FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビックロックスクール3月②&レベルアップレッスン

2011-03-23 11:28:34 | クライミングレッスン報告
3月16日(水)

16:30~18:00 メンバー:カエデ(小6)、ゆーた(小6)、しゅん君(小5)

ルート館でのレッスン。地震の影響でりゅう君がお休み

今日はスクール終了後レベルアップレッスンを受けるユイちゃんが少し早目に来て、みんなのビレイのお手伝いをしてくれた
準備体操と基本練習の後の学習コーナーは、今年度の最後なのでホールドとムーブの総集編。カードを次々とめくり、出てきた名称になるべく早く反応してムーブの形を作ったり、ホールドを探しに走ったりする。カードをめくるたびみんなで大慌て速さと正解率、ともにカエデが一番だったね

ルートは一人最低2本はトライすることを義務付ける。みんなルートはちょっと怖い だからトライを決心するまで心の中の葛藤を乗り越えなくてはならず、それが辛いのだ「ルート嫌いだ~」とぼやきながらもカエデは5.9を2本トライ。うすかぶりの壁の課題は登れなかったが、スラブの5.9は完登出来た ゆーたはトップロープでスラブの10bを完登、トップロープでの補助の付かない本格的なリードで5.9も完登した しゅん君もトップロープとリードの両方にトライし、トップロープでは10aを、そしてリードでは5.8を完登した

いつもはビレイヤーは私一人なのだが、今日はユイちゃんがビレイを手伝ってくれたので、ルートのノルマを達成しなおかつ時間が余った ユイちゃん、ありがとうね、大助かりだよ
みんなの大好きなボルダーでデッドポイントの動きや手足限定課題の練習などで遊んで終了。
今日で6年生のカエデとゆーたはクライミングをやめる。中学に行ったら運動系の部活に入るそうだ。
カエデは1年生から6年間、高所恐怖症と戦いながらよく続けてくれたね。6年になってからはぐんと上達もしたよ
5年生になってからスクールに来たゆーたは、注意事項を良く吸収して短い期間で急成長した
二人ともまたいつかクライミングを再開してくれることを願っているよ。

中学生になってもクライミングを続ける子が、このビックロックスクールからも出てくれると嬉しいのだが。


18:15~19:45 レベルアップレッスン  メンバー:ユイちゃん(中2)

ユイちゃんは昨日、pumpでの中級レッスンに申し込んでいたのだが、pumpが臨時休業したため今日に振り替えた。
ビックロックはユイちゃんのホームジムであるので、当初の考えでは2本セットで数をこなすトレーニング系の内容にしようかと思っていたのだが、実際彼女に聞いてみるとルートはあまり登っていないと言う。
何か気になっているルートがあるか聞くと、ルーフの11bが今までトップアウト出来ていないと言うので、この時間はそのルートのレッドポイントを目指すことにした。
pumpの一人利用テストにも合格しているユイちゃんなので、今日は私も彼女にビレイしてもらって、彼女のレスト中に登ることにした。一人レッスンだと、子供たちはついつい気がせいて、レストが不十分なまま次のトライを開始してしまいがち。
気分的にも一人だけだと「登らされている」感が出やすい懸念もあるので、ビレイテストが受かった生徒のマンツーマンのときは、状況が許せばなるべく一緒に登ってあげるようにしたい。
さて、気になる11b。1回目のトライでは上部の核心で1テン。でもすぐにムーブを作ってトップアウトすることが出来た
「終了点まで行けたの、初めてです」と満足げなユイちゃん。「もう1回やっておく?」と聞くと「もっと体力つけてからにします」と言う。だが、1回落ちた後にすぐにムーブも作れており実力的には十分レッドポイント出来そうなので、再トライするように促す。
レスティングのポイントを伝え、再トライ。素直な彼女は私の言うことを良く実行し、気持ちもうまく作れて見事レッドポイント 「やったー ちょー嬉しい
良かったね 強くなっているよ