
最高と最低気温の差も気を付けるべきだからな、そこで油断して風邪ひくなんてのも大いにあり得る。

ま、とりあえず気温が高くなってきたら動きやすくなるってのも事実だし、良い機会だったからやろうと思っていた事を実行。

この間書いていた、お役御免のスネアの解体を終えた。
スネアはYAMAHAのAbsolute Hybrid Maple(以下AHM)のスネア、AMS1460。

2月のDAMEDETHのライヴでお役御免にした理由は、以前に書いたので割愛させていただく。

シェルは再起不能一歩手前まで来ている様な状態だったので、破棄するつもりでパーツを引き剝がした。
ソレが上の写真なのだが、当たり前だがまァ解体にもそれなりに時間はかかったよ。

そして、すべて取り除いてシェルを改めて見てみると、打面側の割れはヒドイな。

フックラグベース全域でこんな状態だからな。
取り除いた箇所が目に見えて、割れてる部分と一緒に見ると何となく笑ってる様に見えてくるのが腹立つ(笑)。

取り除いたパーツは何かに使えるかもという事で、一応保管はしておこうと考えている。
特にフックラグとボルト、フープは代用として役に立つだろう(ヌーヴォーラグ仕様のスネアを使っている為、代用としてフックラグは一抹の不安はあるがスネアが機能不全に陥るよりは持っていて得だからな)。

結局、スネアはまた一台入手する事にした。
もう少ししたら手元に来るから、今回は良いタイミングで解体を行えた。

ま、そっちのスネアは時期を見て紹介できたらと思うよ。


多分、次は無い

2025-02-12 03:14:52 | ドラム

やっとこさ少しばかり時間がとれたので、この間のパーツ破損修復を行う事にした。

YAMAHAのLIVE CUSTOMスネアで、LNS1455。
現在出ているLIVE CUSTOM HYBRID OAKの前モデルとなり、このカラーはエメラルド・シャドウ・サンバーストという長ったらしい名前だが(笑)、この前のAHMと同様に、このスネアもやはりこのカラーが良いと思ったので手に入れた。

↑の写真は既にパーツ復旧完了後の写真。

この前のMADHOUSEでのライヴで使おうと思い、今年入ってからヘッドを新調しようと思って取り外した矢先に、パーツ破損という悲劇が発覚。しかも、明らかにそうだと判るだけで3箇所。

5年前にも、実は同じ状態に見舞われた事があった。
シェル内側からネジで固定する部分のラグの受け口が、ボッキリ折れるという事態。

あの時はそうなってしまった箇所だけを交換しただけだった為、今回は他の箇所が破損した状況かと思う。
そうなると、これは最早その破損した箇所だけでなく、少なくとも打面側のラグ全てを交換する必要があると判断。

どう考えてもパーツ調達/修復から、スネアの鳴りを調整していくという工程がライヴまでに間に合いそうもなかったんで、仕方なくその時のライヴは別のスネアで臨んだワケなんだよね。

このLIVE CUSTOMのラグ、仕様もちょっと変わってるんだよね。
内側から止める以外に、シェル表面に杭の様に引っ掛ける状態の作りにもなっている。
実は、この箇所もダメージは顕著となっていて、ラグが引っ掛からなくなっている状態が発生した場合は、この杭状の取り付け部がひしゃげている可能性が一番高い。

左が正常なもので、右が損傷したもの(ラグのサイズが違って見えているのは写し方の問題)。
杭状の部分が圧力に耐えきれなくなって下方へ折れ曲がっているのが判ると思う。
ネジで取り付ける部分も、亀裂が入って破損しているのが一応見て取れるかと。

前回復旧した2箇所はまだ使えそうな状態だったが、復旧5年後からこれまでそれなりに叩き込んでいる事を考えれば、打面側全て交換するのが妥当かな、と。

現行モデルLIVE CUSTOM HYBRID OAKと、パーツは全く同じなので、パーツ流用できるのは有難い。
とは言え打面側のラグだけで10テンション、約18,000円の出費は堪える(苦笑)。ラグ全て交換の場合、当時購入したこのスネアの金額軽く超えるんだが(震え)。
昨今パーツ代もバカにならんよ。

とまァ一先ずスネアの復旧が完了したのは最初の写真掲載した通りなのだが、今後を懸念させるのは、やはりシェルへのダメージだね。

ネジで取り付ける穴の部分、表面に割れが生じているのが見えると思う。
これ、カラーリングしている化粧板だけじゃなく、1~2プライ分にも生じているんだよね。

その症状になっているのは1箇所だけなんだが、そうなってしまったらもう進行していくだけなので、いずれ他の箇所も同様になり、悪化の一途を辿る。

杭で引っ掛ける穴が広がって使えなくなるんじゃないかと以前は思っていたが、それ以上にシェル割れが生じてダメになる方が先かもね。

まァ入手してからもう12年は経過して、その間でそれなりに使ってきたからな。
特にカヴァーバンドに於いてスタジオ/ライヴと活躍してくれている一台で、オレにとっては頼れるメインスネアの一つ。

思い出の品でもあるんだよね。
だからしっかり使える場面を設けたかったので、それは奏功していると思っている。

でも、恐らく次修復するという事態になった時、スネアが耐えれるかどうかは分からないな。
次は無いかもしれない。

オレのドラマーとしてのキャリアが終わるまでは使える事を祈りたいが、恐らくウッドシェル系のスネアは、使い方次第では10~20年くらいが関の山なのかもな。

今のうちに、次に代わるべくスネアを探しておくべきかも。

勿論、それまではこのスネアには活躍してもらうがな。


経年疲労と信じたい

2025-02-11 02:40:53 | ドラム

8日の土曜日のスタジオでの事態。

今年入ってから機材トラブルに続々見舞われてるんだが・・・・・・

いや、コイツはちょっとショックだったわ。
写真見てもらえば判るとおり、ハイハットシンバルのトップに思い切り割れが生じている。

このシンバルはPAISTEのALPHA 14 Sound-Edge Hihats。
オレの愛用しているシリーズの一つであり、このハイハットは所持しているハイハットシンバルの中で最も使用頻度が高かった。

実はALPHAが廃盤決定した時に滑り込みで入手したものであり、言ってみればALPHAでは最後に手に入れたシンバル。
ALPHAは他のモデルも所持しているが、このSound-Edgeが個人的には最も扱いやすいモデルだった。

多分所持してから8年以上は経っていると思う。
その間、練習時に限るが、持って行ける時は殆どの間ハイハットの座はコイツが居座っていた。

持ち運びが悪かったのかというのも一瞬思ったが、流石にコレは経年疲労じゃないかと思う。
正直、ライヴで使うよりも遥かに長時間叩き込んできたワケだから、ダメージは相当なものだったかと思うんだよね。
言い訳にするつもりはないが、このSound-Edgeはそんなにぶ厚いモデルではない上に、クローズ時にトップとボトムの隙間が生じる分、余計に逃げ場のないダメージが蓄積してしまうとも考えられるんだよな。

まさかハイハットが割れるなんて事ないだろうと思っていたから、当然このモデルで予備なんて持っている筈もない。

つまり、
このハイハットは、少なくともトップ部はこれで終わり。

この時のスタジオ練習では特に変な響きにもならず、何とか乗り切ったが、これ以上使っていくと真っ二つに割れる危険があるので、眠りにつかせる他なくなってしまった。

ぶっちゃけ、この間のAHMのスネアの状況よりもショック。
愛着はハイハットの方があったからね。

今後は、PAISTEの900シリーズのハイハットを使っていくつもりだが、この事態を踏まえると、900のハイハットでも予備を所持しておいた方が良さそうな気がするんだよな。

形状が似ている点からすれば、以前に入手したMEINLのPURE ALLOYを利用する機会にも繋げれるとも考えたんだが、やはりオレとしちゃPAISTEなんだよね。

こうなってくると、いよいよALPHAを使っていく事を控えてしまう。

そして、金が溶ける・・・・・・