FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@FREEDOM

2012-06-12 11:32:09 | クライミングレッスン報告
5月25日(金)  メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、ユイ(高1)

いつものレッスン場所であるpump2が翌日から開催のFive Ten Cup 準備のため閉鎖
FREEDOM さんにお願いして、レベルアップレッスンの場所をお借りすることにした

経験的に気づいていることに、子どもたちのレッスンは継続性が大事らしい、ということがある。
これは受講側もなるべく同じペースで継続するよう心がけて頂きたいと同時に、
開講側も継続したレッスン環境を整える義務がある、ということだ。


さて、会場がFREEDOMなので、今日はボルダリングのレッスンだ
なるべく生徒一人一人のムーブの弱点を修正・強化出来るように心がけたい。

ユイは神奈川の代表として国体の関東ブロック予選に出場が決まっている。
国体はルートとボルダーと両方やらなければならない。
加えて、昨今のルートコンペの傾向としてもボルダー力を試される課題が多く、今やボルダー力アップは必須事項である。

ユイは小さいころからルート好き。
これは子どもには珍しいことだったけれど、裏を返せばボルダー力が弱点であるとも言える。
さらに背の低い彼女にとっては、ボルダー力アップは何としても身につけなければならない
ウォーミングアップの後、ユイには一手のデッドポイントやランジの課題をいくつかやってもらう。
タイミングや筋出力の感触、飛び出しの姿勢や体の使い方を学んでもらうためだ。
本人も普段努力しているせいか、以前見た時よりもだいぶ力がついて来ていた
テープ課題は3級を中心にトライしてもらう
pump2ではボルダーが頭打ちの様子だったが、ここでは数本の3級が登れた
ここの3級はホールド間の距離がさほど遠くないことと壁の高さが割と低いため、思い切って動けたことが原因のようだ
そう考えると、ここは良い練習が出来ると思うよ。
一人でも来てトレーニングすると良いね、と言うと本人もそのつもりの様子。
FREEDOMスタッフの皆様、よろしくお願いいたします。


今日のユキちゃんは超ご機嫌
ユイに「ユキちゃん、今日はなんでそんなにハイテンションなの… そっか、今日はボルダーだけのレッスンだからだ」と突っ込まれていた。
ランジやデッドポイントの課題もたけくんと一緒にトライして楽しそう 良く登れていた
課題はルーフの重心移動が必要なものを中心に。
重心の位置を感じながら登ることが今の彼女の課題。
もう1つ、今の彼女に課していることはすぐに嫌になって投げ出さないこと。
彼女も最近それを意識するようになって来て、それが上達の手ごたえに上手くつながって来ているようだ。

今日も気移りするたびに「あっ あきらめちゃいけないんだった」と思い出し、しっかり練習する様子が見られた


ここが初めてのたけくん。
6級くらいの課題をたくさん登っていた
ユキちゃんがいつも練習しているランジの課題も一撃 やっぱり男の子だね