AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

どこに目が向くのか

2024-05-25 01:52:23 | ノンジャンル

こっちじゃあれこれと上げようと思っていたものが立て込んでいたんで、ちょっと日を置いた。

「夕暮れが滲む水辺」。

最初、青系2色ですべて描き上げようと思っていたんだが、奥の空間を埋めようと思った時に明らかに物足りなさを感じたので、パッと思い付きで夕暮れの色合いを足してみた。

なんつーか、空という景色での空間埋めっていうのは、ちょっと前に青系で描いたばっかりという感覚があったんで、自分の中でちょっとでも新鮮味を持たせたかったんだよね。

まァそのおかげで、何処に目を向ければいいのかを拡散させた状態になった気はする。

そこに良し悪しは、ございませんよ。


高耐久再び

2024-05-23 00:28:09 | ノンジャンル

本当だったら、一週間ほど前に試したかったんだが、タイミングがズレてしまった。

現在、スタジオで練習用として使用しているスネアのヘッドを、もうそろそろ変更しようかと思い、その交換分を先週入手。

アサプラ(以下aspr)のSLシリーズ、TE-02CとTE-01S。どちらも14インチ。

このシリーズはアラミド繊維を用いた、よくあるプラスティック材のヘッドとは違った質感を持ちながら、鉄の5倍の強度を誇る耐久性が特徴(・・・確かこれ、発売当初は、8倍と謳っていた気がするが、ソレは誇張が過ぎたのかね?それとも、この数年のうちに、当初の製造法や素材が困難になったのかもしれない)。
asprの中では間違いなく最高の耐久性を誇る。

その手触りは革に近いもので、仄かにプラスティック材よりも質量を感じる重さがあり、装着してからそこまでチューニングテンションを上げなくても、タイトな鳴りを得る事が可能。
あとはテンション調整次第で、低~高域の強調度合いが変化する。一定の芯ある硬質な響きがどこでも残っている状態は、大きな強みとなる。
そんでもって、耐久力のバカ高さは上述のとおりで、使い方次第では一生張り替えなくても良い状態を保てる可能性がある(笑)。

まァここまで言えてしまうのは、元々このシリーズを使っていた経験則から。
ソレを使用していたスネアがコイツ。

GRETSCHのRENOWNシリーズの、14X6.5メイプルスネア。
現在出ている、通称RN2ではなく、一つ前のRN1にあたるモデルである(前にコイツをRN2として紹介していたが、認識不足でした。ここで訂正させて戴きます)。

バターサイドは御覧の通り、TE-01Cで、グリーンカラー。
装着してから、大体5年くらいかね。一度フープが破損してから装着し直したことで、明らかにヘタっているのが判る状態であったのだが、とりあえずいつもの様にテンションを上げた状態まで持って行ったところ、特に問題もなく使えたという(笑)。

まァでも、そろそろ色合い的に、飽きてきたってのはあるんでね。
違うカラーにでもしようかと思ったが、変な色モノ路線よりも、単純な白で落ち着きたいってのはあったし、それであるなら、もう一つ強度の上のものを使おうと考え、今回TE-02Cを選択。

因みに、取り外したTE-01Cのヘタり具合は、こんな感じ。

ロゴ向きから真下が灰色っぽくなっている箇所、ヘッドの真ん中にあたるところなんだが、この部分は実はたわんで表層が浮いている状態になってるんだよね。
で、このシリーズって裏側を見ると、表の様に色が付いていないので、ここで2層構造になっている事が判る。実際、裏側は叩き込まれてきた形跡が全く伺えない。

で、TE-02Cを装着してみた。

気持ち良いくらいに真っ白。
何か、本来スネアとしてあるべき状態に戻った感じ(笑)。

そうそう、LSシリーズはプラスティック材のコーテッド仕様とは違うので、使っていってコーティング部分が剥がれ落ちていくという事態にはならない。
叩き込まれた分、汚れて変色したりはするものの、あからさまにコーティング剥げという見栄えにはならない点も、人によっては良い点と挙げられるかもね。

で、
スネアサイドも装着し直し。

TE-01Sは4年ほど装着していた状態。
仕様はバターサイド用と同様なのだが、スネアサイド用は当然ながら薄く作られているので、どちらかというと「思っているテンション以上のチューニングが可能となる」ヘッドだと捉えた方が良く、決して物理的に強度の高いヘッドというワケではない。

これまで装着していたスナッピーは、写真にあるPURESOUNDのCustom Proシリーズのものを使用していたんだが、このスナッピーのエンドプレートって形状がちょっと特徴的で、無理に押さえつけようとしたスナッピーテンションにすると、スネアサイドに穴が開いてしまう危険性がある。
というか、実際ソレが原因で、このスネアサイドは破れてしまってるんだよね(苦笑)。

そんなワケで、この際スネアサイドと共に、スナッピーも変更。

PURESOUNDの、30本タイプ。
まァ結局行きつくのはコレかよ、っていう感じ。

以上で装着完了して、早速叩いてみたが、
TE-01Cよりも厚みがあるという点に於いて、やはり低域の含みが強くなった、太い鳴りが特性として出てくるようになっており、叩いている1時間ほどに関しては、以前よりも硬質な印象は薄いと感じた。
この辺は、装着したスナッピーの違いというのも影響は大いにあり、バズ音を微妙に拾い上げてる状態によって、芯のある響きが薄まっているとも思えた。

とまァ、最初は「おや?」とちょっと首を傾げる状況で叩いていたが、一旦間を空けてから再調整をして叩き始めると、次第に望んでいた硬質な響きが伴う様になってきた。
依然少しこもり気味であるが、馴染んできた感じを味わえたので、ここら辺はこれから時間をかけていけば、解消されそうな気がする。

間違いなく鳴りに低域が加わったので、太い芯みたいな感触があるのは決定的。
スネアの音とドラムキットとの分離も相変わらずで、クッキリしている。
ドラムの外から聴いている人からしたら、所謂「デカイ音」に聴こえるんだろう。
というか、多分コレがGRETSCHのミドルクラスのスネアが放つ音だとはとても思えんだろうね。
ま、ハイエンド系スネアが万人の需要に応えるものとは限らないし、欲しい音や鳴りを得るためには、それこそテメェがあれこれ試行錯誤していって叩く技術というのを同時に体得していくべきだと、オレは思うんだよな。

このスネアは知り合いからプレゼントされたもので、スタジオのみでの使用としているが、その練習用として使い続けて行こうと決めた、ある意味特別な一台にしている。
恐らく、突き抜ける鳴りという意味に於いては、所持しているスネアで一番だろうね。

手というより、力抜けない叩き方を要求されるスペックとなっているが、だからこそ自分のドラム道を通すに相応しいものでもある。
これから回数重ねて、また少しずつ理想的な響きに近づくか、楽しみではある。


再始動の音鳴り

2024-05-22 01:29:43 | 音楽・ライヴ

この間のライヴの動画アップが完了したので、掲載をば。
新曲はもう少し遅くを心がけた方が良いなとは思ったね、見返してみて。

この間の投稿でも書いたとおり、今回は新曲披露を第一の目的としているワケだが、個人的な目的としては、元々メインにしていたスネアをこれからまた使う機会を増やしていくべく、コンディションを一新して初お披露目のライヴでもあった。

ここのライヴハウスの規模も関係しているんだろうが、以前まで使ってきたよりも更に硬質なアタックが聴こえてくれるようになったと思う。
狙った感じの音鳴りが出てくれるようになったので、また暫くはこの状態で通していこう。

あと、メンバーである おすぎ氏は本日誕生日。
おめでとうございます、とココでも祝いつつ、晒す(笑)。

【ライヴ】MEISTER 2024.5.19 【@PEACE】 (youtube.com)


KK’s SLAYER

2024-05-21 01:07:45 | ノンジャンル

2019年にSLAYERが解散をした事で、ヘヴィメタルシーンにとって一つの歴史が幕を閉じた。
そして、その解散からの行動を最も注目されていた男が、5年の沈黙を破る事になった。

ケリー・キングの『FROM HELL I RISE」。
名義としては、彼のソロ・アルバムと言える。

とはいえ、SLAYER一筋と言っても過言ではないキャリアであるケリーが何をするのかと言えば、SLAYER亡き後のSLAYER道を提示していくというのが最も自然であり、周囲もソレを期待していた筈である。

そんなケリーの脇を固めるメンバーは、
マーク・オセグエダ(Vo)
フィル・デンメル(G)
カイル・サンダース(B)
ポール・ボスタフ(Ds)

いずれも1980年代のスラッシュメタルの中でも有名どころと言え、その手練れたちがケリーの下に集まるのは必然とも言える。
特にポールはSLAYERから引き続きであり、デイヴ・ロンバードの後任を正式に務めてきた彼の力量は、ケリーからしたらSLAYER所縁の土台を築き上げるのに必要不可欠なものと判断したのだと思う。

音楽的な内容をざっくり言ってしまえば、SLAYERのラストアルバムである『REPENTLESS』を想起させる雰囲気を纏っている。
曲の中には、ケリーが『REPENTLESS』直後にも書いていたものもあったりするし、そもそもあのアルバムに関しては、ほぼほぼケリーによる「一人SLAYER」な仕上がりになっていた事を思えば、自然な流れではある。

そんな中でキーポイントと言えるのが、ヴォーカルのマークの存在だろう。
DEATH ANGELのヴォーカルで知られるマークだが、この『FROM HELL I RISE』で聴ける歌唱は、トム・アラヤを彷彿とさせる鬼気迫るものを感じさせる。

オレも先行MVで最初に「IDLE HANDS」を聴いたんだが、マークがこんな声でいけるのかというのは正直驚いた。
交友関係からフィリップ・アンセルモという強力なカードを切る事もできたのでは?という噂も上がっていたかと思うが、ケリーのSLAYERに並ぶものをという計画からすれば、フィルはそぐわないというのが相応の意見となる。
マークがケリーのバンドでフロントを務めるというのは誰もが意外に思っただろうが、その佇まいと今回提示した歌唱を照らし合わせれば、納得の一言しかない。

SLAYERのソングライターの一人であったケリーがSLAYER道を進めると言うであれば、それは紛れもなくSLAYER直系。
不穏なアルペジオを織り交ぜたフレーズも、SLAYERっぽいではなく、SLAYERそのままと言えてしまう点は重要。

ケリーがこの音楽を推し進めようと動き始めた事は、SLAYERファンであれば大歓迎だろう。
だが、意地悪な物言いになってしまうが、ケリーは一人で、あの逆さ十字を背負う事を宿命づけられる事になる。
言わば、SLAYERという伝説の怪物と対峙していくワケである。

かつてのSLAYERは、『REIGN IN BLOOD』をリリース以降、自身の創り上げてきた歴史と闘う事をある種運命づけられてきたが、ケリーはSLAYERそのものと闘う事を宿命づけられたと言えるんだよな。

片割れのソングライターであったジェフ・ハンネマンは逝去、SLAYER本来の持つ魅力は半減していると言わざるを得ないのが事実でもあるが、ケリー自身が結局のところどこまでその辺りを重く受け止めているかによるんだよな。
「俺は俺のやれる事をやるだけ。SLAYERでやってきたとおりの事をな」っていうスタンスであれば、ソレはもうどうしようもないからね。

奇しくも、今回のアルバムを発表する直前に、限定的にSLAYERが復活するというニュースが世界中を沸かせる事に。
ケリーは、SLAYERでライヴをする事に関しては前向きではあるが、その先は無いと明言している。

出鼻を挫かれた感が半端ない状態だが、より良いKK’s SLAYER道を進める事を願うよ。


青写真的な

2024-05-19 23:00:52 | 音楽・ライヴ

ついさっき、ライヴより帰宅。

今回はMEISTERとして出演。
もう5月回って漸く今年初のライヴとは、なんともまァ緩やかなモンだと(苦笑)。

とはいえ、
今年入ってから新たに曲を作っていたのも影響しており、その結果として今回のライヴで披露するという名目を立てる事にもしていた。

当人達の感覚としては、これまでこのバンドにはなかった雰囲気をまとったものになったと思っている。

それでも、実際にライヴという空間で披露してみなけりゃ、どこまでの感触かは半々と言ったところなんだよね。
偉そうな意見となるが、見ている人達の反応がどうかというのを確認してみて、曲の在り方としておかしくないか、という分析を試みた事になる。

まァやっていて大方理解しているのは、この曲は率先してノれるものではなく、ややヘヴィな雰囲気をミッド/スローなテンポから感じ取ってほしいという曲である。

こういったのもMEISTERとしてはなかったものなので、演奏している側からしちゃ新鮮な気分にもなる。

一応、これでこの新曲もライヴによって青写真が出来上がったと言える。
あとは必要な分を削除/追加などして、転がしていくだけだ。
次のライヴまで、その成果がでるようになってほしいね。

 

2024.5.19 ~Various Colors vol.15~ @PEACE

MEISTER Set List
1.PRIDE
2.VOICE OF CULT
3.SOUL TAKER
Guitar Solo & Drum Solo
4.WHITE OUT
5.DARKNESS OF LIGHT