日本では、戦後の経済重視の傾向から社会構造を複雑にすることが重要とされて来ました。
全てが経済を複雑にすることにより仕事量を増やす為です。法律面でもグレーを増やせば、裁判所や弁護士の仕事が増えます。
昔は国内総生産、今では国民総生産即ち、GDPを大きくする為です。
国としては成熟している今も、その傾向から抜け出せないでいます。寧ろ、更に複雑化したい層が日本を牛耳っています。
政治家達、特に政権側は自分達の安泰の為に、影響力を大きくする為に関連の事業を増やすことに熱心です。
だから、公務員を減らすと言いながら、関連団体を増やして団体職員に転換しています。そして国家予算も増大して、その予算で潤う国民を増やすのです。
それに依って、お上のご機嫌伺いをする国民が増えるからです。この流れは、日本が安泰だと感じている間は続くでしょう!
戦後、急速に人口増加し経済を拡大する必要性に迫られた結果の遺産ですね!
本来、国民の数では半分くらいが理想でしょう!資源も少なく、資金も不足していた日本が、一部の強欲な連中の為に、焦って人口を増やし、経済を拡大したのです。
結果、日本は肥満で高血圧、糖尿病という高齢者が溢れた国に成りました。
日本は既に、簡素化出来ない国に成っているのです。簡素化すれば日本を支える仕事の量が減り、経済的に耐えられないと考えている要人が大半です。
本当は、バブルの頃に優秀な指導者が居れば、社会構造をスリムにしながら、経済構造を転換したり、公的な手続きも簡素化することを考えたでしょう!
日本の今は、肥満体のままでマラソンを走っている状態ですから、挫折するしかありません。
だから住むには適していない危険な地域でも、宅地化して住宅を作って人が住んでいる訳です。
そうして、災害が起きれば再開発を仕事に出来るから、それも悪くないと考える連中も沢山居ます。
そんな日本ですから、トコトン懲りるまで今の流れは変わりませんね!
アジア各国が、急成長する中で日本だけが後退りしています。いずれ日本は、中国の下働きをする国に成りますが、それでも中東の国々よりは増しでしょうか?