AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

予期し得ぬ事

2014-07-26 17:26:00 | ドラム
MR.BIGのパット・トーピーが、パーキンソン病にかかっている事が公表された。
FB上で、知り合いのドラマーが挙げていた話だ。

コレはショックだわ。
MR.BIGは、オレにとっても思い入れのあるバンドで、少なからずともパットには影響を受けていた。

MR.BIGは、何だかんだでビリー・シーンとポール・ギルバートの超技巧派な弦楽器2人の中に、エリック・マーティンの負けず劣らずの歌唱が組み合わさったスーパーバンド的な目で見られている。
というのが、一般見識だが、その後方で彼らの演奏を際立たせながら、当人もそのスーパープレイをさりげなく見せてバンドの骨格を支えていたパットの貢献は、ハードロックをファンを自認しているドラマーならば、ソレが非常に大きい事を知っていたと思う。
勿論、バンド全体がアンサンブルというものを弁えている事を前提とした話である。

オレにとっては、初めてハードロックのドラムに触れた存在でもある。
ま、その後は早い段階でメタルへと移行していったが、一般的にロックと言われる以上の音楽としてのハードロックのお手本的ドラムが、パットであったワケだ。

尤も、MR.BIGというバンド自体はただ一般的に言われる様なハードロックバンド以上に演奏力を誇示する向きもあるので、全パートでテクニック面でも追求しがいがある。

今のオレのドラムスタイルになる変遷を辿ってからは、取り立ててパットのドラミングに注目する事もなくなっていたが、それでもMR.BIGというバンド自体は好きあるのは変わりなく、再結成してからのアルバムでも、パットのドラムは相変わらずのリズムであり、やはりこのバンドのドラマーは彼でしかないなと思わせた。

まさかこんな事になろうとは・・・・・・オレの好きな、岡本 太郎と同じ病気にかかってしまうなんて、皮肉だ。

予期し得ぬ事ってのは、裏を返せば、常日頃を安定していると勘違いした生活を送っている事を、突きつけられているのだ。
生命は同じではない。その時々で好調不調も出てくる。

ただ、そう心構えをしていても、悲観には暮れるよ。
そーいうのって、心構えは出来ないモンだよね。

突き詰め

2014-07-13 07:12:00 | スタジオ
先週より続いて、ナイスビームスタジオにてNOUMENONの練習。
続いているのは、入る部屋がスタジオで最も広いRルームと現在取り掛かっている曲作り。

多少金額は張るが、超爆音で練習が可能なRルームで入る事が今後増える事になるだろう。
まァ、その時に充分な時間が空いていればという事になるがね。

肝心の曲作りに関しては、今日で漸く全体的な流れを押さえた形は出来上がった。
尤も、飽くまでも大まかな部分であって、細かい箇所に於ける調整などは、これからスタジオに入って繰り返し練習しながら磨き上げる必要がある。

ま、ソレは必然ではあるんだが。

しかし、
今取り掛かっている曲は、改めて全体通してやってみると、ここまで肉体に響くとは思わなかった。
ドラムパターンとして作ったのは約1年半以上前。当時の自分が可能な限りの技能で以て作り上げたものだ。その間にもREVENGERやBLACK RUBYなどをやっていたので、ドラム自体に関しての腕は鈍らせていないつもりだったし、NOUMENONとして以降の新曲をスタジオに入って作っていったので、現時点で間違いなく出来る範囲のものではあった。

コレに関しては、ギターが入った事で、新たに曲の中で負荷をかける必要が出てきた事に他ならない。
全く悪い事ではなく、寧ろ良い兆候である。
それによって、この曲に於けるドラミングに、本当の意味で活力が伴う様になったワケだ。

この負担を軽減できる程にまでなれば、自分の技量がもう一段階上がると思える。
紙屋氏と共に、自分が新たなレヴェルへと行けるのであれば、これは喜ばしい事である。

なればこそ尚更、自分のフォームをもう一度考え直さなければいけないのも事実。
今日その曲を3回連続でやった時点で、右手が思う様に動かなくなった。
確かに四肢全体を動かす事の多い曲ではあるが、手首を曲げることが困難になるというのは、明らかに叩き方に問題が生じている証拠でもある。

ある意味、そこの点を発覚させてくれたのも有難いかもね。
自分のドラミングに対して、また少しばかり突き詰めていく余地がでてきたワケだ。



綻び

2014-07-02 03:51:00 | ノンジャンル
以前も書いた様に、ココ最近は週末を(仕事あろうとなかろうと)バンドの練習に費やしているため、帰路に着くのは深夜を完全に回っている頃だ。

因みについ4日前の週末も連日連夜。金銭面も確かなんだが、睡眠が削られるのは流石に堪える。
バイオリズムの問題で、仕事に出る時間帯ってのが現状最も肉体が疲労を起こしている段階にあり、回復がなってない状態で歩くもんだから、実際足取り重いって感じる事も(苦笑)。
まァいつもという事ではなく、バンド練習の前後がどうなっているかでの影響が左右している部分もあるから、時折気分(機嫌っつっても良い)が悪くなるくらい。

言っとくが、コレは寝起きから仕事場へ向かうまでの事であり、仕事場に着いてから業務終了までには復調傾向にあるので、余程の事でもない限りは体調不良を訴える様にはならない。

とは言え、日ごろからまともな睡眠時間を取れてないってのは間違いではないので、長時間でなくて良いから、グッスリと寝れた!と思える様な眠りにつきたい(笑)。

・・・話がテメェの不摂生に逸れてしまったが、
オレが言いたかったのは、土曜の深夜に放送されているラジオ番組、ヘヴィメタルシンジケートの事である。

この番組、この間の土曜に突然終わったらしいね。
全然聴いてなかったから事態があんまり判らなかったが、どうやらその“終わる”という事に関しても、取り立てて仄めかす事もなかったみたいだな。

知ってる人間の情報によるとまァ、簡単に言えば「時代についていけなくなった」って事みたいだ。

当然、こっちとしては「は?!!」という心境だったよ。
あって当たり前みたいな感じに思っていたからな。

何かこーいう状況、この数か月でオレが感じる分だけでどれくらい起こってんだろうか。
大概が、オレが生まれた頃と同じくらいに登場してきたもので、その点で個人的に時代というものを強く感じる。そしてそれらは、十数年という歳月で、オレにとって馴染みのあるものにもなっていた。

自分を作ってきて支えてくれたものが、今になって綻びていくってのは、実に寂しい話だ。
空いた隙間は代用では埋める事は出来ず。
唯々空がそこに残るだけで、自分が移ろっていくだけに過ぎない。
思い出したいからそこに残っているし、触れたくないからそのままにしている。

空虚ってのは、ちゃんと存在してるモンだよ。

今回過ぎて行ったもの達は、また何処かの折に、思い起こすようになるんだろうねェ。

ただ、今はまだ感傷に浸るには早過ぎる。