今日はお花のレッスンが午前中だけ
久しぶりにお会いした生徒さんたちとのアレンジレッスンを終えた後、
その足で神戸三ノ宮へ
神戸市立博物館で開催中のボヘミアングラス展へ出かけました
12時半過ぎに到着
今日は朝から曇り空 時々軽い小雨がふる天気のせいか
気温も30度を切って、8月上旬の暑さで疲れていた体には気持ちよい気温
市役所地下の駐車場に車を停めて、博物館まで心地よく歩いて行けました
ここの博物館は私のお気に入り
建物の外観は古代ギリシャ建築を思わせる重厚感ある風情
実はこの建物
旧横浜正金銀行(現 三菱東京UFJ銀行)神戸支店ビルを転用しているそう
神戸の雰囲気にぴったり!
建築は昭和10年竣工
昭和初期の名建築の一つなのだそうです
ほぼ私の母と同じ年です(笑)
だからなのか、この建物の中に入ると、なんだか落ち着くんですよね~😊
さて、チケット(1300円)を購入して、館内へ
1F中央には
これは、プラハ国立美術工芸博物館の階段室にあるステンドグラス
もちろん、本物ではないと思います😅
3Fまで上がって、いつものように、音声ガイドをレンタルして1点1点じっくりと見学
ところで、ボヘミアングラスってどんなグラスなの?と、疑問に思っていましたが、
やっとすっきり解決しましたよ😊
ガラスは珪石という砂にソーダ灰を混ぜて作りますが、
そのソーダ灰は当時イタリアからしか入手できなかったそうです
チェコ中部のボヘミア地方は森が多く、薪にする木材が豊富
そこで、ボヘミアのガラス職人たちは身近にある木の灰をソーダ灰の代わりに混ぜて、ガラスを作ったそうです
その、木の灰で作ったガラスは
それまでのガラスよりも透明度が高く、また、硬質で
当時最高と言われていたイタリアのベネツィアングラスを超えるガラスとなったそうです
展示されているガラス器は15世紀前半から現代に至る
ボヘミアングラスの作品が展示されていますが、
やはり、目を引くのは17世紀から19世紀にかけてのガラス器です
一番左側の蓋つきゴブレット
無職透明で光の屈折率の高いボヘミアングラスに
カット(研磨剤をつけたヤスリでガラスを削って模様をつける)や
エングレーヴィング(小さな円盤形のグラインダーでガラスの表面に細かい絵柄を超克する)が緻密にほどこされています
とても綺麗でした
日本の江戸切子や薩摩切子にもこのカットの技法の影響があるそうですよ
(ちなみに一番右側は香水瓶、香水を入れるいはかなり大きいサイズでした)
展示数は170点
1時間はかからずに見られます
夏の時期、冷房の効いた博物館で、このようなガラス工芸品を見ると
気分は安らぎますね
一通り見た後は、いつものお気に入りの博物館内の喫茶へ
エトワール
全く今風ではないレトロな雰囲気の、静かな喫茶です
店内の中央にある楕円形の長いテーブルに着きました
テーブルの上には、高そうな置物がずらり(お手を触れないでください、との注意書きあり)
買おうかどうしようか迷った図録があったので、それを見ながらお昼兼用でお茶しました
ウ~ん、これ2400円だったので断念したんです😅
ちょっと高いわね
この喫茶でいつも注文するチーズケーキとカプチーノ
これ、ウィンナコーヒーじゃないんですよ、カプチーノなんですよ
生クリームたっぷりで大好きです😊
今日は平日で、お天気もいま一つ
でも、こんな日は博物館も比較的空いています
ひとつひとつゆっくり見れますよ
会期は8月30日まで
お時間があれば、是非観覧してみてください