AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

やっつけにはしたくない

2016-07-10 04:03:00 | スタジオ
ここにきて突如としてのオファー。

オレがお世話になっているライヴハウス、Heart Beatの魔王ことジェイソン華山氏より、「DAMEDETHでライヴやらない?」と紙屋氏へ話が来た。
にしたって今月入ってから、今月下旬のライヴのオファーである(苦笑)。オレもこの時は紙屋氏からのメールが来ていたのに全く気付かなかったので、話がケッコー遅れてしまっていた事になるが、運の良い事に(?)オファーの日はちょうど休みになっていたので、引き受ける事にした。

今回のライヴはイヴェントではなく、ライヴハウス主催の所謂通常ブッキングである。
そこにオレらを呼ぶってのは、出演バンド不足してる感があり、何とも寂しい思いもあるな。

で、まァこんな急遽決まったライヴであるので、先ず呼べる人間は見込めん(というか、周辺のバンド仲間には暫く主だった活動を控えている様相をとっているので、こと今回に関しては誰も誘うつもりはない)。
ライヴやってくれと言ってもらえるなら、やるつもりにはするけれど、オレに客寄せを期待するのは完全に見当違いだからな。
尤も、Heart Beatのスタッフは、オレに対してそんな期待微塵も抱いてないだろうけど(笑)。

もっと大きな問題は、今回いよいよベースが居ない状態でライヴをする事だ。
つまり、二人でライヴに臨む。

これまでは何とか上手い事ベースをやってくれる人間を捕まえれたのだが、流石にこの日にちが近い状況ではそれは叶わなかった。

ライヴハウスから頼み込んできたから、テキトーにこなしても良いか。なんて事にはしたくもないので、コレを機に、今の二人で出す音でどれだけライヴで通用するかを試すには良いんじゃないかと思った。

これまでは何とかベースの加わった状況下で上手くいっていたし、ここまでくると本当にベースの役割の重要性を痛感するようになっていたので、「ベースが居ないとなァ・・・」って考えになってしまいがちだったが、最初の頃は「二人ででもやろうか」と言っていたくらいなので、一度はそこにぶち当たるべきなんだろうな、と。

なので、今回はベースの役割がさほど重要でない曲を入れつつ、これまでやってきた曲でベースが居ないとどんな風になるのかという、少し実験的な選曲を試みようと思っている。

あと、
今回最も重要な点は、オリジナル曲をぶち込む事だ。
現段階まで、ベースの参加していない状態で曲を作ってきているんだが、今回みたいな状況下だからこそ、オリジナルの曲を取り入れてみる事が重要だと思った。

今の状況は、基本ベースの役割をさほど必要としない構築をしているので、二人でやっても通用する。
加えて、オリジナルでやる場合は7弦ギターを使用するので、今紙屋氏が所持しているギターが、ライヴでどれだけの音で成立するのかを試すにも良い機会となる。

まァ、音としてはやはり物足りなさは否めないだろうケド、少なくとも二人だけでも曲演奏を聴かせる事は出来るってのを確信もたせるにはうってつけかな。
やっつけ仕事みたいにはするつもりは無いよ。

いざこざ

2016-07-05 03:10:00 | スタジオ
まァそんなこんなで、LUNA SEAのカヴァーバンド、Tsuki To Umiの練習が先日あった。

ヴォーカルも正式に参加する事になったが、初回であり、しかも全員がほぼ「思い出しながら」演奏していった(うち一人は覚えていきながら)。

オレも聴き馴染みはあってもやるのは初のものばかりなので、展開を探り探りしながらの演奏していた為、どうしようもなくミスを連発していた(苦笑)。もう笑うしかない。

ただ、そこは他のメンバーも同じだったので、全員が緊張感もありつつも「こんな感じで行って良いんだ、ね??」という何ともふわっとした状況下、かと思えばファンであれば知っている様なライヴ演奏パターンを入れてみたりと、そんなところで笑い合えたりした雰囲気が良かったと思う。

完成度は確かに大事だが、今回の所謂企画モノ的なバンドの場合は、そこに焦点を当てたものではなく、「オリジナルの雰囲気を何となく出せていれば良いんじゃね?」くらいの味わいで、あとはメンバー同士がいかにLUNA SEAを好きで楽しめるか。そこに尽きる。
実際、初回にしては曲をそれなりに通し切る事はできたので、上々ではないかと思う。
まァ、あとは各人が自分の出来てなかった点を修正しにかかれるようにもなったので、次の練習までには必然的に完成度が高まるはず。

このバンドは、それで楽しめて良い形で終えられそうだ。

ただ、そうではない複雑な面も実はあったりする。

今回この企画バンドのメンバーの中には、E.O.D.で現在一緒にやっているGAN氏がやっていたIMPERIAL BLAZEのベーシストが居り、実はGAN氏と対立していた人物である。
このベーシストと、今回オレにオファーを持ってきた、当時IMPERIAL BLAZEのマネージャーをやっていた女史が、GAN氏とあまり仲がよろしくないというのは、GAN氏本人からも聞いていた。

今回、ソレが影響を及ぼした。
11月に、女史が開催するイヴェントにE.O.D.が参加する事になっていたが、今になってGAN氏が、「彼らと絡むのは嫌だ」という理由で、キャンセルになってしまった。

HIDE氏からもその連絡はあったが、今回女史とベーシストの2人からも直接聞いた。
まァ、GAN氏の中では割り切れない部分が今でもあるのだろう。
そこまでこじれているとは思いもしなかった。

IMPERIAL BLAZEがまた復活する話も出ていたらしいが、結果その三者が対立してしまった為に、ご破算となったようだ。

オレは三者に対しては、比較的公平に付き合っているので、こうやってバンドを一緒にやれているワケだが、何とも複雑な状況である。

結局こーいうのは、人間関係がモノを言うところが大きい。
時間が解決してくれるのだろうが、そう簡単にいくものでもない、という事だ。

知っている大物バンドでそんな話は聞いたりするし、事実オレもそうである。

辞めていった立場としては、自ら「また一緒にやろう」と歩み寄るのは筋違いだと思っているので、向こう次第、か。
他のメンバーが今でも、そのバンドに拘り続けるほどの価値があるのかどうかに依る。

あれから4年経とうとしている今でも、その兆候は見受けられない。
オレからしたら、最早いち早く清算したい過去だ。

今でも「vellethのドラマー」と呼ばれる事がたまにあるが、もうその期限はとうに過ぎている。
色々なバンドでここまでやってきているんで、知っている連中からすれば「シーンで色々なバンドをやってきているメタルドラマー」という印象が強まっているみたいだが、オレはだからといって器用に立ち回れる力量のある人間ではないし、どちらかと言えば一つの事を突き詰めたい。

オリジナルのバンドを名乗れる、というのが、どれほど誇らしい事か。
唇を噛みしめるほどに、未だそこに到達しきれていない現状に苛立ちを覚える事もある。

かと言って、楽しめないバンドをするつもりなど毛頭無い。
コピバンも、やれるのであればもっと気軽に楽しめる環境にしたい。

今のオレにとっては、音楽活動をするにあたってそのバランスが必要だという事だ。