この世に存在するのは、自と他に限られます。自とは自分でもありますが、必ずしも自分一人ではありません。
他と言っても自分一人以外のすべてとは限りません。自と他の関係は普遍的なもので限られた観念ではないのです。
この世に存在するもの全ては、この相対的な関係の上に成り立っています。
ところが愚かにも、人間は自と他の関係を勘違いして自への拘りばかりを強くしてしまいました。
そこには、人間を不幸にするような感覚が入り混じって現在のような世界が存在しているのです。
その典型的な考えがアメリカの言う”アメリカ・ファースト”の考えです。このエゴイズムな考えが長い年月、世界を支配してきました。
人の不幸を喜ぶ姿は、人間にとって好ましい感覚なのでしょうか?
口では自由、平等と言いながら、その自由や平等は自分達だけのもの?
そうした歴史が何千年も続いてきたのです。自と他の相対的な関係は、利害だけで考えられるべきではないのです。
自分や自分達だけが豊かで幸せであることが永遠に続くはずないのではありませんか?
今、世界が自由だ、平等だと騒いでいますが、そこには他や全体についての想いは無いのでしょうか?
そんなことは理想であり、幻想だと仰る人も多いのでしょうが、そう仰るひとの考えこそ盗人の屁理屈ではありませんか?
今も尚、アメリカ主導で、このエゴイズムが拡がり続けています。民主主義の言う自由や平等はエゴイズムとは違うのです。
世界中の首脳達が、愚連隊国家・アメリカに引き摺られて、この方向に進んでいます。
大変、危険な方向に進むのではと危惧しています。皆さんも、もう一度考えて見て下さいませんか?
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