一週間前と比べると、ひと段階気温が下がった様な感じになってきた。
30℃を下回っただけで暑さが引いたと思うのも、感覚的にはどうかって気もするんだが(苦笑)。
とは言えど、暫く日中気温は30℃をまだ超えるほどになり、残暑はまだ続きそうだ。
個人的には、気温が緩み始めてきた時に、体調の維持も緩み始めて夏バテが襲いそうな気がするんだよな。
地域によっては急激な気温の下がり方をしていたりと、そんな簡単に体調を整えていける程人間器用でもない。
油断大敵とは言ったモンだ。
一週間前と比べると、ひと段階気温が下がった様な感じになってきた。
30℃を下回っただけで暑さが引いたと思うのも、感覚的にはどうかって気もするんだが(苦笑)。
とは言えど、暫く日中気温は30℃をまだ超えるほどになり、残暑はまだ続きそうだ。
個人的には、気温が緩み始めてきた時に、体調の維持も緩み始めて夏バテが襲いそうな気がするんだよな。
地域によっては急激な気温の下がり方をしていたりと、そんな簡単に体調を整えていける程人間器用でもない。
油断大敵とは言ったモンだ。
今年で、リリースから30年となる。
『YOUTHANASIA』は、デイヴ・ムステイン、デイヴィッド・エレフソン、マーティ・フリードマン、ニック・メンザという、初期の黄金期を彩ったラインアップで作り上げた3枚目で、バンドとしては6thアルバムにあたる。
1990年に入ってから、スラッシュメタルという音楽形態は過渡期を迎え、ヘヴィメタルという音楽自体が大きく変容しようという時期を迎えていた。
上記のラインアップで最初に作られた『RUST IN PEACE』は、MEGADETH屈指の名盤として語られるアルバムであるが、この時からMEGADETHは既に自身が掲げていたインテレクチュアル・スラッシュメタルの音楽指向からやや離れ始め、より普遍的なHR/HM的アプローチをとり始めて来ていた。
スピードよりもヘヴィネスなグルーヴに重点を置いた音楽に取り組む様になったスラッシュメタルバンドは当時かなり多く、ALICE IN CHAINSやPANTERAの台頭、そしてMETALLICAがブラックアルバムをリリースした事が、90年代、特にスラッシュメタルシーンにとっては間違いなく転換期となった。
MEGADETHも例に漏れず、と見られてもおかしくはなかったが、1992年にリリースした『COUNTDOWN TO EXTINCTION』は、エッヂの効いたリフと、無機質な冷徹音を感じさせるサウンドプロダクションの作用、そして何よりも楽曲クオリティの高さにより、速さで勝負しない❝歌もののMEGADETH❞としては最高傑作とも言われるほどのアルバムとなった。
他の同系統のバンドがスピードでの勝負をしなくなった途端に魅力が失速したのをよそに、MEGADETHが成功したのは、そのMEGADETHらしいフレーズ構築を失わなかった事が一番の要因だろう。
ミドルテンポを軸にする事で、そのらしさというのを上手く生かすには?という考案を巡らせたバンドの明晰さが、他のバンドと確実な差を生み出したのは明らかだし、何だったらそれ以前のMEGADETHもそういった点では孤高であったかと思うんだよな。
んで、
『YOUTHANASIA』はその『COUNTDOWN~』の2年後にリリースされたのだが、スピード勝負に打って出ないというのは前作と同じ路線と言えるのだが、サウンドプロダクションはメタル然としたものというよりはもっとオーガニックな、ハードロック的な質感に寄せている。
しかも、速い曲はほぼ無い、ちょっと速いと感じるくらいの曲は1、2曲程度で、あとはミッド/スローテンポ。
MEGADETH初にして屈指のバラード「A TOUT LE MONDE」は、このアルバムに収録されている。
そんな事から、このアルバムはバンド歴代のアルバムとしても、強力な内容を詰め込んだ一枚とは言い難い。
特に「初期MEGADETHこそ至高」という崇高な思想を持ったファンからしたら、失敗作の一つと見られている事も多いんじゃないだろうかね。
思い入れの度合いの差はあれど、オレはMEGADETHのアルバムは基本的に全て良いと感じている。
アルバムの内容としての出来の良し悪しは出ていたりするものだが、トータルで判断した際に駄作と呼べるほどのものは存在してないんだよねェ。
この辺りファンだから偏った感性になっているのかもしれないが(笑)。
『YOUTHANASIA』は、オレにとっては重要なアルバムなんだよね。
元々、MEGADETHに触れたのは『PEACE SELLS...BUT WHO’S BUYING?』で、一聴した瞬間に「このバンドはヤベェ、カッコイイ」と思い、一気にハマった。
METALLICAよりもカッコイイと、あの当時正直思った。
残念ながらオレはMEGADETH結成時から追う事は出来ない年代でもあったため、当然後追いの身であるが、彼らを知ってからそこまでのカタログを聴いてきた。
その当時最後に聴いたアルバムが、『YOUTHANASIA』だった。
7th『CRYPTIC WRITINGS』は、まだリリースされていなかった時である。
『COUNTDOWN~』も聴いて良いアルバムだなと思っていたが、何故か『YOUTHANASIA』はそれ以上に琴線に触れるアルバムと感じた。
MEGADETHというバンドの生み出す魅力の核心に触れている様な気がしたんだよな。
「RECKONING DAY」での強烈なギターリフと展開は開放感がありながらも緊張感が漲り、「TRAIN OF CONSEQUENCES」でのトリッキーなメインリフと抒情性に溢れた旋律の進行と、この冒頭2曲は強大なインパクトだった。
以降の曲もミッドテンポであるからこそ上手く機能した聴かせどころを持っており、このアルバムの唯一の良点が「A TOUT LE MONDE」だけであるという物言いでバッサリ切り捨てるにはあまりにも勿体ない楽曲陣が居並んでいる。
当時アルバムに収録されていたボーナストラックにして唯一のスピードナンバーである「A CROWN OF WORMS」を含めたこのアルバムは、MEGADETHの何が魅力であるのか?というのをむき身で感じ取れるものだとオレは確信している。
スピードによって誤魔化した刺激を持たせず、意識過剰なメロディック路線にしてしまうわけでもなく、飽くまでもMEGADETHが従来持ち合わせている魅力的なリフ/フレーズを、赤裸々に曝け出したものが『YOUTHANASIA』である。
実際、このアルバム制作前、ムステインはドラッグとアルコール中毒に陥った事により、バンドの危機に(また)直面していたという。
その後のリハビリにより復活したムステインは、セラピー的な意味合いを持って曲を創り上げていた可能性があり、その為、この様なオーガニックなサウンドプロダクションに仕立て上げられたものであるとも考えられる。
この考察が当たらずとも、アルバムの質感がこうなった事が奏功したのは間違いないと思う。
その後、リマスターされたアルバムがリリースされる事になるが、やはりオリジナルのものと比べると引き締まってしまい、それにより重みある響きも失われた様に感じる。
今では出回っている過去カタログは、コレがスタンダードになってしまってるからなァ・・・・・・正直、『COUNTDOWN~』以降のアルバムはオリジナル盤の方が良いんだよな。
かつてほど耳にするという事はなくなっているが、やはり今でも好きなアルバム。
MEGADETH陣営も、このアルバムがリリース30年を迎える事をちゃんと広報してほしい。
この2~3ヶ月くらいで、また小説読み始めるようになった。
まともに読み進めるようになったと言った方が正確かな。その前までが、全然読もうという意欲が湧かなかった。
主に読むのってSFものなんだが、7~800ページに及ぶ長編小説ものは、政治的策略に於ける少人数の対話が延々と続く事が多かったりするので、読んでてきつくなってくる。
今の今まで読んでいたものがその類になってしまったんで、日課的に読むという気力を失ってしまっていた。
オレにとっては、対話のキャッチボールばかりよりも、ある程度場面展開が大きく見える様なものの方が読んでいて集中できる。
「異星の客」はその意味で、半分以上は虚無状態で読んでいた(苦笑)。「月は無慈悲な夜の女王」も危うくそうなりかけたの思い出す。
規模としては大きいものの、展開される場面の大多数が小ぢんまりした箇所での対話ばかりとなっているのは、中々進展していない感じがしてしまうんだよね。
そーいった意味では、上中下など、敢えて分けて集中力が続く形ととってくれた方が、個人的に読み手として有難かったりする。
そんな長編小説を何冊も買いだめしてるのもどうかとは思っているが(笑)。
で、
その苦痛から漸く脱出していま読んでるのが「マルドゥック・アノニマス」。
現在このタイトルは9巻まで出ているが、件の状況により、8巻は既に買っていたものの読むまでに至らなかったんで、9巻が出た時は正直焦った。
どれだけ読んでない期間が空いていたんだ、と。
このシリーズは「マルドゥック・スクランブル」からずっと読んできているが、まァ息の長いタイトルになったモンだなと思う。
多分、この「アノニマス」でシリーズを完結させるつもりなのだろうとは思うが、ここまで続くとちゃんと終わってくれるだろうかと心配にもなる。
言ってもこのシリーズも、あともうちょっとしたら20年近く続いてきている長編小説となる。
作者である冲方 丁の、間違いなく代表作となっているのだが、彼もこのマルドゥックシリーズの合間で様々な小説を書いており、単純にマルドゥックシリーズだけに取り掛かっているワケでもない。
作者急逝により打ち切り、なんて憂き目を見る可能性が高いのも、こーいう長編シリーズであったりする。
原作者の意思を継いで続投している稀な例もあったりするが、なんとも複雑な思いはする。
正直、アノニマスが最終どうまとまるのかというのも見えづらくなっているが、作者によるきれいな終え方に向かってほしいと願うね。
現在、スタジオ練習用として使用しているスネアの音を一先ず記録用として動画で録っておいたので、ここでも晒しておく。
【記録用】スネアの音 2024.9.3 (youtube.com)
前回同様に録っていたSAKAEのスネアと改めて比較してみると、タイトというよりは、マットな響きだなと感じるね。
ASPRとEVANSという、ヘッドの種類もそうだろうが、やはりスネア本体そのものが違いの差となっているんだろうな。
まァ、両方とも好きな音に仕上がっているのは間違いない。