きょうも朝から寒い。どこからかスズメの元気な鳴き声がする。こんなに寒いのに元気に飛び回っている様子が、見なくても、その声から感じ取れる。それに引き換えわが身と言えば、朝から寒い寒いと言っては暖房のスイッチを入れ、電気を大量に消費している。ロシアの「サハリン1」に日本は参画すると言う。エネルギーを外国からの輸入に頼らざるを得ないのがこの日本の現状なのだ。どんなに寒くても暖房なしで飛び回るスズメを少しは見習いたいものだ。
ある日のギターレッスン。いつものように練習曲を弾き終えて、聞いていた先生がおもむろに言う。「休符の部分で、消音をしっかりやってくれ」と言われた。休符が付いていて、気を付けなければならないのは、主に親指で弾く低音だ。なので、やり方としては、基本的には次の弦を弾く瞬間(同時に)今鳴っている弦に触れて消音する。これをやると、それをやらない場合の倍は難しくなる。隣り合った弦ならまだ良いが、そうでない場合、親指で3~4本くらいの弦を同時に消音する場合もある。しかも、当然、音楽の流れを止めてはいけないわけだ。ギターは各弦が鳴りっぱなしで濁った音が魅力だと思っていたが、難しい「消音」があるのだ。何という奥の深い世界だろう。
