AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

バッサリと

2017-01-28 20:57:00 | スタジオ
昨日はスタジオに個人練習で入ってきたが、その時顔を合わせた知り合いはこっちの変化に気付いた。

髪を切ったからな。
言ってもこの6年間ほぼ長いままで、そこからうなじが見えるほどまで短くした。

現状、未だ希望の働き口への再就職の見込みはなく、時季的にどうしても鬱蒼となりがちなのは否めない。
で、髪が長いってのが今はどうしても妨げになっていると感じたので、思い切ってバッサリ行った。

こんな気分である時にしか出来なかったのも皮肉ではあったが、実際に短くはせずとも、色の着いた箇所を切り落としたいという気はあった。

去年に、LUNA SEAのカヴァーバンドをやった際に髪の色を変えたのだが、そのライヴ以降なるべく早く地毛の色に戻したかった。
ぶっちゃけ、もう髪の色に対して執着がなくなっているし、元の黒髪の方が今は寧ろ良いと感じている。

昔は色々とやっていたモンだケドね。
ホント、若い時期のノリってやつだったんだろうな、と今は思うよ(笑)。
髪の色変えるってのに対して、だからといって今非難をするつもりはないし、若気の至りなどという一時的な行為に当て嵌めるつもりもない。

オレはもうやるつもりは無い、ってだけ。
長かった頃は、黒髪の方が手入れは楽だったし。

色があった時は、何とも負のエネルギーがつきまとっていた感覚だったし、そしてこの状況である。
いっそ短くしてしまった方が開き直れる。
今後の事を考えれば、外観としては受け入れやすい雰囲気になる。伸ばして良いのであれば、また伸ばせば良いだけの事。

正直、短くなければいけないのであれば、それなりの髪型にしていこうかとも思っている。
実のところ今でもおかしな髪型には変わりない(笑)。

今後会う人間は驚くだろうね。
今居る場所でオレの事を知っている人の中で、オレが短い髪の頃を知っているやつが寧ろ少ないと思う。

ま、しかしその所為で家の床に髪がかなり散らばっちまったがな(笑)。
もう他人に髪切ってもらわんよ。
自分でどうすりゃいいのかは、自分である程度出来るから。

短くやり過ぎたとしても、伸びてきた時にまた調整かければ良いだけ。
もう余程でなければ、外観なんて問題にならん。
ここもまた、齢を経たって事なんろうね。

ま、そんなこんなで昨日のスタジオでは、今後のライヴに向けても含めて、以下のメニューに取り組んでみた。


「BLACKMAIL THE UNIVERSE」(MEGADETH)
「99 WAYS TO DIE」(MEGADETH)
「TORNADO OF SOULS」(MEGADETH)
「RECKONING DAY」(MEGADETH)
「MADNESS」(OUTRAGE)
「FANGS」(OUTRAGE)
「LOST」(OUTRAGE)
「RISE」(OUTRAGE)
「MEGALOMANIA」(OUTRAGE)
「REIGN FOREVER WORLD」(VADER)
「PIECE BY PIECE」(SLAYER)
「SELF BIAS RESISTOR」(FEAR FACTORY)
「REPLICA」(FEAR FACTORY)


やっぱりやってる曲/やりたい曲ってのが、スラッシュ/デスメタルばかりだね(笑)。
ま、今後もやれる範囲で曲のレパートリー増やせるようにしていきたいが、肝心なのはオリジナルバンドのWRECKONで、曲構成力をどれだけ反映させられるか、だ。

既に長尺の曲として考えている一曲に関しては、もう少し中盤部分を練る必要性がある。
あとは持久力を保たせる為の展開も置いておく必要がまだある。

個人的に、ツーバスプレイに於ける長時間持続を落としたくはない。
音量、左右のバランスと共に、スピードという三点を基本に、どれだけキックプレイの基準値を上げていけるか。

先達は未だに現役で怪物プレイをしているし、少なくとも今よりも落とさない様にはしていきたい。


再駆動いけるか?

2017-01-21 14:49:00 | ドラム
さァ、コイツはどうだろうか?


CRAVIOTTOの、カスタムオーダースネアである。
14"×6"で、オーク材のシェルにレインフォースメントを施工したモデル。

CRAVIOTTOは、製造されているドラムの殆どがソリッドシェルという事で俄かに名の知られているアメリカのドラムメーカー。
会社を立ち上げてから僅かな期間のうちに、日本でも取り扱いが可能となり(今でも変わってなければ、代理店はノカナ貿易)、オレも当時このメーカーのUNLIMITED MAPLEスネアを叩いた時、音色と打感触の良さに感銘を受けたのを覚えている。

で、
あの時はまだOCDPも支持があったし、PearlもMasterworksをプッシュしにかかっていて、俗にカスタムスネア推しの時期がちょっとばかり熱かった。

あの頃のオレは、自分の機材に対してはまだまだ模索中という段階にあったので(今でもそうだが:笑)、まだ日本国内ではそこまで名の知られていないメーカーで一つ、自分のスネアを持ってみようかと思っていた。
Bradyにもしようかと考えていたが、シェル及びパーツも幾つか選択が可能となっていた点も含めて、結果CRAVIOTTOに決めた次第。

デフォルトの状態でスタジオに持って行って叩いた時に、当時のバンドメンバーからは「CDで聴こえてくる音」と絶賛された。
どういったものの音楽で聴こえてくるスネアの音なのかというのはさておきとして(笑)、今でもその感想はこのスネアの強みの一つであると、オレは思っている。
生音でそういった質感を持っているという事は、マイクでの調整が殆ど要らないくらいの完成度を持っているという事にも繋がる。

そんなスネアがなんでメインに使われてこなかったのか?というと、結局感覚的なものでしか言う事は出来ないが、当時はバンドで使おうと思うような鳴りではなかったから、というのが理由だね。
あの時は、オレも高域でのアタックが先ず主張して鳴るものをスネアとして求めていたので、それより前から所持しているスネアの方がその点に於いては断然鳴ってくれていた。
ま、あとは使うには自分の中ではあまりに高価であったので、余計に「コイツは少なくともメタルで使うべきものじゃないな」と感じてしまったので、使うのを控えていた。

決定打は、ライヴで一度引っ張り出して使った時に、当時よりオレの事をよく見ててくれていた水田氏から「正直、お前が使うにはイマイチな音に聴こえた」と言われた事だったな。
あの時点では、オレも自分が使っていくべきスネアというのを見つけていた時期だったので、CRAVIOTTOもライヴで試しに使用してみただけに過ぎず、継続を考えてもいなかったので、「じゃあ、コイツの活躍の場もこれで終わりだな」と見切りをつけてしまったワケだ。


あれからもう数年が経ち、現在事情により手元の機材を色々といじっている期間を設けているワケだが、このCRAVIOTTOのスネアも、いよいよ引っ張り出してみようと思った。

発端は、スナッピー購入。


PURESOUNDのP1424である。
メーカーとしてはスタンダードな、Customシリーズの24本タイプ。

当初は、違うスネアに装着しようかと思っていた。
実は現在、crushのアクリルスネアを2台所持している。カラーはRedとClear。
Clearの方に、スナッピーを装着しようと考えていた。

Redには既にPURESOUNDのPCB1424を装着。
一度現在メインのスネアに使ってみてダメな感触が強かった為、行き所を失っていた時に、最早遊びとして使う事しか考えてなかったそのアクリルスネアに装着したところ、とてつもないフィット感を得た(笑)。何がどうなるか判ったモンじゃねェ(獏)。

で、
そんな成果を得たので、Clearの方も24本タイプのスナッピーにしようかな、と考えていた時に、CRAVIOTTOの存在が脳裏を過った。

あの時は使えなかったが、今はどうだろうか?と。

音楽的に使えていないと感じていたが、ソレは当時テメェの腕がスネアの真価を発揮するに至ってなかったからじゃないか?
今でもまだ模索中だが、少なくとも当時より機材の鳴りに対して巧く対応出来るようになってきてもいる。

しかも、木材のスネアなので、本来なら使って愛でてあげるべきもの。
この数年で他者に向けて言ってきた事を、テメェが実践しないでどうする?と思い、チューンアップも兼ね、先のスナッピーを、CRAVIOTTOに装着する事に決めた。


スネアサイド側はこんな感じで一先ず完了。
スネアサイドも、純正からEVANSのS14R50へ変更。
低域強調と反応の素早さの面では、この組み合わせが良いのかも。レインフォースメントがあるので、基本的なタイトさは備わっている。
視覚的に、クリアーの方がこのスネアの重厚感が判りやすくなって尚良い(笑)。

あとは打面側、だな。
現在は以前使ってからそれっきりの状態なので、EVANSのONYXを装着しているが、これではオレの欲しいアタックは出ないと、今だったら解る。

ONYXは2プライ仕様でやや厚めのモデルに位置するが、ブラック塗装というのもあって、まろやかさが強くなってしまう。
過剰な高域のアタックが出ないようにしつつ、それでもやや硬めな響きを持ちながら低域を鳴らしたい向きには使ってもらえるヘッドではある。

まァ少なくともONYXでは、このCRAVIOTTOのスネアでオレが求めている鳴りにはならない、という話である。

現在だと、EVANSならDRYモデルのヘッドが良いんだろうなとは思う。
ただ、ソレだと安易に転がり過ぎて面白くないなと思ってしまう(笑)。

物は試しに、EC Snare Reverse Dotを装着してみようかな。
もう、あのヘッドはメインのスネアに装着する事は無いし、CRAVIOTTOに関しても、これからメインで使えるようにする、というワケでもないし。コレもまた遊び仕様だ、結局(笑)。

ただ、オレとしては、叩いてみて「いつ持って行っても良い」という状態にはしてやっておきたい。
今度、再駆動がいけるか、その仕様でやってみよう。

バランス

2017-01-16 04:00:00 | ノンジャンル
こんなのを描くのも懐かしい。

dscn0658.jpg
以前に、絵を描ける状態になったと書いたが、コレもその一つ。
この辺りは、ココ最近ベルセルクが賑わいをまたみせている点も影響してるかな(描いたものに関しては、世界観含め全く無関係です)。

漫画やアニメは、一般的に語られている程度の範疇で見たりはしている。
どちらかというと、生活環境の問題で、現在は深夜アニメ枠に対してやたらと敏感になっているが(笑)、原作へ手を伸ばす、というところへ到達するものは正直そうそうない。

その点は原作が小説であろうと漫画であろうと同じ。
ベルセルクは、そんな中で続いているお気に入りの一つ。気が付けばこの漫画も四半世紀が経っているんだから凄い。
ぶっちゃけこれだけ長く続いていると、「いつ終わりがくるんだ?」という心配もある。グインサーガがそうであったように(現在もあの小説は続いているが、原作者は既に他界)。
続いている分には楽しみが延命されるワケだがね。

さて、
ベルセルクが現在賑わいをみせているのは、各メディアで様々な展開をしているからだ。
特にアニメ専門チャンネルで、「黒い剣士再び」から始まっているのは大きいね。
ベルセルクは、所謂「黄金時代」と呼ばれる、主人公の過去の章が高く支持されている為、アニメではそっちが取り沙汰されていたからね(まァ現行の物語となると、放送的にどこで切れば良いか難しいってのは確かにある。未だ終わり方が見えてないだけに:苦笑)。

そんな中で、ベルセルク初の公式ガイドブックなんてのも出ていたりする。
ここには、現38巻まで出したベルセルクのこれまでとこれからを、作者のインタヴューの中で語られている。

中でも興味深かったのは、「リアルの追求」という点。
ベルセルクは、その描かれ方の細かさが重厚さへと繋がっているのが、魅力の一つだ。
ただそれ以上に、我々の現実世界と重ねた時に、「これはアリそう」と思わせる観点が大きいと思う。

主人公が持つ巨大な剣に対し、「どのくらいの体格の持ち主なら現実で振るえそうか」という考えから、主人公の体型も考案していったという。
あと、現在活躍している魔術に於いても、「探っていったら、結果内面を描く形になってしまう」という、ここもまた我々の世界でそういった魔術/術式が行われていたものを当て込んだ描かれ方をしている。

ベルセルクは、ファンタジーというジャンルに入る漫画だが、登場しているキャラクター達は、そうやってある種現実世界とリンクしているから、「リアルである」とも受け止められる。

それでも、「結局はバランスをとるようになっていっている」と、作者は語っている。

メジャー感をあからさまに見せるワケではなく、マニアックであっても過剰に行かない。
ベルセルクは、そのバランスをとるように結果として描いているらしい。

このバランス感覚は、千差万別だと思う。
立ち位置の違いで、バランスというのは、人によって異なる表現を生み出す事になる。

自分の中でいっぺん行き過ぎてみても、結局は戻ってきてしまったりするのは、感覚的バランスを保とうとしているからだろう。

描いた時に「ダメだ」と感じてしまったりするのは、結局自分の中でバランスが崩れているから。
様々な描写を持った作品が多いのは、その人のバランスによって表現されているからだろう。
そこに良し悪しを付けるのは簡単。何故なら見た人の基準=バランスの許容範囲であるか否か、だからだ。

なので、
オレが描いたものも、オレの中でバランスをつけた結果である。
批判があっても、それは見た人のバランス感覚によるもの。

「違う」のは当たり前。
その「違う」を、どう受け止めているか。

そんな中で、人は自身のバランス感覚を試している形になっているんだろうね。
広くても狭くても、それはどっちでも良い、とオレは思うケドね。


音質と感触のリンク

2017-01-07 01:09:00 | ドラム
今年入って初のスタジオ個人練習。

機材としてはコイツを動かしておくのが主な理由。


YAMAHAのLIVE CUSTOMスネア。
このスネアは現在、E.O.D.用として使用しているスネアで、今度3月にライヴが決定したので、実は去年暮に一回引っ張り出して叩いてみたのだが、その時「なんか、違うな」と感じた。

その時までこのスネアにはEVANSのEC Snare Reverse Dotを装着していたのだが、その音と打感に、どうにも違和感を覚えてしまった。
使用からまァ軽く2年以上が経過して、そろそろヘッドとしてもイイ感じでスネアの胴鳴りと馴染んでくる頃合いなのだが、なんとも軽さを感じる響きになってしまった気がした。

で、
考慮した結果、打面ヘッドを交換する事に。
過去にEVANS試してみて、同じようにしっくりこなかった例があったが、ソレはヘッドにドットが付いている点が共通。

これは他のスネアでの事だったが、どうも、オレはEVANSのドット付ヘッドとの相性は良くないみたいだ。

現状スネアの音に求めているのは、高域の切れ味と低域の重量感が同時に感じ取れる、太いアタック音。倍音があったとしても、サスティーンは比較的短めな、所謂ドライな質感も含んだ状態。

よくある「カィーン!」という高域だけ妙に目立つ様な音は、打感触としては反発が強くなってしまう上に、軽さを感じてしまうので、ヒッティングに比例しないから好きではない。
主に金属スネアで起こりやすい現象だが、オレはサイズとして6.5インチの深胴を採用する事で、基本の響きを解消させている(今稼働させている現役の金属系は、全て6.5インチ)。

木胴も出来たら深胴が好ましいが、正直言ってバンドでメインとして使うとなったら、やはり金属胴の方が勝手が良いので、所持している木胴はその時に良いと思って買っただけであり、サイズまでは真剣に考えてはいない(笑)。

ただ、使わないと何のために所持しているかって事になるし、取り分け上記のLIVE CUSTOMは当時“木胴スネアで持ちたいと思っていたもの”であり、今でも愛用しているので、お遊び以上のスペックで鳴らしたい気持ちがある(他の木胴スネアもそれなりにカスタムしているが、殆どお遊びスペック:笑)。

んで、
変更した打面ヘッドが、EVANSのHDD。
2プライヘッドで、裏側にミュート用リングスリットが取り付けられているのが特徴で、周縁に極小の穴が開けられているのがこのHDD。
通称、ドライモデル。

このドライモデルにはEVANSに幾つかあるが、現在オレにはこの仕様のヘッドがしっくりくる。
ドライという名称が付けられているだけあり、サスティーンを抑え、アタックをメインとした響きが表出する。
今日3時間ほど叩いてみたが、今の段階では、ECよりも音質/感触はよくハマる。
LIVE CUSTOMはシェルがオーク材なので、自ずと低域が引き出される。

やっぱり、ドライな質感になると、ドラムの他の音と共鳴しなくなるため、叩いていて全体の音域を感じ取りやすくなるんだよな。
その分だけ、スネアに対して自分の考えている出力を表現出来やすくなってくるワケだ。

来月からE.O.D.でスタジオに入るようになるが、この状態なら以前より心地よく叩いていけるだろう。

うーむ、前に現行型EC Snare Reverse Dot購入したが、早まったかな?と思ってしまう(苦笑)。
ま、ヘッド無いよりはマシか。