絹糸のしらべ

一絃の琴、きもの、文学etc…日本人のDNAが目を覚ます・・・

少年だからといって

2006年11月24日 21時59分15秒 | 
↓の記事の本ですが、フィクションじゃありませんよ、実話がもとです。
ほんとうにあった話です。でも、被害者の方は亡くなっているので
「加害者の語る」真実しか残りませんね。
どうしてこんなむごい事件が起こってしまうのか、
本当のところは誰にもわからない、ということなんでしょうか。
かりにちょっとしたトラブルがあったとしても、それが命を奪われるほどの
ものであったとは考えられないと、当時の周囲の人々の証言が書かれていました。

これと似たような事件、まだ記憶に新しいですが、
小学校の女の子が親しかった友人の首を深く切りつけた事件がありましたね。
あの被害者の女の子のお父さん、どうしているでしょうか、
大丈夫なんでしょうか、奥さんもがんで亡くして、娘さえあんな形で
奪われるなんて、この世に神も仏もないといわざるを得ないですね。
被害者の家族が崩壊していくのを止める手だてはあるのでしょうか。
被害者なのに、なぜか周囲から好奇の目で見られたりして
さぞかし、いたたまれないことでしょう。

また、成人でも、小学校の元用務員の男が、小学校の教諭を
殺害して、あろうことか自分の家の庭に埋めて知らん顔して
時効が来るのを待っていた、事件もありました。
事件の解明に時効はあっても、遺族の絶望に時効はないのにね。

少年法がこれからどうなっていくのかわかりませんが
「子どもだからって、悪いことをすれば許されないんだ」という
断固たる姿勢の元になるのは、やはり法的なものだといえるでしょう。


読み始めたけど

2006年11月24日 14時32分51秒 | 
心にナイフをしのばせて

文藝春秋

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昨日からこれを読み出しました。
この本、ご存知の方も多いと思います。
20数年前に、とある少年が同じ学校の少年を殺害し(首を切り落とし)
その後、堂々と社会復帰して弁護士となったという、その本です。

冒頭から、命を落とした少年の母親の語りらしきものがあり
もう、それだけでも十分苦しく、これをほんとに
最後まで読めるのか、自信がありませんが・・・