寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

わが家の周囲の生き物(20140916)

2014年09月16日 23時58分44秒 | 日記・エッセイ・コラム

 わが家の周囲にはいろんな小動物がいる。中でもクモが沢山いる。多くは女郎クモである。最近観察して解ったことがある。大きな巣を張った大きな女郎クモの近くに小さな巣を張った小さな同種のクモがいるのを見つけた。若しかしたら大きい方は雌で小さいのは雄クモではないかと考えた。野生動物の多くはメスの方が大きいのが一般的であるという。

 しばらく見ていると小さいクモは大きいクモの近くへ行くが決して接触することがない。自分の小さい巣から離れない。そのうち自分の巣の中心で巣を揺する行動をしているが大きいクモはぴくりとも動かない。

 またしばらくすると、大きいクモの巣に近づき巣に足を掛ける。しかし大きな巣には移動しない。巣を揺するが大きいクモはまだ動かない。そのうち大きいクモは小さいクモに後ろを向ける。すると小さいクモは素早く移動して大きいクモに背中に飛び移った。大きいクモは少しの間静かにしていたがサッと動いて小さいクモを捕まえてしまった。その瞬間は早くて見えなかった。小さいクモは恐らく大きいクモに食われてしまうのだろう。時間が無く最後の場面を見ないでその場を離れた。自然界は厳しいものである。

 話は変わるが、我が家の窓付近には数匹のヤモリがいる。夜になると明かりの当たる窓の枠に取りついてジーッとしている。時々サッと動くことがある。その行動は恐らく虫を捕まえた瞬間だと思う。たまにケケケと鳴くことがある。家族はその鳴き声を気味悪いというが、私は父島の宿舎や与論島の民宿でしばしば聞いていたのでそれ程気味悪いとは思わない。ヤモリもまた我が家にとって害虫を捕ってくれる大切な生き物である。ヤモリを捕まえて色の濃いところに置くと灰白色の身体が濃い灰色に変わる。こんな変化を孫たちに見せたいと思うが機会が無い。