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米国のウィリアム・P・バー連邦司法長官は、シカゴでの記者会見で2020年7月8日に開始した「レジェンド作戦」の更新結果を発表

2020-09-12 16:37:09 | 国家の内部統制

 筆者は8月22日ブログで「レジェンド作戦 は、連邦法執行機関が州および地方の法執行当局と協力して暴力犯罪と戦うもので、持続的で体系的かつ協調的な法執行イニシアチブである。この作戦は、最近の暴力に悩まされているアメリカの都市を支援するトランプ大統領の公約の結果として、ミズーリ州カンザスシティで7月8日に最初に開始されたものである」と解説した。

 ところで、9月9日、米国のウィリアム・P・バー連邦司法長官は、シカゴでの記者会見で2020年7月8日に開始した「レジェンド作戦」の更新結果を発表した。

 この作戦の開始以来、州裁判所や地方裁判所で起訴された被告を含め、2,000人以上の逮捕者が出ている。そのうち約592人の被告が連邦犯罪(federal crimes) (筆者注1)で起訴されている。さらに、アルコール、タバコ、火器および爆発物取締局(Bureau of Alcohol, Tobacco, Firearms and Explosives : ATF)は、587丁の火器、1.2キロ以上のヘロイン、および5キロ以上のメタンフェタミンを押収した。麻薬取締局(DEA)は、約70キロのメタンフェタミン、16キロ以上のヘロイン、7キロ以上のフェンタニル(fentanyl) (筆者注2)、12キロ以上のコカイン、268丁の火器、約519万ドルの薬物収入を押収した。FBIは241丁の火器を回収した。また、連邦保安官局(U.S. Marshals Service)は169丁の火器を回収し、殺人で163人、性的暴行で120人を含む1,810人の逮捕を行った。

 シカゴでは、同作戦開始前の5週間と比較して、作戦の最初の7週間で殺人が50%減少した。実際、2020年4月から2020年7月末にかけて、シカゴは致命的な銃乱射事件が着実かつ悲惨な増加を経験しているが、8月には急速に減少した。

 バー司法長官は2020年7月8日、連邦法執行機関が州および地方の法執行当局と協力して暴力犯罪と闘う持続的で体系的で協調的な法執行機関のイニシアチブとして、レジェンド作戦を開始した。この作戦名は、ミズーリ州カンザスシティで6月29日の早朝に寝ている間に撃たれて殺された4歳のレジェンド・タリフェロ(LeGend Taliferro)に敬意を表して命名されたと述べた。

以下、略す。

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(筆者注1) アメリカ合衆国の連邦憲法上,刑事裁判権が連邦に留保されている犯罪のことをいい,具体的には,州際通商に従事する航空機の損壊,州際誘拐,窃盗自動車州際移送,連邦公務員汚職,連邦銀行強盗,麻薬犯罪および通貨,郵政,関税,破産などに関する犯罪がこれにあたる。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典から抜粋)。

(筆者注2) 主に麻酔や鎮痛、疼痛緩和の目的で利用される合成オピオイドである。1996年のWHO方式がん疼痛治療法の3段階中の3段階目で用いられる強オピオイドである。わが国では麻薬及び向精神薬取締法における麻薬に指定されている。(Wikipediaから一部抜粋)

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