FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2012-06-14 10:54:06 | クライミングレッスン報告
5月29日(火) メンバー:ハヤト(小5)、コータ(小6)、かずくん(小3)、りょーた(小5)、ユーキ(小2)

なかなか本格的なクライマーが育たないDOM KIDS SCHOOL。
自主練習に来る子も少なく、たいていの子どもたちはスクールの間だけ「習い事」としてボルダリングを楽しむだけの活動となっている。
レッスンに来るとみんな楽しそうに参加しているのだが
それはそれで意味がある、とは思う。
将来的に「ボルダリング」をちょっとでもかじったことのある人がふえれば、このマイナースポーツの認知度は上がる
さらに自分で自由になるお金を稼げるようになったときに、このスポーツをもう一度楽しもうと思ってくれるかもしれない。
愛好者の獲得もこのスポーツの発展において重要だ


でも、もう少し「本格的にクライミングに取り組んでみたい」と思う子が出てもおかしくないのにな~、と不思議に思う。
他のどのジムでのレッスンでも、年に一人や二人は「ハマる」子が出るのだけれど。加えてここでのスクールは、いつも定員いっぱいだ。
そこで、前回「宿題」を出してみた。
登れなかった課題のうち目標課題を1つ決め、自主練習に来ること、というもの。
レッスンの始めに「宿題」のことを尋ねると、実行したのはりょーた一人だった

月2回のレッスンだけでは、上達したりそのスポーツに対する理解を深めたりすることは困難だ。
かと言って、現状はここでのスクールを毎週にすることは出来ない。すでに他のジムでのレッスンがあるからだ。
ルートと違ってボルダリングは一人でも練習が出来る。
しかもここFREEDOMはスタッフの面倒見がよく、スクール生ならば小学生の一人利用もOKなのだ
つまり、月2回しかないスクールは自主練習で練習量を補うことが前提となっているのだが。。。

さて、レッスンに入ると今日はみんな良く登った
いつもならすぐに気が散ってしまう子も、今日は最後まで自分の課題と格闘
コータは今日初めて6級が登れた
ちょっと前までは壁の中に張り付いていることすらとても大変だったかずくんも、今日はピンクテープをいくつも完登

こういうちょっとした自己肯定の経験が、「上達」への憧れを生み、さらに「努力」の重要性へと子どもたちの中で結び付いていってくれると嬉しいな~