FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-06-09 18:32:24 | クライミングレッスン報告
5月23日(水) メンバー:わたる(小5)、たけくん(小3)、しいちゃん(小6)、タクミ(中1)、りんちゃん(中3)、ユイト(中3)

夕方からの1時間半レッスン2コマ。
1コマ目はわたる、たけくん、しいちゃん、りんちゃんとユイトの5人。
レベルアップレッスンは定員が4人までなのだが、今日はお互いに組んでルートを登ることが出来る受験生の中3コンビが、忙しい合間を縫って申し込んできたので受けることにした

ウォーミングアップは二手に分ける。
ユイトとりんちゃんは基本事項が身についてきているので2人で先にルートでアップしていてもらい、基本練習が必要な3人はボルダーで基本練習をしてからルートへ

ルートエリアへ行くと、ユイトとりんちゃんの2人はそろそろアップが終わろうとしているところだった。

欲張りなユイト。受験も出来れば国立に行きたいしロボットの大会では世界大会に出場が決まっているし、クライミングでは国体の東京代表が決まっている。どれもこれも頑張りたい
やる気満々それはそれでとても素晴らしいことなのだけれど、体は一つ。。。なので、クライミングにも波がある
前回のレッスンではツナミの12c緑?のレッドポイントに向けてトライをしてもらったけれど、テンションの山を築いた揚句3便目はトップアウトも出来なくなっていた なので今日はツナミの12a~12cを1トライずつ登って調整してもらうことに。
ところがこれが良かったのか、12aの白□と緑/、12bのピンク?、そして前回ボロボロだった12c緑?までも、今日はテンションせずに全完登
この調子を常にキープ出来ると先に進めるんだけどな~

一方りんちゃんは波がない。近頃ジリジリとその実力を上げて来ている 加えて辛いトレーニングを課しても前向きに受け入れて実践するようになって来たので、まだまだ力を伸ばして行けるはずだ
やはりツナミの12cのレッドポイントを中心にしているが、今日は2テン。怖がりだからな~

ボルダーでアップをした3人のうち、たけくんとわたるは1コマ目だけなので、目標ルートのトライ

たけくんは100°壁のピンク、10b。多くの子どもたちを苦しめているこのルートは、リーチがないとゴール取りがかなり厳しい。
たけくんもゴール取りでフォール 驚いたビレイヤーのママが思わず反応して若干ロープを張ったら、その勢いで頭が下になってしまった ヘルメットをしていて良かったね。。。
下りてきて泣いたたけくん。怖かったのかと思いきや、悔しかった、とのこと。しばらくしてから、またリベンジだね

わたるはトップロープでとにかく登ることに慣れてもらう。
しいちゃんママがビレイヤーをかってでてくださったおかげで、ダイヤモンドの壁をたくさん登ることが出来た
今日は5.7も登れたね

2コマ続きのしいちゃんは5.7位から10cまでを1個ずつグレードを上げながら連続で登り、10cまで来たら今度は逆に1グレードずつ下げて始めのグレードまで戻るように登ってもらう。
被っている壁が苦手な彼女だが、近頃被っているところのルートも積極的にトライするようになってきた 今日はツナミの左側とダイヤモンドの間の壁を中心にトライしていたが、ボロボロだったようだね
 

2コマ目はりんちゃん、ユイト、しいちゃんに加えてタクミが参加。

タクミはコンペ慣れのために今週末の「加須カップ」にも参加する予定だ。
…が、先日「オール神奈川」の登りをビデオで見せてもらった時、タクミの登りはかなり気になった。
基本的なムーブの組み立てが全く無くなってしまっていたのだ。。。
大会と言う場の緊張がそれを促進させているのならば、もっとテクニックがタクミの身に定着するまで大会参加は控えたほうがよいのではないか?
そう思って本人に参加の意思を尋ねると、かなり積極的に取り組もうとしている様子。なので、しばらく様子を見てみよう

動きを止めないように常に先の動きを読みながらリズミカルに動くこと、呼吸が浅くならによう、深くすることを意識するように注意して、登れる範囲のグレードを多数登って調整してもらう。
…見違えるほど良くなったよ これなら大会に参加しても大丈夫かな