2008/04/22-21:49
「証券市場汚した」=苦渋の表情で繰り返す-渡部社長が謝罪会見・野村証券
「ざんきに堪えない。証券市場を汚すという意味で重大なことと思っている」。社員がインサイダー取引の疑いで証券取引等監視委員会の調査を受けた野村証券の渡部賢一社長は22日、東京・日本橋の本社で記者会見し、苦渋の表情で謝罪の言葉を口にした。
会場には100人以上の報道陣が詰め掛けた。
渡部社長は午後7時ちょうど、会見場に現れた。冒頭、「証券市場の『公正の鏡』としての責務を負いながら、申し訳ない」と謝罪。深々と頭を下げると、カメラのフラッシュが一斉にたかれた。
渡部社長は社員が他社の口座を使い、違法取引をしていたと説明。「内部規則の違反が確認された」として、社員を同日付で解雇したことを明かした。
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やっていいこと・やってはいけないことの内部規則は、社内での研修、罰則規定などによって遵守されていくはずのものです。
会社の業態によっては、やってはいけないことをやってしまいたい誘惑が働く度合いが多いところがあると思います。
投資会社、証券会社などではそのような誘惑が多いわけですが、情報サービス会社で投資案件とは無関係の仕事をしている私のようなものであっても、たまに公開情報でない話をお客様からぽろっと聞いてしまうことがあります。
私が質問したのではなく、お客様が話すのを聞くのですから、私にしてみれば、聞きたくなかったという感じです。
私は、野村證券のインサイダー取引は、業務プロセスやITを使った統制ではどうにもならない内部統制の限界ですので、ペナルティを非常に高いものにして予防していくしかないと思います。
「証券市場汚した」=苦渋の表情で繰り返す-渡部社長が謝罪会見・野村証券
「ざんきに堪えない。証券市場を汚すという意味で重大なことと思っている」。社員がインサイダー取引の疑いで証券取引等監視委員会の調査を受けた野村証券の渡部賢一社長は22日、東京・日本橋の本社で記者会見し、苦渋の表情で謝罪の言葉を口にした。
会場には100人以上の報道陣が詰め掛けた。
渡部社長は午後7時ちょうど、会見場に現れた。冒頭、「証券市場の『公正の鏡』としての責務を負いながら、申し訳ない」と謝罪。深々と頭を下げると、カメラのフラッシュが一斉にたかれた。
渡部社長は社員が他社の口座を使い、違法取引をしていたと説明。「内部規則の違反が確認された」として、社員を同日付で解雇したことを明かした。
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やっていいこと・やってはいけないことの内部規則は、社内での研修、罰則規定などによって遵守されていくはずのものです。
会社の業態によっては、やってはいけないことをやってしまいたい誘惑が働く度合いが多いところがあると思います。
投資会社、証券会社などではそのような誘惑が多いわけですが、情報サービス会社で投資案件とは無関係の仕事をしている私のようなものであっても、たまに公開情報でない話をお客様からぽろっと聞いてしまうことがあります。
私が質問したのではなく、お客様が話すのを聞くのですから、私にしてみれば、聞きたくなかったという感じです。
私は、野村證券のインサイダー取引は、業務プロセスやITを使った統制ではどうにもならない内部統制の限界ですので、ペナルティを非常に高いものにして予防していくしかないと思います。