今週のProfessionalのデザインは「フォーマルリニアール」
私の好きな形の一つです(^_^)
花器口には花で動きのない塊を作り、
その塊から動きのある線を伸ばし、
静と動のコントラストをはっきりとつけるデザインです
レッスンで生徒さんたちが制作しているのを見ていると、
なんだか、私も作りたくなってしまいました(笑)
今日はレッスンがお昼過ぎに終わってしまいましたので、
帰りにお花屋さんによって、自分でお花を揃え、
帰宅するとすぐにつくってみました(^_^)
こんな感じです
レッスン花材ではユリ、ガーベラ、スィートピー、ブルースター、マルバルスカスで
「塊部分」を作ります
「線」の部分はハラン、トクサ、ドラゴンヤナギで表現します
私は
ユリ2本、トルコキキョウ2本、
スプレーデルフィニューム4本、スィートピー6本
で、「塊部分」を作りましたよ
ユリは咲いている花を4個、あとは少し開きかけだったり、完全に蕾状態だったりを5個使用していますから
生徒さんたちが作るサイズよりもかなり大きな「塊部分」になりました
直径が45センチほどあるラウンドのような状態です
ここから次に動きのある「線」の部分を作りますが、4種類の線をつくってみました
まずは左側にほぼ水平にトクサを長く配置
トクサは節があるので、まっすぐの直線にはなりませんが、
曲げたり、溜を利かせたりせずに自然のままのまっすぐなラインです
その右側にはトクサを折り曲げて角4箇所入れてみました
この折り曲げたトクサは作品の後方にかためないで、手前の方にも配置されるととても立体的な仕上がりになりますよ
折り曲げたトクサの右隣には枝物としてユキヤナギを入れました
いまの時期のユキヤナギはまだ葉もないし、白い小花もほとんど咲いていない、ただの茶色い細い枝の状態です
細いですが、その動きはとても面白いものがありますので、
その動きが生かされるように配置してみました
そして、一番右側には面の広いシマハランを2枚
シマハランのしなやかな葉の雰囲気がトクサともユキヤナギとも違っていますね~
葉の面が真正面を向いてしまうと、グリーンの色の分量が多くなってしまいますので、
ほとんど真上を向くように、でも、白い縞模様が少し見えるような微妙な角度で入れてみました
左側にはトクサ、右側にはユキヤナギとシマハランをほぼ水平に配置したので
なんと横幅120センチ!
高さはユキヤナギの一番高いところで107センチです
(使用花器の高さは30センチです)
このように大きなサイズの作品は作っているとゆったりとおおらかな気分になります
お花の色が柔らかなので、大きさはそれほど感じずに見ることができます