FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>チーム&一般合同城ケ崎合宿④

2011-03-04 12:47:04 | クライミングレッスン報告
2月5日(土)
さて、トップロープで「ベビークラック」5.8に挑戦だ
インドアではなかなか経験できないクラッククライミング。岩の割れ目だけを使って登るこのクライミングスタイルは、岩の形状に合わせて上体を柔軟に動かすことや全身のバランス感覚が必要となり、クライミングでの体の使い方を覚えるのに良い練習だと私は思う。

クラックが初めての2人、縦に走る岩の割れ目をどう使って登ればよいのか困った様子 それでもコツを教え、何度もチャレンジするうちに、少しずつジャミングとクラックでのバランスを覚え始めた
タクミは2回目のトライで完登
1年生のかんちゃんももう少しでガバまで届きそうなのだが。。。何度も何度もあきらめずにチャレンジしたのだが、下部の核心を超えることができなかった でも、とて良く頑張ったから、体の動きが良くなって上手になってきたよ

「ベビークラック」を一巡したところで、今度はコーヘイがチャレンジする番だ。
「デルトイド」11a。このエリアには珍しいフェイスルートだが、テクニカルなムーブや足さばきが要求される好ルートだ。
「11aか、すごいな~」 同じく5年生のタクミは興味津津
「やってみたい」と一番手に取りついた。が、まだ初めて間もないため、ムーブやホールドが発見できない このルート、下部からなかなか手ごわいのだが、それでもバンドの少し上までは行くことができた なかなか善戦したよ
次にコーヘイのトライ フェイスクライミングはかなり良い技術を身につけてきているコーヘイは良く対応し、上部の最大の核心にまでノーテンションで迫った が、どうしても次の一手に届かずにフォール
いろいろとムーブを探ってみたが、今のリーチでは不可能、とのこと。やはり残念ながら断念した

今日はビレイヤーは私と時々コーヘイ。コーヘイはビレイ器具を忘れてきたので、どちらか一人しかビレイができず、またしても不効率。だが待ち時間は丸太小屋作りに専念し、子供たち自身は結構充実した時間を過ごしていたようだ。
クライミング時間の終わりに近づいたころ、かなり立派な東屋のような丸太小屋が完成しつつあった。「完成したらみんなで記念撮影だね」と私が言った言葉にさらにモチがアップし、完成に向けてみんな熱が入ったその矢先。。。屋根を補強しようと乗せた板のためにバランスが崩れ、小屋は崩壊。。。

明日また作り直すことにして、今日のクライミングは終了とした。

続く