さて、この間稼働させ始めたLST146Hだが、今度からはちゃんとこちらでテコ入れ。
ヘッドのバターサイドを、EVANSのSuper Tough Dry(以下STD)へ。
YAMAHAのHMAスネアに装着しようという構想を引き継いで、コイツ。
なので、元々HMAスネアに装着していたのを流用。
あとはスナッピー。
CANOPUSのCPSL-14DR42。
メーカーではVintage Snare Wireというシリーズに入っており、その中の42本モデル。
エンドプレートが0.5mmという極薄仕様により、スナッピー伝達をどんなスネアに対しても引き出せるのが特性となっている。
メッキを施していないドライ仕様の点でも、妙な高域を持ち上げた鳴りにしない音作りにも貢献。
コイツも他のスネアで使用していたものを流用。まだ使えるコンディションで、捨ててしまうには勿体ないし、今度のスネアには本数の多いスナッピーを装着する予定だったので、渡りに船だった。
因みに、この42本モデルは今月を以て製造中止となるそうで。
まァ、このカスタマイズで叩いてみたところ、多少の変化は見込めたかな。
デフォルトと比べて、低域確保をしながらも高域の鳴りが出てくれるようになったと思う。
ヘッドは元々装着されていたのがEVANSのG1に相当するものだったというのもあり、1プライから2プライへ変更したのと、DRY仕様である分の影響は出ているだろう。
今回のSTDは使い古しというか、既に馴らしているのを使ったのもあり、チューニングの安定感もあったからその辺判りやすかった。
スナッピーも42本にして硬質な響きが見えてきた感じか。
本来であれば、そういった金属的な残響音を除去し得る特性を備えたモデルであるとは思うんだが、今回のスネアに関して言えばその点が出てくれる方が、高域が持ち上がった感があるんでね。
依然としてTAMAとしての音が強ぇと感じるが、叩いていて違和感の残る質感は幾分解消されたか。
あとは今回試した部屋が以前よりも広い場所だったってのも影響は出ているだろう。
ま、あとはバンドで音出した時にどう聴こえてくるか、だな。