FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビックロックスクール

2012-06-27 15:32:38 | クライミングレッスン報告
6月6日(水) メンバー:リュウくん(小4)、たけくん(小3)、しいちゃん(小6)

1回目なので、ボルダー館でのボルダーレッスン。

レッスン前には必ず、子どもたちの「今日の目標」を聞いているが、今日はリュウくんが「100度右」と仲間内で呼んでいる壁を徹底的に登りたい、と言う。一番易しい課題(ここでは赤テープ)から始めて、どのグレードまで行けるかやってみたい、と言うのだ。
「どこまで登れるか選手権だね」と言うと、他の「今日の目標」を考えていたたけくんとしいちゃんも「えー、それいいな~、おもしろそう」と俄然乗り気になってきた

セッション方式のプチコンペのようになるので、集中力を発揮して課題と取り組む練習に良さそうだ。
なので、今日はコンパネ1枚分位の極小さい範囲限定のプチコンペとなった。


準備体操とそれに続く基本練習のあとセッション開始。

サッカーもやっているリュウくんが、この3人の中では一番登るチャンスが少ないが、頑張って長年続けているおかげで近頃は基本の動きがだいぶ身について来た
かつて、今は卒業して中学生になったセンパイ達から「筋肉太郎」と異名をつけられていたリュウくんは、筋力がとても強い。
小学校低学年なのにパワフルな動きにも耐えられて、足ブラになっても落ちないでいられる 
その代わりについつい力に頼ってしまうので、重心の位置などを感じながら登ることが苦手なためにムーブが実践で使えず、とにかく手を出して止まれば登れる「出たとこ勝負」登りだった。
が、近頃はムーブをきれいにつなげて登れるようになってきたので、力を活かせるようになりグレードもアップ 力があるので、デッドポイントのような大きな動きはなかなか良い

たけくんはなかなかの負けず嫌い。
今までボルダーセッションはあまり経験がなくひたすら自分の課題と向き合ってきたけれど、たまにはこういうセッション形式でボルダーをすると、ここぞと言う時に力を出す良い練習になるかもしれないね
今までのたけくんのクライミングとの向き合い方を考えるとちょっと意外だけれど、もしかしたらコンペに向いているかもしれないな~ とふと思った。

やはりマイペースで争いが嫌いに見えるしいちゃんも、たけくん同様意外な一面が見えた
しっかりと勝負を受けて立ち、今日は1課題差でしいちゃんがウイナーとなった

今日は図らずもこういう形式のレッスンとなったけれど、みんな集中して登って、なかなか良かった