毎年、2月のプリザコースのレッスンデザイン作品はコサージュです
2月3月は卒業のシーズンということもあるのでしょう、なぜか毎年コサージュなんですよね(^_^;)
しかし、ここ数年、単にコサージュを作って終わりということではなく、
とりあえず、コサージュ仕立てにしたものをインテリアとしても飾れるような作品が出てきました
今年はヒラ咲きのようなローズメリアのコサージュを作り、それをリースと組み合わせた
とても素敵な作品として提案されています
このヒラ咲きローズメリアの色がとてもシックで落ち着いた雰囲気
また、
リース全体の色合いもとても美しく、
私自身も是非作りたいと思った作品なのです
テキストに掲載されている作品例の写真が素敵で、
このレッスンに参加希望の生徒さんがとても多かったのですが・・・
実は、この作品、結構作るのに手間がかかるのです💦
普段のプリザ制作であまりやったことのない工程
*ヒラ咲きのローズメリア制作とコサージュの組み立て*
今日の教室レッスンで、制作工程をブログに載せて欲しいという生徒さんたちの要望がありましたので、
簡単ですが写真を入れて説明します
まずはこのような材料です
右側の薄紫色のプリバラと
こちらのアーティフィシャルのローズペタルを合わせてまずは直径10センチほどのローズメリアを制作します
(1)薄紫色のプリバラのガクをハサミで切り取ります
絶対に手で引っ張ってはダメです
ハサミでギリギリのところをカットします
それから、プリバラの外回りの比較的大きめの花弁を4枚から6枚ほど手で根元から外します
(2)ガクと外側の花弁を数枚外したバラをなんと!ハサミでカットします
ガクの付け根のところから1センチほど上の部分をよーく切れるハサミで一回でパシッとカットしてくださいね
カットするとこのような断面になるはず・・・です
この説明を今日の教室ですると「え~~~!こわーい!」という声
「大丈夫大丈夫☺ でも、一回で切らないとダメですよ、切れないハサミでジョキジョキしては絶対ダメ!綺麗な切り口を見せるために、必ず一回でカット!」
(3)カットした上部はこんな状態です
これを花弁の外側から一枚一枚大きさ順に並べておいてくださいね
(4)カットした下部には#26でクロスメソッドをしておきます
ガクを切り取って、外側の花弁を外しているので、本体の下に少し隙間ができていますから、そこの隙間を埋めるように
たっぷりとグルーを詰め込んでおきます
こんな感じですよ~
クロスメソッドをしたワイヤー部分にはグリーンのフローラルテープを巻いてくださいね
(5)先ほどの大きさ順に並べておいた花弁の一番内側の花弁
真ん中あたりの花弁なので、クルクルとカールの仕方が強いですね
これらをクロスメソッドをかけた本体にグルーを使って貼っていきます
つまり、メリアの花弁を作っていくわけです
こんな風になります
(6)一番内側のひらひらした花弁を貼ったら、次はアーティフィシャルのローズペタルをその周りはり、次はプリバラの花弁をはり、また、アーティフィシャルのローズペタルをはり
4周ぐらいの花弁の巻を作ります
真横から見ると、こんなに薄っぺらなんです
ヒラ咲きのバラをイメージして作るので、貼りあわせるときは横に横に花弁が広がっていきます
真上から見て、丸くなるように貼ってくださいね
(7)裏側を見ると、こんなパッチワークみたいな状態なのです
これを見て分かる通り、アーティフィシャルのローズペタルはそのままの大きさで貼ってはいません
花弁の高さを半分から1/3ぐらいにカットしたものを貼っていますよ
で、裏側はこのままの状態でも良いのですが、見た目が良くないので、ローズペタルのカットした下部の部分を利用して
パッチワーク状態に成っている部分を隠しています
こうすると、綺麗でしょう?
(8)さて、この後はこれをコサージュに仕立てます
ローズメリアを取り巻くように周りに他のパーツを入れます
紫陽花やアーティフィシャルのグリーンと実物を組むとこうなります
これの裏側はこうですよ
放射状になるように組んでくださいね
慣れないとなかなか難しいと思いますが、頑張りましょう!
(9)最後にリボンをフレンチボウにしたものをコサージュの首元に取り付けます
(10)やっとヒラ咲きのローズメリアコサージュの完成です!
リース代につけてみましょう😀
リースの右側に付けますか? 左側に付けますか?
右側、左側のどちらにつけるかで、コサージュのフレンチボウの位置も考えたほうがいいですよ
私はリースの左側にコサージュをつけるつもりでしたから、コサージュのフレンチボウを少し斜め左に出るように設定しています
(11)さあ、あともう一息!
残りの花材も配置しましょう
Sサイズのプリバラ4輪は#26と"28でクロスメソッドを施し、テーピングは2センチだけしておきます
もちろん花は大きく開花させておきましょう
クロスメソッドを施したワイヤーを二股に分けて、リース台にしっかりとねじり止め、安全のために、グルーガンでガシッと固定します
その他の花材もグルーガンでつけちゃいましょう!
さあ、こんな風になりましたよ~
いかがですか? 綺麗な色合いでしょう!
Sサイズのバラも丁寧に開花させると、本当に美しいです
ここまでたどり着くのに要する時間は・・・
2時間では無理です(^_^;)
コサージュを完成させるだけで2時間は見ておきましょう
リース本体のアレンジ部分も、バラのワイヤリング、開花処理、バランスを考えながらの配置は結構時間がかかります
でも、必ず、それだけ時間と手間をかけただけの素敵な仕上がりになりますよ(^。^)