このところ気温の上下が大きかったんで、思う様に体調が整えられんかった。
疲労が溜まっていたのか、ここ3日間ほどは体に異様な重さを感じていた。
上手いこと体調を整えられる時期にならんものかね早く。
“海賊”ってェと、今は専らワンピースかカリビアンといったところを連想させるだろうね。
今回タイトルにしているのは、神林長平著の「敵は海賊」という長編SFスペースオペラと銘打たれた小説。
初版はかなり古く、1980年代序盤にまで遡る。オレが手にしたのは当然のことながら改訂版であり、何となくではあるが、今の時代背景に即した描写が読みうけられたりする。
よく利用する書店で、たまたま面だしのコーナー一区を使って並べられていたので、気になって手にしてみた。
日常読み書きをする機会が殆どなくなっているので、せめても活字/書籍でも読んでおかないと、バカになっていく一方だから、何か気になった小説があれば、購入して読むという習慣はつけている。
この「敵は海賊」、タイトルが示す通り、海賊を殲滅する為につくられた海賊課に所属する刑事と、その刑事たちに付け狙われている幻の海賊と言われている男という対立構成を中心に、周辺で様々な事が起きていくというのが、大まかな内容。
宇宙という規模を取り入れている段階で、基本として何でもアリな要素を持っているが、堅苦しさはなく、描写をしやすい形で読んでいける。
かと言って単純かといえばそうではなく、“人の持つ感情”というテーマに根差した登場人物の描き方は、共感できるところの多い深い味わいがある。
「本は自分との対話」とよく言われるが、そういった点で自分の生き方というのを自覚させられる事を得られる機会は、実際そんな書物というものにあったりする。
「自分がこう生きたい、こうであることが自分だという事を貫いていったら海賊になった」という幻の海賊、匋冥の心情は興味深いものがあると思う。
置き換えは、実は自分達が今おかれている社会体制でも言える事だ。
ソレを憧憬とするか、反骨対象とするかは、その人間次第。
重要なのは、自分が生きているのはどういう事なのかを、自覚していかなければいけないってことだ。
今日のテメーのBGM:MESHUGGAH『DESTROY ERASE IMPROVE』
疲労が溜まっていたのか、ここ3日間ほどは体に異様な重さを感じていた。
上手いこと体調を整えられる時期にならんものかね早く。
“海賊”ってェと、今は専らワンピースかカリビアンといったところを連想させるだろうね。
今回タイトルにしているのは、神林長平著の「敵は海賊」という長編SFスペースオペラと銘打たれた小説。
初版はかなり古く、1980年代序盤にまで遡る。オレが手にしたのは当然のことながら改訂版であり、何となくではあるが、今の時代背景に即した描写が読みうけられたりする。
よく利用する書店で、たまたま面だしのコーナー一区を使って並べられていたので、気になって手にしてみた。
日常読み書きをする機会が殆どなくなっているので、せめても活字/書籍でも読んでおかないと、バカになっていく一方だから、何か気になった小説があれば、購入して読むという習慣はつけている。
この「敵は海賊」、タイトルが示す通り、海賊を殲滅する為につくられた海賊課に所属する刑事と、その刑事たちに付け狙われている幻の海賊と言われている男という対立構成を中心に、周辺で様々な事が起きていくというのが、大まかな内容。
宇宙という規模を取り入れている段階で、基本として何でもアリな要素を持っているが、堅苦しさはなく、描写をしやすい形で読んでいける。
かと言って単純かといえばそうではなく、“人の持つ感情”というテーマに根差した登場人物の描き方は、共感できるところの多い深い味わいがある。
「本は自分との対話」とよく言われるが、そういった点で自分の生き方というのを自覚させられる事を得られる機会は、実際そんな書物というものにあったりする。
「自分がこう生きたい、こうであることが自分だという事を貫いていったら海賊になった」という幻の海賊、匋冥の心情は興味深いものがあると思う。
置き換えは、実は自分達が今おかれている社会体制でも言える事だ。
ソレを憧憬とするか、反骨対象とするかは、その人間次第。
重要なのは、自分が生きているのはどういう事なのかを、自覚していかなければいけないってことだ。
今日のテメーのBGM:MESHUGGAH『DESTROY ERASE IMPROVE』