AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

使いどころ

2015-02-10 01:51:00 | ドラム
つい数日前に、コイツを入手した。

PAISTE PST7 14″Chinaである。

このPST7というシリーズは、看板シリーズである2002と同じブロンズ合金を使用。PST8も同じ事が言えるのだが、製造工程がかなり異なっており、見た目にしてもオリジナル“らしい”のはPST7の方である。

但し、「2002っぽくはある」が、「2002に似ている」ワケではないのでこの辺は注意。
職人によるハンドハンマーが入っていないというのが最も大きな相違点で、コレが双方のキャラクターを完全に分けている。
コレに似た前例としては、The Paiste Line SignatureとThe Paiste Line Precisionとの違いだね。
使っている材質は全く同じで、製造工程でひと手間省いているっていうところが。

んで、オレが今回上述したPST7のこのチャイナを買ったのは、現在使用しているALPHAの14″Chinaに代わるものを探しているからだ。
このチャイナ、強烈な響きは無いケド、チャイナシンバルとしての鳴りは実に音抜けが良い。
当然、NOUMENONでも武器になる。

ただ、
残念なことに、このサイズは現在廃盤となってしまっている。
いかにこのシンバルが長持ちしていようと、いずれ代替品は必要となってくる。

そう思って、上記チャイナを手に入れたワケである。
まァ実際試してみたが、音が明るすぎるな(苦笑)。
多分、この点に関しては、使っている材質というよりは形状の問題だろう。
何せ、ALPHAも2002と同じブロンズ合金を使用したシリーズであるからな。
製造工程は、PST8や7とは全く異なり、既にキャラクターを確立して久しい。

形状によると言ったのは、カップ部分のところだ。
PST7は円錐状になっているんだが、ALPHAは台形状。
これって実は、Signatureの14″China(コレも現在廃盤)にも共通しており、このチャイナもまた実に良い音抜けをしてくれる。
そんでもって、この台形状をした14″のチャイナってのが、今のところPAISTEから存在を消してしまっているという悲しい現実である。

14″っていうところに目を付けていたオレとしては、PST7は主軸となる聴かせ方としてはハズレという事になってしまったが・・・・・・まァ、ハイハット側へセッティングする事を考慮しとくか。

う~む、かくなる上は、ALPHAの16″Thin China、或いは再発売されるPSTXでのSwiss Crashを考えるか。

どっちにしろ、またエフェクトシンバルが増えていくな、こりゃあ(笑)。